2024年3月5日 天気>曇り、12時から雨 風>北4mぽちゃぽちゃ→凪ぎ 気温>8℃ 水温>16.5℃ 潮>澄み 漁場>剣崎沖mmkddrubn タナ>50~80m 潮流>なし

 

マダイの産卵期”乗っ込み”。その前段階を“プレ-乗っ込み”と称してるんだけど、

2023年は3月初旬にそれらしい食いの日あり。

2022年は2月下旬に食いが急上昇し、絶好調のプレ→本乗っ込み突入。

2021年は3月中旬。

という感じで、だいたい3月8日前後ぐらいからプレ乗っ込みの場所(水深60m前後)にマダイが集まってきて高く浮いた反応で食ってきていたようです。

 

去年までのプレ乗っ込みは水温が13~14℃くらいだったのに、今年は16℃以上という異例の高水温

 

18℃を超すと本乗っ込みの季節になるんだけど、水温的には本番だけど時期的にはまだ早すぎるという“ねじれ状況”に真鯛君たちが困惑してるのか、非常に食い渋ってる・・・。

 

高く浮かび上がった反応があってもテコでも口を使わず、ほとほと困り果てたというMM(=マダイマニア)の阿鼻叫喚が剣崎沖にこだましてるらしい(笑)。

 

かくゆう自分も「反応があるなら、やりようで食うでしょ」と意気込んで出動しては返り討ちにあい、ギリで顔を見るような薄氷の闘いを強いられてます。

 

この激渋をこじ開けてヒットに持ち込むというのが、MMのM心を直撃する面白さなんですよねえ、実にヘンタイの世界(笑)。

 

  今日は曇天ローライトで、昼頃から雨という絶好のマダイ日和。

▲こういう日は口を使いやすいと知ってるMMたちが朝からご機嫌。今日の一義丸は片舷5人前後の2隻出しで最適人数。釣れる気しかしない!

 

 

  ところがどっこい・・・。

 

▲剣崎真沖からスタート。ぽちゃぽちゃしてるけど置き竿OKぐらいな波。空は暗く、コマセを撒くとそれっぽい激反応がムクムク~。すぐ食いそう!!

 

ところがどっこい、何度入れ替えても食わない。

 

ここ最近好調な仕掛けを先発メンバーとして投入したけど今日はエサトリが高活性で、あっという間にエサがない。タナ50mで手返しに時間が掛かるので、すぐエサをとられるのは具合が悪いので、

・派手→地味に変更。

・全長を少し伸ばす。

・指示ダナより上を探る。

というセオリー通りの手を打っていくけど効果無し。

 

開始後しばらくするとトモの方でヒットの声。1㎏アップのマダイをゲットしたみたいだけど、前の方は異変なし。

 

今日は潮時的には下げだけど、ほぼ無潮。

「かなり微妙な潮っぽいけど、どっちにいってるの?」とユッキー船長に聞くと、

「微妙すぎて微妙~~」との返事。つまり、ほとんど流れないぐらいな感じみたいです。

 

静寂に包まれた船上ですが、朝から元気いっぱいペラ全開のKI氏が「キター」と竿を曲げてます。「どうせアジサバだろ」「サバみたいな引きのマダイですよ(^凹^)ガハハ―」っと大騒ぎして上げて来たら、

▲ホントにマダイだった、しかも良い奴。やるなあ・・・。

 

その5分後、自分の隣のsゴーさんの竿がギューン。

「来ましたよ~」と静かに喜びつつ、

▲持ち方があれで小さく見えるけど、1.4㎏の立派なマダイゲット。とりあえず顔を見るという本日の目標クリアーに恵比寿顔。ヒューガ副船長も祝福してます。ええなあ・・・。

 

さらに右舷真ん中の人も顔を見て、右舷で顔を見ていないのはオレだけ・・・。

▲必死でやってます。でも、ウンともスンとも言わない状況が約5時間、心が削られる。

 

より良い場所を探してユッキー船長は場所を転々とするけど、反応がない場所と、反応があってもサバ地獄の場所のどちらかで、非常に困難な状況が続きます。

 

  最終的にユッキー船長が的を絞った場所は、かなりの深場にも関わらず激反応モリモリ。

 

コマセを強く撒くとサバ・・・深場でのサバは入れ替えに時間が掛かってかなりのタイムロス。

 

「コマセ少なめでやってみてください」のマイクが入り、船全員でコマセを絞るとサバが減り本命っぽい激反応モリモリ状況が続くようになった!! 

