ども、反省を終えた岡田達也です。





幻の

『銀河旋律 2002 Bキャスト』。


観た。

いや、舞台ではなくテレビだから

“見た”が正しいか。


どんな展開だったか

どんな盛り上がりを見せたのか

一通り書こうかと思っていたんだけど

一緒に反省した畑中智行の日記に書かれているので

そちらを読まれたし。


畑中智行の『うなぎ日記』

http://blog.livedoor.jp/hatabonbon/


仕方がないので

僕はこのお芝居に関する思い出話をさせてもらう。


* * * * *


このお芝居をやることが決まったのは遅かった。

普通、公演というのはかなり早い段階で予定が決まるのだが

劇場の空き状況、劇団側(平たく言えば加藤社長)の思い付きなど

いろんな要素が重なって急遽やることになった公演だった。


しかも『CSC結成10周年記念イベント』と銘打ってのものだ。

もう何が何でもお祭りに仕立て上げなければならない。

空いている劇団員は総動員で駆り出された。


その頃僕は

加藤健一事務所に客演させてもらっており

『煙が目に染みる』という作品で全国を回っていた。


その日

僕は大阪の某有名なお好み焼き屋で共演者の方と食事をしていた。

父親役、岸野組の座長岸野さん

母親役、劇団昴の一柳みるさん

妹役、研究生だったはしもとなほこちゃん。

そして僕という家族のアンサンブルでの食事会。

とても楽しい時間が流れていた。


食事も中盤に差し掛かったところ

僕の右ポケットにしまってある携帯電話がなった。


いつもの自分なら

きっちりと表示される着信番号を確かめてから電話に出る。


ところがその日は浮かれていた。

美味しいお好み焼きと

楽しい会話と

もうすぐ公演が終わるという気持ちで

浮かれきっていた。


何も考えず

何の躊躇もなく

僕は周りの3人に「ちょっとスミマセン」と笑顔で声を掛け

電話に出た。


「成井です」


次の瞬間

僕はその場に立ち上がり直立不動の姿勢になった。





つづく





追伸


遅れてやってきた今井義博くん(キャラメルボックスOB)。

今は物書きの仕事をしてるのだけど

昨日はよほど焦っていたんだろう。

ウチに来る直前に送られてきたメールは以下のもの。


「もろもろ脱肛したので、今から電車に乗ります。あと40分ぐらいで到着予定です。」


そいつは大変だったね。