地元企業回りをしました。私の後援会幹部でもある西村憲一さんが社長を務める光精工の員弁工場を視察。光精工は今年、経済産業省中小企業庁の「元気なモノ作り中小企業300社」に選定された企業です。自動車駆動系部品のユニバーサルジョイントは国内シェアNo.1であり、他にも数多くの自動車部品を製造。工場内はトヨタ流のカイゼン方式で作業効率を高める仕組みが多く見られたこと、自工場で製作した製造ラインが生産性を高めていること、そして、古い機械も大切に使うことでコストを下げていることなど、多くの工夫がなされていました。

それにしても、外国人労働者の方が多いのには驚きました。ある工程のところには4人の作業員の方がいましたが、日系ブラジル人、ベトナム人、中国人、そしてフィリピン人と全員が違う国の人でした。そこでは、中国人の作業員の方がフィリピン人の作業員の方に作業を教えていました。外国人労働力なくして、いまや生産の現場は成り立たないことを実感するとともに、どんどん変わっていく現実に政治や行政が追い付いていないことに、大きなギャップを感じました。

午後から、電機連合三重地協定期大会に出席。いつも平日開催ということもあってなかなか出席できなかったのですが、数年ぶりに出席することが出来ました。電機連合改革フォーラム議員として、特に電機連合推薦の若林秀樹参議院議員について、私が幹事長時代、ともに党改革に苦労したことなどをお話ししました。

夕刻、私の支援企業の縫製工場で働く中国人研修生の皆さんと食事をしながら懇談しました。研修期間は3年で、工場では18人の方が働いています。最初に社長から研修生受け入れの経緯についての説明を受け、その後意見交換をしました。20歳から30歳までの女性で、ほとんどの人が農村出身者で、大連や上海の縫製工場での勤務経験者です。日本での生活費を徹底的に切り詰めて、3年間で最低300万円の貯蓄を目標にしているとのことでした。それぞれ将来の目標があり、服飾関連の起業を希望している人や家を建てたいとの声もありました。研修期間の延長を望む声もありました。皆さん目標を持って意欲的に働いている姿に感心しました。

この研修制度は私の地元でも拡大し、中国やベトナムの人たちが日本で働いていますが、中には劣悪な条件で働かされているケースもあると聞きます。制度改革の必要がないのか、いま私自身問題意識を持っています。