ども、京王百貨店の駅弁大会が終わってしまうことに一抹の淋しさを感じている岡田達也です。






でも、今日は稽古があるから行けないのね。





ニューイヤーパーティーの楽屋にて。


リーチくん(鈴木理一郎)と話しているところにバックのメンバーの方が現れた。

気を利かしたリーチくんが紹介してくれた。

「こちらキャラメルボックスの岡田さん」


僕は立ち上がって名乗った。

「初めまして。キャラメルボックスの岡田です。今日はよろしくお願いします」


相手はリーチくんの紹介を待たずニッコリと笑みを浮かべて自分で名乗った。

「あ、どうも。ドラムをやってます、お○○○○す」


え?

何さん?

初めの一文字は「お」だったような気がするけど……。

最後は「です」って言ったのかな?

多分そうだよな……。


うわ!

どうしよう!

名前が分からん!

と、頭の中はパニック状態だ。


僕の場合、このようなことが日常で多々起こる。


自分の言葉とバッティングしてしまって聞こえなかったとか

声のボリュームが小さかったので聞き取りづらかったとか

原因はいろいろあるけど、そんなの大した問題ではない。


要はその後に

「すみません、もう一度お願いします」

と言えば良いだけなのだ。


この、この、この一言が言えない!

どうしても言い出せない!


会話を続けながら

「うわー、わからんわからんわからん。

どうしよどうしよどうしよ。

ひょえー!

相手は「岡田さん」って言ってきたよ、認識してるよ」

という状態のまま突っ走ってしまう。


で、その後、周囲にいる誰かを捕まえて

「あの方、お名前なんだっけ?」

と再調査を始める。


なんて遠回しなことをしているんだ、自分!



大久保さん、ちゃんとお名前はわかりました。

その節は大変失礼いたしました。

また素敵なドラムを聴かせてください。



にしても。

なんで聞き返せないんだろう?

勇気がないのか?

面倒臭いのか?


あー、小さすぎるぞ自分。






では、また。