2023年 7月3日 天気>晴れ 風>南6m凪ぎ 気温>24→32℃ 水温>・・・℃ 潮>濁り 漁場>本牧~富岡沖 水深>6~15m 潮流>北→なし→南

 

7月に入り、横浜沖のマダコは根岸湾以南の漁場が全面解禁となりました。

▲地図中の真ん中から南側が今回解禁した漁場。根岸湾は予想以上に大きく深いんですよねえ。ペリー艦隊のミシシッピ号が寄港したことから、外国人のあいだではミシシッピ湾とよばれることもあるらしい。

 

長崎屋さんでは、本牧から横浜港、鶴見沖、川崎~羽田沖を攻めていましたが釣果は今一・・・。今回の解禁で好転するといいんですけどね。ところが昨日、大ダコで有名な富岡沖の沖目のポイントが不発だったらしい・・・。うーむ、今年はダメなのかな? ダメというか普通の釣れ具合に戻ったというか。

 

  そんな期待と不安を胸に長崎屋さんへ。

 

▲富岡沖の良型マダコ乱舞を夢見るタコ釣り人が大集結、なんと片舷14人超満船。

▲出船前の準備は超簡単で、竿に尻手ロープを付けたら完了(笑)。残りの時間はたくさん用意したエギの中から、一軍メンバーの選考会。巻物メインに明るい色の組み合わせをチョイスしてみました。

 

※周りの釣れ具合はブタ巻き+黄色か白のプレーンが良かった感じ。ゴムのザリガニみたいなのが付いたエギも良さそうでした。

 

  8時過ぎに出船。

 

早朝から気温がグングン上がって灼熱地獄の様相でしたが、風がそよそよ吹いてきて快適に過ごせました。

 

無風・快晴になったら熱中症アラート!

 

ペットボトルに水を入れ、クーラーボックスで冷やしておき、クラッときたら頭からかぶったりタオルを濡らして首に当てたりすると回復します。

 

出船後すぐに南下するのかと思ったら、いきなり見慣れた本牧港前の岸壁からスタート。

「おいおい、せっかく解禁したのにここからかい」とかブツクサ言って小突いていると、なんだか抵抗感・・・どうせイソギンチャック野郎とか根っこだろうと思いつつエイヤっと合わせるとグニューっと乗った~。

 

結構な重量感で、

▲いきなり1.5㎏の良型来たー!  こっちにも良い奴いたのね~と、ご機嫌っす(笑)。

 

でもその後は船中不発。船長は早々に見切って、少しずつ南下していきます。

※昨日、富岡沖で当たらなかったので、富岡集中攻撃はしなかったそうです。

 

  水路を渡って根岸湾へ。

いつもなら湾から沖へ向かうのに、今日は見慣れぬ湾奥方向へ。

▲湾の中のブイ周りでスタートすると、船中あっちこっちで竿が大きく曲がり、ほぼ全て1~2㎏アップの良型ばかりが取り込まれます。

 

こりゃいいやと必死で小突いていると、グニュー。追い小突き50回を経た後、

▲オリャーと合わせるとずっしりとした重量感。

▲1㎏アップのナイスサイズゲット。

 

  何度か潮回りしてアタリが遠のいたら、ストラクチャー周りへ。

 

船長は次から次へと場所移動して、根岸湾内の岸近くをなめるように巡って行きます。

▲あまり見たことのない景色で新鮮。

▲橋脚の間深くまで投げ込んで小突きつつ探っていきます。意外と根掛かりせず、今日はほとんどロスト0でした。

▲見慣れぬ護岸巡りで飽きない(笑)。でもアタリは遠い。

 

1箇所で船中0ヒットか、ポツポツっと数匹ヒットするような釣れ具合だけど、上がってくるのはほとんどが1㎏アップの良型で、たま~にチビサイズといった感じなので、一発の価値が高い。

▲移動のたびにリーダーのキズをチェックしつつエギを取り替えていきます。

 

投入後、マイナステンションでガシャガシャと竿を動かし、しばらくしたらオモリが少し動くぐらいのテンションで小突き、異変が無ければ大きく空合わせして仕掛けの場所移動。

