ども、昨日の夜の寒さに出先で耐えられず上っ張りを購入してしまった岡田達也です。





物語の内容には一切ふれないけど

小道具についてネタバレになるのでイヤなお方はお休みくださいな。



今回の芝居、物理学者の役を演じている。


あくまでも個人的なイメージだけど

物理学者の必需品と言えば

「フラスコ」と「メガネ」と「白衣」である。

この三大要素を取り入れると物理学者が出来上がりそうな気がしている。

(にしても、この発想が岡田達也の頭の悪さを良く表しているなー)


当然、僕も舞台上でメガネをかけている。


いや、そんな解釈が無くても

原作で湯川教授はメガネをかけているのだ。

なのでかけなければならない。


ガリレオシリーズを読んでいると

彼がいろんなメガネを持っていることが分かる。

メタルフレーム、金縁、サングラスタイプ……。


初日の数日前

ヨン様がニッコリと微笑んでいる看板が掲げてあるお店にメガネを買いに行った。


メガネなんぞチャッチャと決められるだろうと思っていた。

たかがメガネである。

気に入ったデザインを探し出し

自分の顔にあったものを選べば良いだけなのだ。


と、普段はメガネをかけない僕はそんな風に思っていた。


ところが……。


いつまで経っても決まらない!

何本かけても

いくら鏡の中の自分を眺めてみても

これだ!というモノがない。


理由は単純である。


似合わないのだ!


それは自分がかけ慣れていない(イコール見慣れていない)

だけなのかもしれないけど

どれもこれもしっくりこない。


ちょっと変わったデザインなんかだとギリギリOKみたいなものもあったのだが

できるだけ原作に忠実なメガネを選ぼうとしているのだからそういうものはNGなのだ。


たくさんのメガネをかけ

鏡を覗き込む度に

福山雅治くんがいかに格好良いかを思い知らされる結果となった。


結局1時間ほどウロウロしてなんとか自分の気持ちとの折り合いがついた商品を購入した。


そんなこんなで本番を迎えたのだが……。


手前味噌な話で申し訳ないが

お客さんの反応がウッフンなことになっているのだ。


つまり

「メガネ男子に萌えーっ!」

になっている方が多いらしい。

(僕は未だに「萌え」の使い方というか意味が理解できていないので

自分の認識が不完全ではあるのだが……。

ついでに言うなら「メガネ男子」なんて言葉いつできたんだ?

もっと言うなら何故発音が「めがねだんすぅいー」なんだ?)


どうやら世の女性の多くは

男性のメガネ姿に何かを感じ取るらしいのだ。

それが何なのか具体的なところまで掴めていないのが非常に残念だが

決して悪い意味に針が振れているわけではないようだ。


両目の視力が2,0(もちろん裸眼で)の僕には不要以外の何物でもないメガネ。

一切の勉強をせず

中国山脈と日本海の絶景を見て育った田舎者は

視力の低下とは無縁だったのだ。


だから、今、慣れない。


目の前に異物があることに慣れない。

メガネの取り扱いに悪戦苦闘する毎日である。


だが、それでも、原作に登場する

湯川教授のメガネに関する仕草はコピーしているつもりだ。

なんとか慣れようと開演時間の随分前からかけたりしている。


にしても、わからん。

女性は男性のメガネ姿を見て一体何を思うのだろう?


こうなったら『容疑者Xの献身』が終わった後もメガネをかけて過ごそうかしらん。



というわけでメガネ男子が好きなあなたは是非劇場へ。






では、また。






追伸


キャラメルボックスのメガネ男子といえばこの人。



達也汁  ~たつやぢる~

釧路が生んだ次代のスター、多田直人。


その彼が出演しているレモンライブを観てきた。

下北沢で2会場同時進行という離れ業をやっている。

スゴイ!

多田直人もとても素敵だった(僕が観たのはOFFOFFシアターの方だったけど)。

キャラメルボックスに何度も出演していただいてる山田さんも出ているし。


興味のある方は是非!

詳しくはこちらから。


http://www.lemonlive.net/


写真は岡内美喜子嬢のものをお借りしてしまった。

彼女は両方観たそうな。

間違いなくそんな気持ちにさせられる。