インターネットテレビのストックボイスTVが放送する経済番組「Tokyo Financial Street」(毎週金曜日・午後530600)にこのほどゲスト出演しました。

左は鈴木ともみキャスター(東証アローズのスタジオで)

 

今回は、トランプ政権の最近の動きと米国経済の現状についてお話ししました。9月は米国のハリケーン被害や債務上限引き上げ問題が心配されていましたが、ハリケーンの影響は比較的Þ¥限定的なもので済み、債務上限問題も予想外に早期決着しました。

こうしたことからNY市場のダウ平均株価は最高値を更新し続けています。トランプ大統領の政権運営には不安が広がっているのは事実ですが、その中にあっても米国の経済そのものは堅調なことが株価上昇を支える大きな要因となっています。

 

一方、この番組のテーマである「国際金融都市・東京」という点については、日本橋周辺の高速道路の地下化についてお話ししました。

以前にこのブログで書きましたが(81日付け)、日本橋周辺は橋の真上を首都高速道路がまたぐように走っているため景観が台無しになっています。そこで東京都と国土交通省、首都高速道路会社の3者が高速道路の地下化に向けて具体策の検討を開始することになりました。日本橋周辺の景観が改善されれば観光価値が高まり、日本橋周辺で進行中の再開発の効果と一体化すれば、国際金融都市の拠点としての魅力が高まるはずです。

 

今回、特に番組で強調したのは、日本橋川の川辺全体の景観改善と再開発の重要性です。日本橋の上から川の方を見渡すと、川の中に高速道路の太い橋脚が何本も林立しており、まるで高速道路が川全体にふたをしたような状態になっています(下の写真)。

 そのうえ、川の両岸はビルの裏側のような雑然とした光景で、川には多くのゴミが浮かんでいるのが実情です。高速道路の地下化と併せて、川沿い一帯を遊歩道として整備し、テラス式のカフェや飲食店をそろえるなどすれば、水辺の魅力が高まるでしょう。こうした観点でプロジェクトが具体化されることを期待したいと思います。

 日本橋川の中は高速道路の橋脚が林立しており、

 川全体にふたをしたような状態(日本橋の上から撮影)

 

番組は下記のオンデマンドでご覧になれます。 https://www.stockvoice.jp/vod_playlists/PLfDvay8oMOTjfTCdd9pCxqk2TM7OnXulw

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