2024年2月8日 天気>快晴・凪 風>北3m 気温>5→11℃突き台と日陰側は風が冷たかった。 水温>14℃ 潮>うす濁り~澄み 漁場>KHM90m前後 タナ>75m前後 潮流>上潮=微南東→なし、底潮は無潮?

 

 

月曜日の雪、凄かったですねえ。プロと同行予定だったけど積雪予報を見てキャンセル。一義丸は全船出船中止になってたけど大正解で、のこのこ出動してたら通行止めやら家までの坂道を登れずやらで帰宅困難者になってた(笑)。

 

大雪の二日後には川崎周辺の路面の雪はすっかり溶け、3日後の今日は道路事情は万事OK。なので出動!

 

ただ、大雪の影響で冷たい真水が川→海に流れ込んで、塩分濃度と水温がぐっと低下して、魚たちが凍えて口を使わない危険大・・・。

 

  時化前・時化後の荒食いなんて言いますよね。

 

剣崎マダイキャリアうん千回のOKA-GPTによると、

 

 ※時化前の荒食いは大いに有り。

・時化を予知した魚たちが食いだめするために活性が上がる。

・空が暗く波も高めで海がかき回され、警戒心が低下して当たりやすくなる。

・荒れ気味の海でプランクトン乱舞→その捕食者が狂喜乱舞→それを狙った真鯛君たちも活性アップという方程式。

 

一方、

 

 ※時化後は荒食わない傾向になりがち。

 

・雨水大量流入による塩分濃度低下、水温低下

・時化前のらんちき騒ぎから一服、疲れを癒やして巣で待機中

・暗い海から晴天の明るい海に変化して警戒心アップ、ツケエサに食いつきにくくなる。

 

という答えが出ました。ただし、チャットホニャララ以上にこっちのGPTはテキトー度がアップするので、そこんとこシクヨロっす(笑)。

 

時化後の低活性から、どれぐらいでやる気が回復するのかが気になるところだけど、「そんなの関係ない」「今日でしょ!」っと。

 

そういえば今日は、

23 FM600の初おろし。ドラグタッチは本当に良くなったのか、新しくなったタッチドライブとスピードロックは使いこなせるのか!!

▲今日の一義丸は、マダイ船とマルイカ船の2隻で出船。スタートしたばかりのマルイカは、三浦市のK・Hyu氏が60匹近く釣ったそうです。カワハギと同じように、

 

釣るなら今でしょ!

 

的状況みたいですよ。マルイカはとにかく旨い、イカ史上最高クラス! 釣りたくなるお味ですねえ。

 

そんな食欲まみれの釣りたい欲を沈め、

 

  マダイ道一直線!出船!

 

▲良い朝日、釣れそうな気がしてきた。

 

久里浜沖に到着し、早速投入。

▲おお、(自分的に)この冬初の水深90m前後の激深漁場!

 

深場はいつ誰にデカいのが来るかわからないロマンチックなところが嫌いじゃないけど、やれることが限られてて、万事がスローになりがちだから飽きやすいのがなあ・・・。

 

  以下余談。

 

 

 冬の東京湾深場マダイ釣りについて。

 

剣崎周辺のマダイ漁場では、90mちょっとが最深部。かつて、冬にしっかり水温が下がっていた頃は頻繁に90m超の深場漁場で“落ちマダイ”を狙ったものですが、近年は水温が下がりきらず、冬でも60mぐらいの浅場に残留するマダイがたくさん釣れました。

 

今年はしっかり深場に落ちているのか、行く度に漁場が70m→80m→90mと深くなり、しっかり深場に落ちていくマダイを狙っている感じ。数年ぶりに正調”冬マダイ釣り”に戻ったような・・・。

 

  再びOKJ-GPTをひもとくと、

 

久里浜90mライン→反応があるときとないときの差が激しい。大鯛かと思ったらメダイやワラサだったりしがち。

剣崎上端周辺90m→“マダイ船中3匹まで早い者勝ち”的な釣れ具合(笑)。大アマダイの外道がたまらん。

剣崎下端魚礁~沈船周り70~92m→アジサバ多発、時々マダイ。大鯛やワラサも時々。

島下80~106m→いろんなポイントがあるみたいで、調子の良いときは良型が出没。アマダイも多い。106mには正体不明の超大物が潜んでいる

 

 

 深場漁場の注意点は、

 

・深場の底潮はほとんど動かず、ハリスがまっすぐ垂れ下がり気味のイメージ。なので、下げすぎるとサメ・カナガシラ・トラギスなどの底のゴタモノばかりで本命不発に。

 

PEは1~3%程度伸びる(水深100mで着底させると97mだったなんてことも)。それを踏まえつつ指示ダナとハリス長とツケエサの位置関係を探る。指示ダナより上狙いが有効なことも・・・。

 

エサトリ少なめの場所が多めの印象なので、手返し頻度を下げてじっくり狙う方が良いことも(エサトリ多めの時は手返し命)。

 

・上潮だけ速い時などは手前マツリ頻発。手前マツリしにくくする工夫が重要(一本針・短かめ・ヨリモドシ小さめ・ツケエサしっかり等)。

以上、余談終了。

 

 

実釣に戻る・・・。

 

仕掛けを投入するとミヨシからトモ方向に糸が斜めに入り、やりにくいことこの上ない。

 

ミヨシは潮上不利席としか思えないんだけど、深場の底潮はどうなってるのか不可知なので、潮のことは考えない。

 

正確なタナ取りと自分のツケエサがどの辺にあるのかだけを意識して・・・、

 

 

おっと、いきなり竿が突っ込んだ!