 

何度目かのオモリ移動後、少しテンションを掛けるとムニュー。

 

ここでびっくりアワセするとバレるので、ゆっくりじっくり追い小突き1分間。

 

そして、

▲エイヤーっと合わせるとグニューッ、これが快感(笑)。

▲良い奴キター。

▲2㎏級のずっしり重いマダコちゃんゲット。

 

その後も、

▲あちこちのストラクチャー周りを転々として、

▲あっちでポツ、こっちでポツっとヒット。

▲小さくても1㎏前後ぐらいで重量感満点。

 

  終盤、いよいよ富岡沖へ。

 

沖目の平場、時々貝ガラが引っかかるぐらいの富岡沖にたどり着いたのは昼過ぎ頃。それまでに船中あちこちで良型がヒットして、まずまずの釣れ具合といったところかな。

▲水深12~15mぐらいの沖ポイントは大ダコの宝庫なんだけど、ダメな時は延々とダメで非常に飽きる(笑)。今日はそっちの飽きる方で、船長はあちこちを流し変えてくれるけど船中音沙汰無し。

▲今年は富岡沖不発なのかな? それともそのうち潮が気に入ったら乗り出すのか? 誰にもわからないけど、とりあえず今後に期待。

 

  終盤戦、少しずつ北上していきます。

 

富岡沖不発で、根岸湾→本牧港へ少しずつ北上していきます。

▲1時過ぎでも船中全員意気軒昂。いつどの席に大ダコがヒットしてくるかまったくわからないので、みなさん当たりくじを引き当てようと熱心に小突き続けます。

▲sゴーさん、前回同様今回もなぜか大苦戦。同じエギセットでやってるんだけどなんでだ? とりあえず顔は見たけど・・・。

▲最後の最後に、それまでボーズだった人が3連発したり、何が起こるか最後の1投までわからないのがこの釣りですね。自分もこの前、2時までボーズでそこから15分で4連発なんてことがあったっけ。

 

「諦めたらそこで終了ですよ」の極致みたいな釣りです(笑)。

 

  ということで2時半に終了~。

 

自分は6杯目ゲット後、長く不発。必死でがんばったけど尻つぼみ・・・最後の2時間は音沙汰無しで残念無念でした。

 

終盤は当たらないもんだからエサ巻き4つ付けとか、やり過ぎた・・・。

乗せてる人はシンプルな2つ付けだったなあ。ザリガニ風エギで連発してたので、仕入れておこうメモメモ(笑)。

 

ということで終了。

 

▲網がずっしり重い。チビ1匹、1~2㎏弱が5匹と重量感満点、前回までのチビメイン釣果とは雲泥の差で、全面解禁の恩恵を受けることができました。

 

▲良型多発。

▲ガツンの瞬間を動画にしてみた。

 

1発、でかそうなのをバラしちゃったのが痛恨。チビのポロリと違って、やっちまった感が半端ないです。

 

なにしろ、スーパーでチェックしたら700gの茹でタコが3000円! 

2㎏アップのバラしは、1万円札を落としたようなもんですから!!(笑)。

 

かなり難しく、ボーズも出ちゃうような釣れ具合ですが、何しろ高価なので、良型を1~2匹釣ればOKぐらいな感じで挑むと気が楽かもしれませんね。

 

  備考

 

・ブタ巻きエギ+巻き無しエギの2個付けの人がよく釣ってました。

・色は白、黄色が良さそうな・・・。

・乗りを感じてもすぐに合わせず、しっかりと小突いてエサ巻きのエサに食いつかせてから強烈に合わせる、ぐらいにするとしっかりガッチリ掛かるような感じでした。

※根掛かりかと思ってすぐに合わせちゃったり、空合わせでタイミングが早いと途中ですっぽ抜けやすい。

 

・今日はほとんど根掛かりせずでしたが、根掛かり全ロストに備えてすぐに交換できるように準備を調えておくと良いかも。

 

ということで、次は一義丸の激渋マダイ。大物バラシがポツポツあるらしいので、そいつを是非とも狙いたいところです。

 

バイバイ