10人乗りボートでムファンガノ群島へ出発。ビクトリア湖は湖とは言え四国の十倍規模。まさしく海という感じ。まず、タカウィリ島で小学校を訪れる。人口約300人の島で50%超がHIVポジティブで、80人の子ども達にもかなり孤児がいると言う。次の目的ファンガノ島では、カトリックの牧師と議論になる。コンドームを使うことを奨励することは、不道徳なセックスを認めることになるとの説明に納得できないものを感じる。最終目的地リンギッティ島に夕方着。小学校など視察。上下水道なし、病院なし、電気も夜に一部だけ。6000人の人口で大部分が漁業。獲れた魚の一部はテラピアとして日本に輸出されていると言う。男性の34%、女性の47%がHIVポジティブとのこと。薬も届いていない中、貧しさゆえの売春が当たり前で、極めて深刻な状況。しかし人々は、温かく穏やか。ただし現地の人々が心配して、警官二人をホテル(小屋)に徹夜で配置してくれる。