▲竿のバット部分の、リールを取り付ける“リールシート”上下の黒いスポンジ状の素材EVA”が、ほとんどの竿のグリップに使われているというのは、ご存じの通りなんですが、

 

これって、へたってくると滑りやすくてグリップ力が低下しません?

 

剛樹みたいに最初からグリップテープが巻かれている場合はグリップ的にはばっちりですが、使っていくうちにすり切れたり汚れたり・・・。

 

この劣化を遅らせたり、グリップ力をアップさせるために、オーバーグリップ的なものを巻いたりするわけです。

 

ロッド専用のグリップテープがありますが、自分は

▲より安価でグリップ力の高いテニスやゴルフ用のオーバーグリップを愛用してます。臭ってきたり汚れたりしたら迷わず巻き替えできるのは、一巻き300円程度と安価だから(笑)。

 

EVAや合皮製グリップを保護するために、熱収縮のラバーグリップなんてのも有りなんですが、

▲最もポピュラーなのがコレですが、この格子柄みたいなデザインが嫌なのと、意外と滑るので、あまり使ってきませんでした。

 

既存の熱収縮チューブはださいし、オーバーグリップテープはすぐ汚れるしで、今一しっくりこなかったんですが、先日良い物を見つけたんです!

▲黒いラバー風チューブ。これが熱収縮するんです。

 

1m弱で1700円ぐらいでした。近くの釣具屋で見つからなければ、藤沢釣具にありますよ。

 

  取り付けてみる。

▲ちょっと古い剛樹ロッドのバット。ロッドホルダーの又部分がこのギザギザで削れるので、チューブをかぶせてみます。

▲適度な長さにカットしたら竿に通します。バットエンドが大きくて入らないので、竿の先から所定の位置に・・・一番大きなガイドを何とか通すことができました。

 

 熱で収縮させるんですが

 

熱した蒸気を当てて収縮させるのが一番安全確実だそうですが、蒸気がないので、

▲アルコールランプ。ロッドビルダーの必需品なのでアルコールとともに常備してます。アルコールは燃料としてだけでなく、道具を拭いたりするのにも便利。薬局に売ってます。無水エタノールでも燃料になります。

▲クルクル回しながら炙るとあら不思議、すぐにきゅーっと収縮して竿にぴったりフィットしました。この収縮グリップはEVAと同じような触感でグリップ力もまずまず。汚れたらさっと流すだけでOKなのでメンテが楽。

▲新竿のグリップにも装着済み。簡単に付け替え可能なので、グリップ周りはいつも新品同様。

 

 この熱収縮グリップは、何より、ださくないのがいい(笑)。

 

ということで、EVAやコルク、合皮グリップの保護におすすめの熱収縮グリップの紹介でした。

 

その他、タマの柄やハンドルなど、滑りやすい棒状のものの滑り止めに色々と活用できそうですね。

 

バイバイ