真夏の浴衣茶会〜方円流 煎茶席〜 | CHAKAI日記
煎茶道  方円流との合同茶会
蓮江先生のお席のテーマは「涼を呼ぶ水」
茶びつ手前瓢杓飾りの冷淹(冷茶)席は、
見るからに涼がとれるお席でした
瓢杓にガラスの器
美しくお手前にもウットリです
お茶は八女の玉露と宇治の玉露のブレンド
煎茶は只のどを潤すのではなく、心を潤す
毎度うかがっても心に残るお話です
床は江戸後期の名古屋の絵師   田中訥言の蓮に翡翠
我々のお席との新旧の蓮の対比になります
そして、煎茶道と茶道の一番の違いは「盛り物」
こちらは、清流をイメージして、水盤に鮎と青楓の景色です

脇床には文房飾り
朝顔の水滴に色絵の蓋物、山水の彫りの硯に春日大社の鹿の毛の筆に里芋の葉など
一つひとつにしっかりと意味が込められています
お菓子は、自由が丘 蜂の家製で「祈り」
水面に映る花火をイメージし、蓮江先生がお考えになりました

こうして、煎茶道の世界からも多くのことを学ばせていただき、お茶の味わいが深まるばかりです

次回は11月に上野の国立博物館のお茶室で、合同の会を設ける予定です

暑さもすっかりと落ち着き、紅葉の季節
実に楽しみです