ども、今年最後のお芝居が始まる岡田達也です。






『しし座流星群』が流れたそうだ。


流れ星が嫌いなわけではない。

観られるものなら観てみたい。

とは思う。


だけど。

あまりにも早朝だったので気持ち良く断念。

そこまでの努力を払うほど流れ星フリークでもない。


ただし。

「もしも宝くじが当たったら」

的な発想ではあるけど

「もしも流れ星を観たら」

という前提で考え込んでしまったのは本当のこと。


「流れ星に願いを掛ける」

なんてのは子供でも知っている古典的な神話。

ではあるけれど

こいつはとても素敵な呪(まじな)いだと思う。


もしも観ていたら何を願っただろう……。


やっぱり

「健康でありますように」

が一番最初かな?

ああ、それならば

「家族も健康でありますように」

も忘れちゃダメか。

お次はやっぱり仕事のことかな。

「面白いお芝居が作れますように」

おっと、それを言うなら

「劇団が上手く回りますように」

としておかないとな。

それに続いて

「たくさん仕事が来ますように」

も大事なことだな。

あ、ならば無理を承知で

「お金持ちになりますように」

って言っても罰は当たらないか。

いや、やっぱりお金なんかでは解決できない

「癖毛を直してください」

って方が願掛けっぽいかな。

身体のことを言うなら

「ハゲませんように」

ってことの方が先か。


あれ?

この時点でなんか話が逸れてるような気がする……。


そもそも「願い事」ってどの辺の範疇までは可なのだ?

「健康」は良さそうだけど

「お金持ち」は欲深すぎてアウトな感じがするな。


うーん、もう少し絞って考えてみるか……。


イヤ、待て待て。


今、願を掛けるなら

「『死神の精度』が無事に初日を迎えられますように」

という方が優先じゃないのか?

それも大事だけど

「お客さんでイッパイになりますように」

っていうのが欠かせないだろう。

おお、これは真っ当な気がするぞ。


……。

……。


あのー……。

観た方にお尋ねしたいのですが……。


そんなにたくさん流れました?




何一つお願い事はしていないけど。

とにかく行って参ります。


劇場でお会いしましょう。






では、また。