財務省の決裁文書の改ざんが明らかになりました。公務員として仕事をした経験のある私にとって、信じられないことです。しかも、国会に提出された資料ということですから、国民の代表である立法府に対する重大な侮辱ということになります。

安倍総理は、なぜこういうことになったか、徹底的に調査すべきであり、その責任者は麻生財務大臣としていますが、安倍さんも麻生さんもいわば当事者です。少なくとも、1年間国会で問題となっていたなかで、事実はどこにあるのか、まじめに調べようとしてこなかったのが、安倍さんであり、麻生さんです。財務省事務方や理財局の一部に責任を押し付けていますが、官僚の一存で、このような悪質な改ざんができるとは思えません。

国会に関係者を証人として呼んで、徹底的に事実解明をしなければなりません。行政文書は適正に手続きを進めるための基本であり、議会制民主主義の根幹が揺らいでいるとの認識が必要です。与党の議員も、立法府の一員であれば、同様の問題意識、危機感を持つべきで、何事もなかったかのように、野党不在のまま国会審議を進めることは許されません。

野党6党が結束してきたからこそ、ここまで来ることができました。今日は民進党の執行役員会を開催し、党内一致結束してしっかり対応していくことを確認したところです。