民進党の代表選挙が事実上スタートしました。

すでに立候補表明している前原誠司さん、枝野幸男さんは、いずれも実績のある素晴らしい政治家ですが、私は枝野さんを応援しています。

私の民主党・民進党代表時代に、枝野さんは幹事長でした。党再生や野党連携について、多くの点で考え方を共有しています。また、代表となった直後に2回目の網膜剥離を患った私を、幹事長としてしっかり支えてくれました。

加えて、私が注目しているのは、枝野さんの東日本大震災時における官房長官としての活躍です。放射能汚染がどこまで拡がるか分からないという強烈なプレッシャーの中で、冷静に対応した枝野官房長官は立派でしたし、誰も経験しなかったような試練の中で、政治家として大きく成長したと思います。

安倍政権の限界が明らかになるなか、民進党に対する潜在的な期待は高まっています。しかし、こういう時に結束できず、代表が辞任し、離党者が出る民進党に対する強い失望と怒りも充満しています。今回が党再生のラストチャンスと言えるでしょう。

重要なことは、選ばれた代表のもと、皆が結束することです。前原、枝野両氏の間で素晴らしい代表選挙が行われ、民進党の飛躍につながることを心から期待しています。