<前回の続き>

もう1つは、ワシントンD.C.に行って、私のライフワークの1つでもある核軍縮・不拡散についての議論、米国議会の状況、米国が最近打ち出している戦略「エア・シー・バトル」という概念についての議論、そして、北朝鮮の金正日総書記が亡くなった直後だったので、そのことについて、旧知や今回初めてお会いするシンクタンクの皆さんや、元政府関係者の皆さんと意見交換をしてきました。

たまたま玄葉外務大臣と入れ違いでワシントンに入りましたので、政府関係者は避けて、シンクタンクの皆さんや、国会議員であればウェッブ上院議員やイノウエ上院議員、旧知のスコウクロフト元大統領補佐官、ハムレCSIS(戦略国際問題研究所)所長、タルボット・ブルッキングス研究所所長、その他、核の専門家の皆さんなどと意見交換をしてきました。

また、改めてお話ししたいと思いますが、非常に刺激的でした。国内ではどうしても内向きになり、ねじれ国会とかいつまでにこの法案をとか、予算委員会の審議とか、そういうことに心血を注いでいると、たまには視野を大きく広げ、グローバルに物事を考えている人たちと意見交換をすることは大変有用だなと思いました。

以前は、私は年に1回は必ずワシントンD.C.を訪れることにしていましたが、ちょっと途切れていましたので、また、少なくとも1回は行かなければいけないなと改めて感じたところです。