ども、眠り倒している岡田達也です。






珍しい。

自分で言うのも何だが

こんなに眠るとは。

知らず知らずに疲れが溜まっていたのか?

9時間とか眠ると身体が溶けそうになる。

明日辺り消えて無くなっていたらどうしよう……。



* * * * *



内藤vs亀田

見逃してしまった。


その日は『死神の精度』の千秋楽で

中継時間が打ち上げの真っ最中であったため

気になりながらも速報で結果を知るのみだった。

テレビの予約も忘れており

映像には未だ触れることができないでいる。


歯痒い。

ボクシング中継は大好きなのに。




子供の頃。


親父がボクシング好きだった。

というよりは格闘技好きだったのかもしれないが

ボクシングの中継と

キックボクシングの中継と

プロレスの中継は

必ずテレビにかぶりついて観ていた。


かぶりつき。


これが一人でかぶりついてくれれば良いのだが

どういう訳か

格闘技の中継の時だけは

アグラをかき

その上に幼少の僕を乗せてテレビを観る

というのが親父のスタイルだった。


で。

ジッとして観ていてくれれば何も問題はない。

だけど、人間である。

感情が動く生き物である。

防衛本能が働く生き物である。


動くのだ。


相手のパンチが飛んでくると

左右にスゥエー(身体を振ること)したり

上半身をダッキング(しゃがむこと)したりしやがる。


本人は良いさ。

咄嗟にやっていることだから。

ところが

膝の上に載せられているこちらはたまったものじゃない。

左右に意味もなく揺れる。

頭の上から親父のアゴが落ちてくる。

命懸けである。


で、たまにだけど

悪いタイミングで

晩ご飯の真っ最中だったりしたこともある。

行儀の悪い話だが

こうなるとテレビを観ながらの晩ご飯になった。

茶碗を持って左右に揺られる子供を想像して欲しい。

不憫である。

あまりにも不憫である。

取りたいハンバーグに箸を伸ばすのも一苦労である。



おかげで僕は小学生時分から

ジャンボ鶴田信者になり

富山勝治の『真空跳び膝蹴り』をマスターして

「ちょっちゅねー」と具志堅用高の物真似をしていた。



ああ。

なんという幼少時の体験談。


書いてても涙が出てくる。






では、また。