▲ガッチリ合わせたら、タナロックonでタッチドライブをチョイ巻きボタンにして、ゆるゆるとポンピング。静まったらタナロックoff・定速巻き上げ。

 

※ドラグが緩やかに作動するので、万一最高速まで上げてしまってもハリス切れの心配はなし

 

長丁場をえっちらおっちら上げて来て、1.6㎏のナイスサイズゲット。

 

さらに数投後に再びのヒット。

▲2枚目もまずまずサイズ。太ってて引きが強い。

 

不利っぽい潮にも関わらず3投で2ゲットと絶好調、上がる~。「このままだと100枚コースだわーい」と浮かれた瞬間に急ストップ(笑)。その後はまったく当たらん・・・。

 

  一方、次の流しでは、いきなり右舷3人同時ヒット。

▲トモのコイちゃんはチビちゃんゲット。

▲前2番目のT先生は絶対デカい奴。「そーっとやってくださいよ~」っと声を掛けます。

▲見事に今年最大3.8㎏ゲット。久々に王者の風格漂うマダイに出会った! はげみになります。

 

潮時表では下げ潮が止まって、そろそろ前が有利な上げ潮になる頃、なぜか下げ潮が激流化。

▲激反応が出て数分後には、水深が5mぐらい深くなって反応霧散、上げての合図で潮回り。実にせわしないけど、潮回り毎に誰かにヒットしてます。

▲凄いぜユッキー船長。確実に反応が出る場所を流してくれるので、飽きるヒマもサボるヒマもない(笑)。

 

その後は、

胴の間ど真ん中席の人だけ連発したりと、実に不可解なアタリ方

潮上・潮下は無関係・・・深場特有の現象でしょうか。

 

▲激流、道糸が後ろ方向にこんなに入り込んでいくのに前席でも時々当たるんですよえね。

▲ハリスを手繰ると真後ろから魚が浮いてきます。途中で誰かの道糸に引っかかったらその場所でタモ入れしてもらうと安全。

▲針外れバラシを回避し、何とか1枚追加。目玉飛び出し気味なので抑えてる(笑)。

 

この潮だとトモが絶対有利のはずなのに、そうでもない・・・トモ席が激凹みするパターン(笑)。

 

それでもK太郎は手巻きでがんばり、

▲良型もゲット。

▲松っさんと仲良く3枚ずつゲット。

 

  深場はポロリ不可避?

 

深場、というより冬のマダイは、

 

低水温→低活性→エサの吸い込み弱め→深場でアワセが効きにくい=ポロリばらし多発。

 

という方程式が正解かは不明だけど、ポロリが多発しがちだというのだけは真実(涙)。

なので、貴重なヒットをポロっちゃう喪失感込みで楽しむのが正解かな。

 

自分も結構良さそうな奴を痛恨のポロリンチョ×2。良い奴ばかり逃げられる悔しさたるや・・・。

 

それでも今日はがんばった。

▲最潮上超絶不利席で奇跡の好釣果、自分を褒めてやりたい!! と鼻高々になりがちだけど、冷静に考えると底潮が無潮~前に残るような状況だったであろうことや、12時過ぎからの完全無潮~上げ潮で当てただけ。一つ間違えればPB一直線(笑)。

 

ところで、

  ゴム手袋がこんなに温かいなんて、今更ながらに知った(笑)。

▲マダイ乗合の船上で、時々この手の極薄ゴム手袋をしている人を目撃してたんだけど、

「あれでしっかりとオキアミ付けられるんかね」

「針盗り多発・針結びまくり状況に対応できないだろう」

「ハリスのざらざらだって手袋の上からじゃわからずに切られるんじゃね?」

などと、批判的だったのです。

 

エンボス有り極厚タイプを試したことがあるけど厚手は無理だった・・・。

ところが操舵室にある薄型を使わせてもらったら、これが実に温かく、素手とは雲泥の差。しかも極薄で素手感覚、これなら釣りができそうだと早速購入。

▲右の極厚はダメ、左のタイプはエサ付けも針結びもOKだった。

▲素手感覚で操作性良し。しかも手がかじかまない。こんなに薄いのにこんなに温かいなんて不思議だ。手が臭くならないのも良いですねえ。

 

▲オレ、手袋をした指で初めてエサが付けられたよ~(クララが立ったよ風)。

 

ということで、意外と釣れて良き日でした。

深場は反応がモリモリ過ぎて、一息つく暇もないほどでした。

 

スイッチが入れば、もしくは釣り方を完全にマッチさせられれば、爆もありそうでした。

 

お魚の好みにはまれるように、アレコレやってみてくださいませ。

 

バイバイ