厚生労働省主催の千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式に出席しました。千鳥ヶ淵戦没者墓苑には、先の大戦により海外で戦没された方々のご遺骨のうち、ご遺族にお渡しできなかった、およそ三十五万柱のご遺骨が納められています。実は4年ほど前に、「財団法人千鳥ヶ淵戦没者墓苑奉仕会」会長で、私が二十年以上ご指導いただいている瀬島龍三先生に、同会理事に就任しないかとのお話をいただいたのですが、その後私が民主党幹事長、代表になったことで先送りしていたのです。昨秋の代表辞任後、瀬島さんをお訪ねして理事就任をお願いしてあったのですが、四月に瀬島さんのご推挙もあり同会理事に就任しました。今日は秋篠宮殿下ご夫妻ご同席の下、この一年間で収集された約四百のご遺骨をお納めしました。多くのご遺族はじめ関係者の皆さんが出席されていました。六十年以上も戦場に放置されたままだったご遺骨は、どんな思いだったのでしょうか。亡くなるときは何を思ったのでしょうか。今後とも、同会の活動には関わり続けていきたいと思います。