いよいよ、民進党代表選挙が始まりました。

従来から立候補の意思を明らかにしていた蓮舫さん、そして前原さんに加えて、直前になって玉木さんも立候補しました。

元代表で、民主党政権時代に外務大臣や国交大臣などを歴任された、経験豊富な前原さん。そして若手の玉木さん。現執行部の中で、代表代行として活躍されてきた、女性の蓮舫さん。それぞれ特徴を持った3人の素晴らしい候補者が出揃った代表選挙、大いに期待できると思います。

もうすでに論戦は始まっています。ただ、まだあまり突っ込んだ議論にはなっていません。

今回の代表選挙は、単にそれぞれの候補者が自分の意見を述べるだけではなくて、お互いに議論をする。アメリカの大統領選挙のように、相手の考え方に対して疑問点を指摘し、そして自らの考え方を述べる。そういう討論形式を取るところが、今回の代表選挙の特徴です。

例えば、野党共闘で、特に共産党との関係について、各候補は、理念や政策が一致しない共産党とは組まないといった趣旨の発言をしています。

「組まない」というのが、政権を共にすることはないということであれば、これは私も従来から言ってきたし、大きな変化はありません。

しかし、大きな政策の一致がなければ、それでは、衆議院選挙の小選挙区において、候補者調整すら行わないのか。そういったことについては、各候補者の立ち位置はまだ明確ではありません。

今後、様々な論点について、これからの議論を通じて明らかになってくれば、有権者としても判断しやすくなるのではないかと思います。