28日に衆議院が解散し、10月22日に衆院選の投開票となります。今回の解散が浮上した当初は「大義がない」といった批判や、野党がどこまで自民党に対抗できるかが焦点などと言われていましたが、今週に入って小池百合子東京都知事が新党の代表に就任すると表明してから情勢がガラッと変わりました。

 選挙は、自民党 vs 小池新党(希望の党)という構図に変わり、民進党が小池新党に合流検討との報道まで飛び出しています。ひょっとすると、小池氏自身が都知事を辞めて衆院選に出馬する可能性がなきにしもあらず、かもしれません。

 最近の小池氏の動きを見ていると、25年前を思い出します。当時、私はテレビ東京の「ワールドビジネスサテライト(WBS)」のマーケットキャスターを務めていたのですが、同番組のメーンキャスターだった小池氏がある日、日本新党を立ち上げたばかりの細川護煕氏のもとにはせ参じて参院選に立候補したのです。小池氏がキャスターの座を捨てて政治家に転身したことに大変驚いたものでしたが、その1年後には細川内閣が誕生したわけで、同氏の政治的勘の鋭さと勝負強さはその頃から発揮されていました。

 今回は果たして25年前の再現はあるのでしょうか。これについて『マイナビニュース』の連載「経済ニュースの“ここがツボ”」に新しい原稿を掲載しました。詳しくはこちらをお読みください。

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