ども、記憶が薄れている岡田達也です。






初めて自分でレコードを買ったのは

確か小学校4年生だったと記憶している。


多分、そうだったと思う。


いや。

ずーっとそう思い続けてきた。


けど。

だんだん自信が無くなってきた。


違ったかな?

3年生のときだっけ?

それとも5年生のとき?


どうでも良いことのようだが

そんな記憶ですら曖昧になっている自分に驚く。

そのうち子供の頃の記憶って

何もかもがこぼれ落ちてしまうのだろうか?


まあいい。


時期はともかく。

お小遣いを貯めて買った初めてのシングルレコードは

太田裕美の『赤いハイヒール』だった。


大好きだったのだ。



と、ここまで書いてフト思った。


大好きだった。


何が?


太田裕美が?

彼女の舌足らずな歌い方が?

松本隆&筒美京平のゴールデンコンビが造った歌が?


ああ。

思い出せない。

8歳の僕は何に夢中になっていたんだろう?


でも、大好きだったのだ。

それは本当だ。


子供の頃の記憶を蘇らせるべくYouTubeで探してみたらすぐに出てきた。




ねえ ともだちなら 聞いてくださる?

ねえ ともだちなら 聞いてくださる?

寂しがり屋の打ち明け話



くーっ!泣ける。

涙がちょちょぎれる。

なんなんだ、この歌い出し?

暗すぎる。

でも、8歳だった僕の何かを鷲掴みにして離さない。

その記憶が蘇る。


歌詞を全部載っけたいけど面倒なので書かないが

この先の展開もスゴイ。


田舎から出てきた女の子が東京という街に呑み込まれて夢破れる

という内容がマイナーなメロディに乗って歌われる。

ところが。

サビの部分になると

突然メジャーコードに転調され

しかも

「そばかすお嬢さん 僕と帰ろう」

と一人称がすり変わっている。

あれ?女の子の主観で歌われていたんじゃないの?

いつの間にそれを見届けている彼の話になったの?

という実に不思議な展開がなされるのだが

これがまた良い。


訳も分からず良い。


そうだ!

訳も分からずだったのだ!


それで良いじゃないか。

音楽なんて頭で考えるものじゃ無いんだから。


ああ。

ちょっと落ち着いた。



にしても。

8歳のガキがあの歌を口ずさんでいたかと思うと笑える。




みなさんは初めて買ったレコードを覚えているだろうか?






では、また。






追伸


ハイボールの話を書いたら無性に飲みたくなって

僕と同じくアル中の鍛治本大樹と飲みに行った。



達也汁  ~たつやぢる~


飲みも飲んだりハイボール8杯!

その他にもビールはジョッキで5杯ほど。

チューハイも3杯。


ちぎれそうだぜぃ。


にしても、あいつは強い。