ども、初日の幕が開いた岡田達也です。






何故だろう?

何故だろう?


ハーフタイムシアターより

『容疑者Xの献身』より

はるかに緊張した。

してしまった。


何でだろう?

んー、わからん。


ま、それが現実なので

受け入れるしかないのだけど。



この先

多少のネタバレになるのでイヤな方は引き返してくださいな。




オープニングにダンスシーンがある。

このダンスシーンは3部構成になっており

最初は男性メインのパート

次に女性メインのパート

そして最後は混成で踊る

という具合に作られている。


つまり男どもは最初に踊った後

一度舞台から捌ける。


昨日

袖に捌けた瞬間

握り拳を作って

「あーっ!!!!」

と叫んでしまった。



投擲(とうてき)種目の選手が

砲丸だったり槍だったりを投げた瞬間

「うおぉー!!!!」

と吠えるのはみなさんもご存じだろう。


あれは

内的に高めたテンションを解放するときに

自然に出てくる叫び声らしい。

逆にああしないと投げられないんだそうだ。


別に

昨日の僕が

袖に捌けた瞬間に何かを投げつけた訳ではない。

ましてや気が狂ったわけでもない。


内的に高まってしまった緊張がほどけたとき

思わず口をついて出てしまったのだ。


そして

叫んだ次の瞬間

11年前のことがフラッシュバックして蘇ってきた。



初演の初日は新神戸オリエンタル劇場で迎えた。


今回よりも30秒も長いダンスシーン

初日直前の振り付けの変更

一度は演目変更になった新作の初日。

何もかもがプレッシャーとなって

ガチガチの男どもがいた。


ダンスの構成は今回と同じだった。


男が踊って一度捌けてきた後

再びの登場はセンター奥からだった。


舞台上では女性陣が懸命に踊っている。


あろうことか

近江谷さん(OB)と僕は

捌けてきてからセンター奥にスタンバイするまで

「うおぉ-!」

だの

「よっしゃー!」

だの

「とりゃー!」

だの

意味不明の叫び声を上げ続けていたのだ。


しかも全力で。


いくら大音量で音楽が流れているとはいえ

ひょっとすると最前列のお客さんくらいには聞こえてしまっているかもしれないし

何より舞台上の女優陣が驚いてしまうかもしれない。

静かにせい!ちゅう話である。



今回の男優陣で

11年前にあそこにいたのは自分一人なんだ。


そしてその自分は11年前と同じように叫んでいる。


何もかもが変わっているのに

何も変わっていない自分。


なんだかそれが可笑しくて笑えてきた。

本番中に、である。


不謹慎だが

テンションが上がりすぎるとそんなこともある。


だけど

おかげで楽になったのも本当のことだ。



* * * * *

 


細かなミスがあったので完璧な初日とは言えない。

けれど素敵な芝居の幕が開いたように思う。

それは偏に

昨日の初日に駆けつけてくださり

前のめりで応援してくださったみなさんのおかげだ。

本当にありがとうございました。



* * * * *



サザンシアターは

補助席、お立ち見などがご用意できません。


昨日もあまりの当日券のお客様の多さに

10数名の方にお帰り頂くことになってしまいました。

もしも、もしも、予定がわかるならお早めのご予約をお願いします。

心配ならばキャラメルボックスの事務所まで一本お電話ください。

最新の

んでもって一番効率の良い

ときには裏技もありで(それはないか)

チケットのご用意をさせていただきます。






では、また。






『さよならノーチラス号』 音声ブログ

http://www.voiceblog.jp/caramel-voice/


昨日は僕の当番。

実は26日の夕方に録音したものを一度アップしたんだけど

昨日(27日)の朝、撮り直したのですよ。

午後2時くらいまでとそれ以降では内容が全く違います。

もしも、朝聞いた、という方はもう一度聞いてみてください。