皆さん、こんにちは👋😃
徐々に気温も上がり、過ごしやすくなってきましたね
今回は、目薬のお話です
まず、処方される目薬の多くは5mLであることが多いですが、これはどれくらいの量であるかご存知でしょうか?
1滴は約50μLで、目薬1本で約100滴分となります
1日に両眼に3回の点眼であれば、1日で6滴使いますので16~17日分となるわけです。
ここで、目薬のポイントをいくつか話をしたいと思います。知らずに間違ったことをしてることもありますので、これを機に覚えて頂けたらと思います
1つ目は、目薬したら目を閉じる
パチパチ(瞬きを)することで、目薬は目頭の涙点から鼻や喉に流れてしまいます。鼻や喉の粘膜で吸収されると、全身に作用する可能性もでてきます。
目だけにしっかりと効果を出すには、点眼後は目を閉じておくようにしましょう。目頭の涙点を押さえるのも効果的です。
2つ目は、目薬は1滴で充分
患者さんからは「よく効くと思って2滴さした」「目からこぼれたから、しっかり入ってないと思って2滴さした」 と聞くことがありますが
目が涙や薬を貯めておける量は約30μL、対して目薬1滴は約50μLですから、そもそも溢れる量なのです
なので、すぐに2滴目を入れても薬の効果が倍増するわけでもありません。
3つ目は、遮光袋に目薬をしまう
目薬についてる袋には、遮光のものもあります。それはその目薬の成分が光に弱く、光に当たることで効果が落ちてしまうためです。
面倒臭がらずに袋に入れて保管しましょう
4つ目は、目薬の使用期限は開封後約1ヶ月です
冷蔵庫にしまっておいて、開封して数ヶ月経ったものを使用するのはやめましょう。菌の増殖や腐敗が起こり、品質が低下してしまいます
点眼の種類によっては1週間のものもあります。しっかりと確認するようにして下さい
以上が全てではないですが、これらはひっかりと押さえておきたいポイントですね
正しい使い方で、しっかり と治していきましょう