2024年4月19日 天気>曇り 風>北4m凪ぎ 気温>18~20℃快適 水温>17℃ 潮流>ほぼ無し~北西 漁場>久里浜沖 タナ>12~20m
先週、朝1時間無潮→次第に南への下げ潮が走り出し激流化→12時頃に少しよどんで上げ潮の雰囲気になった頃にタイムアップ。
食いが良かったのは朝の無潮→激流化までの潮変わりと、昼過ぎの潮がゆるんできたタイミングでした。
今週前半は最も潮流が弱い若潮で、ほとんど潮が動かず、昼前に下げの微妙な潮が流れ出すような状況で、終日ポツポツとマダイがヒットしてきました。
そして若潮→小潮となり、少しずつ潮が動くようになってきた昨日、Xdayを上回る大爆釣で、海域全体でマダイのヒットが超多発したそうです。
今日は曇天の凪ぎ。
暗い空に北風微風と好条件が完全に整っています。
「昨日以上の大爆釣になっちゃってクーラーに入りきらなかったらどうしよう。必要量だけ釣ったらリリースだな」と大妄想。取らぬ狸、大狸と化して一路一義丸へと向かったのでした。
▲「昨日は今年一番の食いでしたよ~。船中50枚以上とか釣れすぎですね」と、大活躍中の一義丸ヒューガ船長。今日は2隻ほぼ満船(片舷7~8人)で出船でした。
▲重鎮s本さんも元気に出動。
▲今日は久々登場の松本プロも一緒。本日も悶絶劇場が見れるのか楽しみ(笑)。出船前にコイちゃんと作戦会議中。さらに大ハマり中のT松さんといったおなじみの面々も鼻息荒く準備を進めています。
▲6時過ぎに離岸。ゆっくりと北へ向かいます。
場所到着。
「タナ12mで。ビシの位置ですから気をつけて」のユッキー船長のマイク。
オレ「???今mって?」
プロ「12mです・・・よね?」
タナが浅すぎてびっくり。
半信半疑で待ってると、ムクムク~っと反応浮上。
するとどうでしょう、船中あっちこっちでヒット多発。1㎏前後が取り込まれていきます。ココで一枚釣ると後が楽なので必死にがんばってるとコツッ。
▲1.2㎏のまずまずサイズをゲット。この後は1㎏ちょっとまでは抜き上げ、デカそうなときだけタモ網要請するようにしました。みんな忙しいのでね。
背中合わせのプロは、「久々過ぎて釣れるかな。興奮しすぎて寝れなかったからなあ」と、スタートまでは得意のネガつぶやき連発してたけど、
▲1発目にこんなナイスマダイをゲットしてからはウハウハ大興奮でベシャリがノンストップに(笑)。
▲「いやあ、楽しすぎてヤバイ」。○中のハイ状態にそっくり(笑)。
▲「お、反応浮いてきましたよ~食いそうですねえ」。逐一解説してくれるのでTVを見ている気分に・・・。自分は音楽を聴いてるので半分はスルーですけどね(笑)。
▲「ほらキター」ニヤニヤ。久々のマダイ釣りが楽しすぎるみたい、フレッシュで良いですねえ。
▲1~1.5㎏を連発。ニヤニヤ&ベシャリが加速(笑)。
場所移動後が凄かった!
朝の1時間ちょっとは反応が浮き上がり、船中あちこちで同時多発ヒットで大いに盛り上がりましたが、船数・釣り人数のプレッシャーと飽食から次第に反応が沈み、食いも一段落。
「ちょっと上げてください。移動してみます」で、本日初の移動合図。
この移動時間にハリス交換したり、ツケエサやコマセの状態を調えたりと、次なる入れ食いに備える準備をしておきます。
少し移動し、水深もちょっとだけ深くなった場所で第二戦。
▲コマセを撒くと次第に反応が浮き上がってきます。こちらの反応はさっきの所より太いので、良型がいそう。
もう数は満足なのでサイズアップをめざし、大鯛狙い特化型仕掛けに変更してみます。仕掛けや誘いを派手→地味にする感じ。
▲タナセット後しばらく放置し、少しだけ誘ってみます。竿を持ち上げ、
▲下げる。この程度の幅2mぐらいの誘いが効果的。ズルズルと何mも落とし込んでも良いことありません。
・船長の指示ダナで、針が反応に届くところまで浮いてきたときだけ、竿が突っ込みます。
・沈んだ反応はエサトリの可能性大だし、下げるとマダイの反応も浮きにくくなります。
・探見丸に反応が映らなくても船の周りには浮いたマダイが群れていて、船長はソナーでそれをとらえてます。
・コマセを撒いて船下まで呼び込んでアタリを出すのが正解、タナを下げて拾おうとするのは不正解。
・どうしてもツケエサが反応に届かないと思ったときだけ仕掛けを伸ばしますが、一義の船長は反応に届く指示ダナを出してくれるので、長すぎるハリスは逆効果になること多々です。まずは12mでやってみるのがオススメ。
竿先を下げて待つこと1分。反応が浮いてきて食いそうだなっと思った瞬間に、
▲ガツーン。
ナイスな引きと重量感を満喫しつつ、
▲2.8㎏浮上。最高です。
▲「こっちもキター。これは良さそう」。ピピッとドラグを滑らせつつ、重量感満点の引きをいなし、
▲3㎏級ゲット。「いやあ最高過ぎですね」。みんな笑顔(笑)。
この場所は型が良く、1.5㎏から上のタモ網必要サイズばかりヒットしてきます。
▲「これも重いよ~」。
▲3.8㎏。
▲ピピー。ドラグが3mぐらい出された。最初だけ凄い重量感だけど5mも巻くと重いだけ。「ドラグがゆるかっただけかな?」とハリスを手繰ると、
▲自分的今日一だった。
▲普段なら3.5㎏だけど4.1㎏もあった。さすが乗っ込み。
胴の間ではマダイ釣り初心者という方に大きな当たりが来て、5.8㎏の大鯛も浮上してきました。
まさに乗っ込み最盛期に突入といった感じで、船中あちこちで竿が絞り込まれて大盛り上がりです。
▲隣のプロにあおられまくって出遅れていたtさんにも待望のヒットで、2㎏アップの良型ゲット。すぐに追加ゲットしたのも良型でした。でも、もっと釣れたはずなので、次回は目標5枚アップですね!!
