ども、本格的に体がバキバキになった岡田達也です。






ダンスの振付が終わった。

まだカッチョ良くも何ともないけど

いや、逆にガタガタしながら踊っているけど

一応、一通りは付いた。


我々はダンサーではない。

だから振付にも時間がかかる。

オマケに要領も悪い。

先生の振付を力任せに再現しようとするもんだから

やたらと筋力が必要になる。

すると筋肉痛がやってくる。

痛い。

今、とても痛い。

今回は、首、肩胛骨周り、脇腹、腰、腿の裏、などがイタタポイントだ。

とにかく早く馴れるとしよう。




気温の所為か、降り続ける小雨の所為か

夕食時に温かいものが食べたくなった。

帰り道豆腐とネギを買った。


湯豆腐だ。


コイツは良い。

昆布一枚を敷いた鍋に豆腐とネギを入れておくだけ。

あとは温まるのを待てば良い。

ちょっとのポン酢とたっぷりの薬味で食べれば

この上ないご馳走になる。


出来上がりを想像し、ホッコリした気分で台所に立つ。

豆腐の蓋(でいいのかな?)をピャーっと開ける。

左手に一丁の豆腐を載せる。

右手に包丁を持って好みの大きさに切る。


フト思う。


この作業、いつから自分でできるようになったんだろう?

子供の頃、母親がそうやって豆腐を切るのを見て

「あっぶねー!それじゃ左手がまな板だよ!切れちゃうよ!」

と思い、何故そんな危険な切り方をするのか訊ねたことがある。

母親は実にシンプルに答えた。

「豆腐はこうやって切るものよ。形を崩さないためにね」

子供心にホーって思った。


今じゃすっかり自分も同じ作業をしている。

不思議だなー、なんて思ったところで……。


あ!

そういえば母親の誕生日、20日だった!


と思い出した。

慌てて湯豆腐が温まるまでの間に電話をかけた。


「もう嬉しい歳でもない」

と言われたが、相変わらず健康そうな声をしていたので何よりだった。

電話を終えて食べた湯豆腐はとても美味しかった。






では、また。