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ゼミ旅行2009 4日目

岡田研究室ブログ-スペイン坂
                         スペイン坂
岡田研究室ブログ-ベランダコロニアルスタイル
                         ベランダコロニアルスタイル
岡田研究室ブログ-小浜町
                         小浜町
岡田研究室ブログ-海と馬場くん
                          海と馬場くん
岡田研究室ブログ-雲仙地獄
                          雲仙地獄
岡田研究室ブログ-島原の商店街
                          島原の商店街
岡田研究室ブログ-具雑煮
                         具雑煮

続きましてゼミ旅行4日目行きます!!

朝は長崎の古い建物が残る東山手地区を探索。オランダ坂という煉瓦が美しい路を歩いた。日本の空気と外国からの文化の香りが交り合った豊かなところだ。
あちこちに残る18世紀半ばの建物は歴史を経て美しく力強い。
「ベランダコロニアルスタイル」は実物を初めて見たが、ヨーロッパからの移住者がアジア独特の湿気に対して生みだした西洋建築。その空気は湿気をうまく処理し涼やかな風を生みだしていた。
こういうところに来ると思うのが街区の考え方、創り方の違いだ。日本の住宅地にはない庭を生かすための計画が感じられる。

長崎から車を走らせ、島原半島の方へ、目指すは手つかずの漁村へ。
小浜町
目の前に海を背後に山を抱えたこの街は観光地化されていな小さな村だった。
海から曲がりくねった坂路をのぼっていくと角を曲がるたびに現れる懐かしくのどかな風景が表れる。
斜面にへばりつくように立つ家々はどれも個性的なアプローチを持っている。

海はきれいでみんな大はしゃぎだった。パンツで泳いだ阿呆もいた!
こんなにきれいな海が目の前にあるからこそ資本主義の波に抵抗?できたんじゃないかとも思うほどだった。ここに居た子供たちの目は何ともきれいでなんとも。。

次は山を登り雲仙普賢岳の近くへ。
雲仙に到着して、昼ごはん。皿うどん!!

雲仙地獄はいたるところから高温の温泉と蒸気が溢れている。
地獄とはこんな所か、、昔、森を歩いていてこんな所を見つけてしまったら!
地獄というしかあるまいね。

ここから麓の島原市まで下る。島原と言えば島原天草一揆!歴史の深い街だ。
島原に着いて旅館にチェックイン!
なんと男9人一つの部屋!!むさくるしくごろごろしている阿呆ども!!ここも地獄か!!

気を取り直して夕ご飯までの間有意義に時間を使うために二手に分かれることに!
コインランドリーに行く班。ぶらぶら街歩き班。
島原の街は水が豊で街の至る所に水路がある。きれいな水にはきれいな鯉が泳いでいた。
写真は「ぶらぶら班」の見つけた商店街。
話によると、商店街にも親水空間があったそうで。
商店街を全てお店で埋めることは難しくなってくる時代に使えるアイデアかもしれませんね!
夕ごはんは島原のソウルフードの具雑煮を食べることに!旨かった!!
九州の飯は全部うまい!!!

旅館に帰って今夜はみんなで大宴会!!!
朝まで飲み明かしました。。。


M1 寺田

ゼミ旅行2009 3日目

岡田研究室ブログ-長崎県美術館
                        長崎県美術館
岡田研究室ブログ-トルコ
                        トルコライス
岡田研究室ブログ-兵どもが夢の痕
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岡田研究室ブログ-56聖人
                        26聖人殉教記念館
岡田研究室ブログ-原爆祈念館
                        原爆死没者追悼平和祈念館
岡田研究室ブログ-原爆祈念館内部
                        原爆死没者追悼平和祈念館追悼空間
岡田研究室ブログ-ちゃんぽん
                        長崎ちゃんぽん