▲10時すぎには大樽満タン。そのままだと死んで味が落ちるので、死ぬ前に血抜き処理して氷の効いたクーラーに仕舞っていきます。
中盤以降は渋々。
朝の大盛況から一転、中盤を過ぎると反応がすぐに抜けるような状態になり、アタリ沈静化。ぐったりと座り込む人も増えてくるなど、船中のコマセ量も激減。
こんな時は逆に自分の周りに反応を寄せるチャンス。背中合わせのプロと一緒にせっせと手返しを繰り返していると、忘れた頃にズキューンとヒットしてきます。
11時過ぎ、船中の活性が底をついた頃、太い線が一瞬だけ出入り・・・。
トモから遊びにきていたs本さんとべしゃっていると、手に持っていた竿に強いアタリ。合わせると逆にもぎ取られるような引きで大鯛確定!!
左舷のプロ方向に走るので、竿の向きを変えつつ強い引きを交わし、5mぐらいでストップしたので反撃開始とばかりに巻き上げようと思ったら、左舷二人とオマツリして針外れのバラシ~。プロとTさんの道糸に自分の針がTの字に交差してました~残念(涙)。
「いま、シメシメって顔したでしょ。5㎏ぐらいはあったんですからね」というと、「いやいや、残念で泣きたい気分ですよ」と、プロは満面の笑みで答えるのでした。
ということで前半激アツ、中盤ちょろちょろ、終盤渋々という状況下、一日楽しめました。
▲前半はドーピング違反疑惑の大はしゃぎから、後半ヤク切れ抜け殻状態になりつつ大奮闘。
▲二人とも10枚アップ&良型多数でクーラーが大変なことに。漁協では、発泡スチロールを700円で購入可能。魚を入れて氷詰めして梱包までしてくれるので便利です。たくさん釣れたら贈答にあちこち送るのもありですね。
▲今がまさに最盛期の釣れっぷりでした。でも船中数人は顔を見れなかったりもするので、まずは1枚を目指して出動してみてください。
追悼モード全開!
今年の乗っ込みは、マダイ釣りをこよなく愛したジイ追悼の思いで全力投球してます。
だから「やり過ぎだろ」と顔をしかめないでね、あくまでも鎮魂&弔い合戦なので(笑)。
ここ最近の自分は、背中に誰かさんが付いてるのか知らんけど絶好調に釣れています。でも、大物をバラすというジイの得意技も多発中・・・。
悪いクセが憑依すると困るので、天高く昇天してもらえるように、今しばらくは全力投球・釣れるだけ釣るモード全開でいきますよ〜。
生暖かい目で見守ってやってくださいませ。
追伸
・いきなりハリス15mからのスタートとかは逆効果。12mがベスト。
・重すぎたり軽すぎたり、チモトに玉をいくつも付けたりは逆効果になることの方が多いし、釣れたとしてもチビしか反応しないなんてことも。余計なことはしない方が良いです。
・仕掛け、釣り方、考え方はシンプルが一番。
※「殺気が伝わって釣れない」という言葉を良く耳にしますが、殺気とは作為のこと。
仕掛けにアレコレ細工したり、反応を追いかけすぎる誘いをしたり、ツケエサを加工したり・・・これら全てが作為。
作為が過ぎて逆効果になっているのが、「殺気が伝わって釣れない」という状態。
本当に全ての状況を把握した上での作為は大きな武器になるけど、そうじゃないなら余計なことはせず、なるべく作為を排除したナチュラルな仕掛け・釣り方で挑んだ方が結果が出やすいと、実感する今日この頃なのです。参考まで。
バイバイ