東京・日本橋の真上を走る首都高速道路を地下化するプロジェクトが具体的に動き出すことになりました。

 日本橋はよく知られるように、江戸時代には東海道など五街道の起点で、周辺は江戸文化の中心地でした。現在の日本橋は1911年(明治44年)に建設されたもので、国の重要文化財にも指定されている歴史的建築物です。

しかし1964年の東京五輪開催に向けて首都高速道路が建設された際、日本橋のすぐ真上を覆いかぶさるように走る構造となったため、橋の景観が損なわれる状態となっています。

 そのため日本橋周辺の高速道路を地下化してほしいという声が以前からありましたが、今回、国土交通省と東京都、首都高速道路株式会社が共同で具体策の検討を始めることになったものです。現在、日本橋周辺では数多くの再開発事業が進んでおり、橋の景観改善と再開発が連動すれば、日本橋が東京の新しい顔になることが期待されますし、日本の都市づくりにとっても大きな意義があるプロジェクトになるでしょう。

 これについてはマイナビニュースに掲載しましたので、詳しくはこちらをお読みください。

  http://news.mynavi.jp/column/economytsubo/088/

 

日本橋は重要文化財(しかし橋の真上を首都高が走っている)

 

徳川慶喜が揮ごうした「日本橋」の銘板

 
しかし日本橋川は高速道路が覆いかぶさって、景観は台無し(日本橋の上から撮影)
 
日本橋のたもとにある魚河岸の跡
 
日本橋周辺は再開発が目白押し