6月のG20大阪サミットでは、海洋プラスチックごみをゼロにすることを目指すことが決定されました。その中で、レジ袋の削減が大きな課題になっています。日本政府も有料化の方針を打ち出しました。

実は、韓国やイタリア、フランスなど有料化や配布禁止をすでに法律で定めている国も多いのです。意外に思われるかもしれませんが、中国も2008年に禁止に踏み切っています。

当時私は中国政府に地球温暖化問題への取り組みが遅れていると強く指摘していたのですが、国務院(行政府)の責任者にレジ袋の有料化を決定したと言われ、驚いた記憶があります。私も地元で食品などの買い物をする際に、エコバッグ持参が定着しました。有料化は意識を変える、いいきっかけになります。

問題はコンビニでの買い物です。終日地元活動をしていると、コンビニで昼食を買ったり、トイレを借りたりする際に買い物をする機会が多いのです。最近はレジ袋を断り、店のシールを貼ってもらって店外に持ち出しています。2、3点の買い物であれば時間の節約にもなり、一石二鳥です。

海洋プラスチックごみは、レジ袋だけでは解決しません。ペットボトルや様々なプラスチック容器の削減など、総合的な取り組みが必要です。10月9日、10日に東京で開催された国際的なフォローアップ会議で、各国の取り組み状況が情報共有されたことは、評価されることです。