ども、初日を迎える岡田達也です。






少年時代。


誰しもが

いろんな想いが詰まっているであろうその時間。


僕のような

腹黒さと

狡さと

要らぬ贅肉を

たっぷりと身に纏ってしまった人間にも

そんな時代があった。


今の僕は

プライベートで涙を流すことがほとんど無い。

皆無だ。

映画を見ても

ドラマを見ても

本を読んでも

自分でも心配になるぐらい

涙が流れてこない。

唯一、芝居の脚本で

「泣く」

と表記されていれば泣く。


そんな

涙が枯渇してしまったのではないか?

という僕でも

少年時代は

何事かを我慢し

何かに耐えて

見えない何かに潰されそうになりながら

歯を食いしばって立っており

その度に涙が流れた。


「泣くな、男だろう!」

というのは真理かもしれない。


けれど

少年たちは

決して泣きたくて泣いてるのではない。

堪えて堪えて

それでも

溢れる何かを押さえきれないだけのこと。



今日の日記を読んでくれている男性の方は

きっとこの気持ちを理解してくれるはず。



『銀河鉄道999』の鉄郎に負けないくらい

『さよならノーチラス号』のタケシも

少年から大人に成長していく。

はずだ。

きっと。

(ん?比較対象がおかしいって?

いいの、いいの、大好きなの、アレ)


結果、一人で上らなければならないその階段だけど

せめて周りで見届けることぐらいはできるはず。




男の子よ

(俺はもう中年だって?

いいんだよ、この表記で!

誰だって男の子だったんだから)

一緒にノーチラス号に乗ろうぜ!


女の子よ

(私は子持ちだって?

いいんだって、この表記で!

みんなみんな女の子だったんだから)

見守ってやってくれ!




会わなければ傷つくこともないだろうけど

会わなければ何も始まらないのだ。


そして

僕たちは

会ってもらえなければ

何処にも存在する理由が無くなってしまうのだ。


緊張するくせに。

吐きそうになるくせに。

手足が震えるくせに。



劇場でお待ちしています。






では、また。