 

今日の船上は、完全にタナが守られつつ適度なコマセワークをみんなで繰り返すからか、反応がのびのびと船下を出入りしてました。

 

エキスパート揃いだと釣れる条件が長く続くんだなと、改めて実感。

にも関わらずどうやっても食わない(涙)。

 

「これで食わなきゃおかしいでしょ」と竿を持って臨戦態勢に入ること数十回、ことごとくスルー。考え得る手を全て繰り出すけど打開策皆無。

 

すると、トモ2番目のコイ氏に再びのヒットで1㎏アップの良型ゲット。さらに数投後またヒットで3枚目・・・。船中一人だけの連発劇、コイプロと呼ばなきゃならんなあ。

 

真鯛君たちは、元気に楽しくやってる人のツケエサを選んで食ってる??

オレだって陰気くさいシェフの料理より、元気満々のシェフの料理を食いたいもんなあ・・・。

 

超ご機嫌でペラ全開、親切に前まで来て釣り方を教えてくれるんだけど、仕掛けもタナもほぼ一緒なんだよなあ・・・。

 

「こんな凄い反応で食わないのは、ちょっと異常だなあ」と心の中で愚痴りつつ、ふと周りを見ると、

▲バッグがびしょびしょ。知らぬ間にポツポツと降ってきていた。こりゃあ恵みの雨に違いないと、水を得たトド化してやる気アップ(笑)。

 

するとどうでしょう、コツッと竿がお辞儀したような・・・苦節5時間半、幻覚じゃないよなと半信半疑で竿を振り上げると、

▲ガツーン、キター!“frg@jfks@おえk!!! 歓喜の舞を踊りつつ、長丁場をゆっくり巻き上げ、

▲1㎏アップのマダイゲット。トモのS本氏&コイ氏コンビが嫌々そうに拍手してくれます(笑)。

 

これで連発モードだとばかりにすぐさま入れ直すけど、その後は音沙汰なし。

 

  「あと10分で上がります」のマイクを聞いても、爆裂反応が出っぱなし。

 

凄い反応なのにエサが残ってくるような状況で、食いそう感MAX・・・。置き竿にして使用済みのハリスやらハサミやらを洗っているとギューン。

 

▲来た来たー、引きが強い、サイズアップじゃ。

▲2㎏近い良型ゲット、太っててまん丸。

 

探見丸を見ると気持ち良く泳ぎ回る激反応がまだ出続けています・・・これは連発するパターンなのですぐさま再投入。状況を再現するために、あえて再び洗い物をするため席を離れるとガツーン・・・前回と一緒や(笑)。

 

サクッと上げてもう1回投入したいので強めにやり取りするけど、ゴリ巻き無理サイズの強い引き。これでタイムアップっぽいので重量感のある引きを満喫してゆるゆる上げて来ます。

 

▲2㎏級まん丸脂ギタギタ極上マダイでした、最高。

 

1時間前、「今日はサバだけで終了か」と思ってたのが一転、

▲最後の最後でゴージャスな釣果に。

▲コイちゃんと仲良くパチリ。雨があと1時間早く来てたら、さらに5枚は釣れたなあ・・・タラレバ。

 

今日はとにかく色々やったけど正解の仕掛けパターン云々というより、普通の仕掛けにしとけば食うときは食うという感じでした。

 

派手か地味か、重いのか軽いのか、伸ばすのか、細くするのか

という微調整に意味があるのか単なる潮時次第なのか。

 

全てが五里霧中だけど、なんとなくアレが良いのかもしれないので、明後日の再戦釣行で試してみよう。

 

あの人の大逆転爆釣劇が見れそうな予感・・・。

 

チューブわさびやマヨ、ケチャップ、歯磨き粉・・・絞ってもなかなか出てこない時があるじゃないですか、あんな感じです。詰まりが取れればドバッと出ます。

 

あの激反応、いつ爆釣モードに突入してもおかしくないので期待しかありません。

何が正解かわかりませんが、ハリス3.5~4号12m、マダイ針8~9号という仕掛けで根気よく手返ししてれば、誰にでもヒットのチャンス有りです。デカいのもいそうです。

 

チャレンジしてみてくださいませ。

 

バイバイ