明治から昭和にかけて改名は結構簡単に
改名していました。
何か災難に合ったり良くない事が起こると
直ぐに改名していたのです。
例えば、昔のトイレは危険で命を奪うことが
多かったので、トイレで落ちると改名したと
言われています
また、溺れたり兄弟に早く亡くなったりした場合
周りから名前が悪いから変えた方が良いと云われとか
非常に多かった、
周りの人、世間の人を納得させる為に
これ以上ご迷惑を掛けませんと云う
態度を示す為に改名が必要だったのです。
わたしの叔母ですが葬儀に行って名前が違う
ので字が間違っていますよと言ったら
「戸籍はこの名前だったんだよ」
と云われて初めて気が付いたということが有りました。
叔母の兄弟から改名の理由をきいて二度びっくり
「字がやぼったいし田舎くさいから」
こんな安易な理由で変えるもんなんだと
つまり、改名とは、勝手に名乗ること。
むかしは戸籍は変えられないのでそんなことなんだと
改めておもいなおしたものです。
大昔から侍など、元服には必ず改名したし
何かあると、改名したものです。
例えば日吉丸と言われているが分かっていない→木下籐吉郎
→秀吉→羽柴秀吉→藤原秀吉→豊臣秀吉→豊国大明神
と改名しています。
つまり叔母は、神代の昔からの名残りなんですね。
むかしからの伝統有るものは今でも有ります、
歌舞伎、相撲、お茶、書道、寄席、など
沢山あります。
出世魚などもありますね。
名前は親から頂いた大切なもの
と云う、観念は昔の人の方が重く感じていたと
思いますが、、、、、、
一旦事が起こると、改名で流れや運を変える
と思っていたのは、云うまでもないですが、
名は体をあらわすと昔から云われいます
意味は、「物や人の名前は、その中身や性質を的確に表すことが多いということ。
「体」とは、本質、実体の意味ですが 」
昔の人は名前を大切にしていたんだと
改めて思い直しますね。