M2のかどたです!お待たせしました!ゼミ旅行3日目の日記を書きます!
ゼミ旅行は5月27日~6月1日だったのでもう1ヵ月も経ってしまいましたね。

長崎の朝は波乱の幕開けでした。
風が強く船が出ないため、予定していた軍艦島行きがキャンセルに。

というわけでプラン変更!
水辺の森公園でゆっくりと朝食を取り、隈研吾設計の長崎県美術館へ。
得意のルーバーがふんだんに使われています。
ただしルーバーの石張りの裏には支えている鋼材が丸見えです。
また川をまたぐ橋状の部分では吊り構造の大きなトラスが丸見え。
これまでの公共建築では隠すような部分を惜しげもなく見せる在り方に
「公共建築はこれでいいんだ」というメッセージが伝わってきました。
これまでの公共建築より少し前進しているのではないでしょうか。
また水辺の森公園を含むランドスケープや水辺空間が随所に作られている点も良い部分です。

長崎県美術館を後にし、「ツル茶ん」という喫茶店へ。
なんと1925年に九州で最初の喫茶店として始まったという老舗です。
長崎名物トルコライスを食べました。

その後はカロリーを消費するため坂上りの訓練です!
長崎港を見下ろす風頭公園を目指し、ヘイフリ坂をひたすら上ります。
坂の途中には沢山のお墓がありました。
樹木と絡みあい、面白い風景ができていました。
坂本竜馬ゆかりの場所でもあり、みんないろいろ面白い写真を撮ってましたね、フフフ。

その後今井兼次設計の26聖人殉教記念館へ。
陶器を貼り付けた2つの塔や階段の意匠など興味深いものが多かったと思います。はい次!

今日のトリは原爆死没者追悼平和祈念館です。
閉館ギリギリまで空間を堪能しました。
初日に風の丘葬祭場を見たこともあり、追悼空間のあり方が議論されました。
また建物の使われ方に疑問もあったり、いろいろありました。
そう…ほんとに……いろいろあったんです。。。

夕飯は中華街で長崎ちゃんぽん。
クリーミーで美味でした!
お宿は長崎の夜景を見下ろす稲佐山のホテルです。
沢山歩いた1日でした。みんな疲れもたまり、今日は大して飲まずに就寝。
4日目は長崎市を出てよりディープな長崎を探しに行きまーす。

オープンハウス

岡田研究室ブログ-[外観]
                                              [外観]
岡田研究室ブログ-[見下ろし風景]
                                            [見下ろし]
岡田研究室ブログ-[通路]
                                        [個室へ続く廊下]

岡田研究室ブログ-[個室前]
                                             [個室前]


五十嵐淳さんの最新作を見学してきました。
湘南と呼ばれる地域にある住宅です。
海からは離れていますが、何となく海を予感させる風が吹いています。

内部は筋交いと柱が巡らされた空間に窓が必要に応じて空けられています。
寺や教会の美しい小屋組のような空間に住むイメージだそうです。

断熱性能は北海道レベルだそうです。
夏でもクーラーを使わずに済むよう、上部に貯まる熱気を抜くように窓がついています。
また北側には低い位置に窓が配置され、涼しい北側から上部へと風が生まれる温度差換気が意図されています。

近作は住宅ながら天井高が高い作品が多いです。今回も出来るだけ高くしたかった、とのことです。
それにより、風の流れを発生させつつ森に落ちるような光を獲得しています。
洞窟っぽいとでもいいましょうか。
人の背の高さから切り離された窓は、外の風景を写す役割を自然に失い、ただただ光と風を届けます。

壁はほぼ全体がクロス貼りで安価なものを使っています。
五十嵐さんは既製品を自分のイメージに合うよう使うのが上手いといつも思います。
大きなサンプルを取り寄せて光の移り変わりを見て気に入ったものを選ぶと雑誌で書いていたのを読んだことがあります。

また途中で長谷川豪さんが見学に現れ、びっくり。
二人のお話をこっそり聞かせてもらいました。

M2 門田岳人