ども、珍しく食欲減退の岡田達也です。





この大食漢の自分が……。

筒井俊作に負けず恋でもしているのだろうか?

いやいや

きっと先日食べた焼き肉が消化できていないだけだろう。

「いい加減、食べ放題・飲み放題で活躍するのはやめなさい」

と後輩にも釘を刺された。

肝に銘じておこう。


* * * * *


いつからか

岡田さつき(以下・ももこちゃん)とコンビを組んで芝居をすると

「W岡田」

と呼ばれるようになった。


岡田さつきと岡田達也でW岡田。


まあ、そのまんまのネーミングだが

そんなコンビ名が浸透するというのも悪くはない。

だってそれは

長い年月を経て積み重ねたステージ数に裏打ちされた呼称

だとも言えるから。


と言いながらも

いつから「W岡田」と呼ばれているのか?

と問われると答えに窮する。


『水平線の歩き方』

は間違いなくそう呼ばれていた。

でも

『ブラッグ・フラッグ・ブルーズ』

はどうだろう?

コンビとも言えなくはないが

二人のシーンというのは少なめだった気がする。

『キャンドルは燃えているか』

は如何なものか?

確かに

最終的には“二人はできていた”という関係だけど

「W岡田」と呼ばれていた記憶はほとんど無い。


って考えると

やはり初演の『ミス・ダンデライオン』のときに確立した名のような気がする。



以前

関西に住む女子高生から手紙をもらった。

もう時効だと思って抜粋させてもらう。


「いつも応援しています。

(中略)

ところで……。

私はとある筋の情報で知ってしまったんですけど

岡田達也さんと岡田さつきさんは

本当は夫婦なんですってね。

夫婦で舞台に立つなんて羨ましい限りです。

あ、でも心配しないでください。

私はこれでも口が固いんで

誰にも言いませんから。

これからも頑張ってください!」


「とある筋」がどこなのか?

「本当は夫婦」ならば、何故、姓が同じまま俳優をやっているのか?

「私はこれでも」がどれほどのものなのか?

いろいろ確認したいことが多いが

まあそれは置いといて。


残念ながら僕とももこちゃんは夫婦ではない。

家系図を辿っていっても

おそらく繋がることは無いだろう。



年齢は僕の方が上で

劇団に入ったのは彼女の方が先で

その後は一緒に芝居を創ってきた。

それだけの関係である。


それだけではあるけれど。


何も無いところから

「W岡田」と呼ばれるような何かが生まれるところまで

一緒に戦ってこられたんだとしたら

それはそれはコンビネーション・プレイの積み重ねと言って良いだろう。


一人芝居に興味のない僕は

「コンビネーション」

「トライアングル」

「アンサンブル」

「チームプレイ」

に果てしなく魅力を感じる。


関係性というのは無限の力を秘めている

と思うからだ。



あと5ステージだけど。

まだいける。

いけそうな気がする。


次の「W岡田」がいつになるか分からないけど

そんなコンビを観てやろうと思われる方は

是非、劇場へ。


お待ちしています。





では、また。