ども、最終コーナーを回った岡田達也です。






あと1週間。

まだご覧になっていない方、お早めに。





隆夫さん。


僕の父親である。

血液型はAB型。

そして僕もAB型。

つまりは、僕は父親の血を色濃く受け継いでいるのかもしれない。



父親を形成する三大要素は

厳格

威厳

甲斐性

と言われている(本当か?)。


だが、隆夫さんには何一つ無い。

どう探してみても見当たらない。

そんなものとは無縁の人生を送られている。


6人兄姉の上から2番目。

で、男は1人だけ。

そんな家族構成だったこと

早くして父親を亡くしたこと

そんな家庭環境だったがために

子供の頃から大層な期待を込められて育てられたらしい。



まあ人生にはいろんなことが起こる。



隆夫さんも順風満帆というわけにはいかなかったようだ。



「父親の背中を見て育つ」

という言葉があるが

僕がそれを実践したら大変な人生を送らなければならなくなる。

今でさえ突飛な人生である。

これ以上は望んでいない。

踏ん張って反面教師にしなければ。


あ、いや、話が逸れた。


つまり隆夫さんが歩んできた人生は

ここで書くには面白すぎて

つまりは刺激が強すぎるかと思うので遠慮しておく。


不思議な人なのだ。

とっくに見放されていてもいいような人だと思う。

だが、母親も僕もそうは出来ずに今に至る。


「お父さんはしょうがない人だね」

という合い言葉を二人で使い続けて生きてきた。


そして今はその言葉を笑いながら言えるようになった。



もう70歳も越えているのだから

今から波乱が起こることはないと思うけど

どうかこのまま笑って過ごせる時間を過ごしてくださいな。





お父さん、誕生日おめでとう。






では、また。