通常国会から、私が代表を務める衆議院会派「無所属の会」所属の国会議員の大半(13人中9人)が、立憲民主党と会派を同じくすることになりました。具体的には、国会の運営や法案の賛否、その前提となる政策決定について、立憲民主党と一体となって活動することになります。

私はこれまで、野党間の協力関係を深め、大きなかたまりをつくることを目指してきました。安倍政治の暴走を止め、近い将来、政権交代可能な政治を実現するためには、それしかないと考えているからです。

しかし、この1年、立憲民主党と国民民主党の歩み寄りは少なく、国会で対立する場面も見られました。参議院選挙に向けての野党統一候補の擁立も遅れています。

現状を打開するためにどうすべきかを熟考した結果、野党第一党である立憲民主党との連携を深めることで、同党を軸とした野党結集を前に進めることを決断したものです。我々が会派合流することで、立憲民主党をより強くするとともに、良い意味での変化を立憲民主党に起こすこともあると思っています。

ただし、国会以外の活動は、基本的にいままでと変わることはありません。無所属の議員であるという立場も同じです。選挙にあたっては、従来どおり、どの党に所属するかにかかわらず、人物本位で応援するつもりです。立憲民主党を軸にという考えに立ちつつも、国民民主党には良い人材が多く、彼らを生かした野党のかたまりを目指すという私の思いは、いままでと同じです。

今年は安倍政治の暴走に歯止めをかけ、政権交代可能な政治を実現する重要な一歩となる年です。通常国会が重要です。大きな会派の中で、しっかりと活動していきます。

三重県においては、党派を超えたかたまりとして、「三重民主連合」が結成されています。統一地方選挙や参議院選挙を三重民主連合で戦い、必ず結果を出していく決意です。