2023年 2月17日 天気>晴れ 風>北3m凪ぎ 気温>2→10℃ 水温>13℃ 澄み~微濁り 漁場>久里浜沖 タナ>60~80m 潮流>微南→無し→微北

 

 

  去年末の一義丸待合所に入った窃盗犯が逮捕!

 

待合所に忍び込んで高級タックルを根こそぎ奪っていった犯人がつかまったそうです。

▲とりあえずの落着ですが、大切な竿をバキバキに折って放置したり、売り先がなくなったリールが捨てられていたそうです。

 

犯人が捕まっても被害が消えるわけじゃないというのが窃盗事件の現実・・・。

やられない防犯対策が何より大切だという教訓になる事件でした。

▲愛用ロッドはバキバキ、高級リールは戻ってこず・・・。ヒ○ーガかわいそす(涙)。

 

 

  ユッキー師匠船長で出船。

 

前回、タッチー船長の船で久々にマダイ釣りをしたら、操船の切れが増して凄かったというお話をしたんですが、タッチー船長はマルイカ船担当に戻っていきました~~。バリバリ釣果で活躍中です!!

▲今回は通常通りに一義丸の親分ユッキー師匠の操船で出船しました。

 

この船長は上手いとか凄いとかを超え、むしろそれが普通・・・。

超絶操船なのに安心感とかのんびり感すら感じる・・・凄さの向こう側まで一周回ると普通になるらしい(笑)。

 

300キロ超で高速移動してる新幹線で、のんびりお茶を飲むような感じ

といえばわかりやすいかな。余計わかりにくいか(笑)。

 

何十年も同じ釣り物に通い続け、その釣りに習熟して周りを見回す余裕もできた。それでもなおかつ、これ以上の船長は望むべくもないと感じさせるんだから凄いものです。

 

まあだからこその人気船宿なんでしょうけどね。

 

▲今日はヒューガ船も出してくれ、なんと片舷3~4人の2隻出しという大盤振る舞い、嬉しい!! 我々はユッキー船の左トモから3人で並びました・・・。

 

「並びは右舷がいいなあ」と、なんとなくお伝えしといたんだけど左舷側だった・・・。

左舷の方がたくさん釣れることだってあるからダメじゃないんですよ。でもねえ、北風の日は日陰で寒いんです。左舷でも前二人とトモ二人は何とか日が当たるんだけど、真ん中はツンドラ地帯・・・。

 

寒がりの両御大を座らせるわけにいかないので、

▲自分が操舵室下に座ることに。今日は快晴・凪ぎでかなり良好なコンディション。他の席の方々はぽかぽか陽気でしょうそうでしょう。

 

ところがこの席は朝の気温3℃から一向に上向くことなく、むしろ冷たい風で体感気温は氷点下まで下降・・・。解かしたコマセが再びカチカチになってやりにくい、指も凍える・・・。

 

日が当たる席が三浦半島の気候だとしたら、左舷胴の間は鹿島どころか宮城・石巻ぐらい気温差があるかも。

 

  • 曇り~雨の日はどの席も同じように寒いので差がありません。
  • 南風の日はツンドラ地帯から南国に早変わりします(笑)。
  • 風向きが北から東か西寄りになるだけで、日当たりが良くなるので北風以外の日ならなんとか大丈夫。

 

  久里浜沖でスタート。

 

剣崎沖は相変わらずの澄み潮で海水温が17℃もあり、エサトリだらけということで久里浜からスタート。こちらは水温が12.7℃と低く、少しだけ濁り潮っぽい潮色。

▲前日は、後半から濁りが入ってクボタさん絶好調、この時期としては快挙とも言えるツ抜け達成!! やりましたね~!!

 

 

  あやかりたい!と、第一投。

 

70~80mの深場でスタートし、何度か手返ししていくとそれっぽい反応が出てきて喰いそう。すると右隣=左前2番目ジイの竿がガツーン!

 

いきなり巻き上げonにするけど、大丈夫かと思うような強烈な引き・・・途中から引かなくなって、「はずれちゃった」とか言ってるけど??

 

ハリスを手繰ると切れてる・・・。「こんどいきなり電動onにしたら親指切り落とすからね」と釘を刺しても馬耳東風でグビッ。「当たるだけいいだろ」だってさ。

 

しばらく後にまた良い引きで、

▲良型ゲット。「さっきのはコレの倍はあったな」だそうです。その後も人一倍アタリを引き出し、マダイ3枚ゲットで船中2位タイでした。

▲すると今度はトモのsゴーさんにヒット。こちらは先輩ジイと対照的に慎重な巻き上げで、無事に1㎏級ゲット。

 

「二人ともボーズ抜け出してイイナア」と、手をこまねいて竿を見てるとギューン!

▲こっちにも来た! モワーッと反応が入ってきたタイミングが大チャンスで、当たるときは3人中1~2人に同時ヒットしてきました。

 

誰かが当たった時は大チャンス!!

▲チビちゃんだったけど0と1では天国と地獄。気が楽になった。

 

  その後しばらくすると反応が抜け、なぜか二度と入ってこなくなる・・・。

 

するとユッキー船長から移動の合図が出て、船数隻分ぐらいの微移動~数十mの中移動で反応を捉え直して再投入。

 

→しばらくすると反応が入って来て船中誰かにヒット。

→チャンス魚群が去ると船中アタリがなくなりまた微移動。

 

同じ漁場で何度か入れ替えてアタリが出なくなったら、その漁場は出がらし状態と判断して場所替え。

▲5~10分走って違うポイントで再スタート。この時だけ我が席に日が当たる!「雪解けじゃ~」っと歓喜したのもつかの間、

▲再びツンドラ状態、寒いんじゃ!!(怒)。

 

10時ぐらいまで全くの日陰状態で他の人はぽかぽか、自分だけ体感0℃・・・。普通なら指先が動かなくなる状況でしたが、今日は新アイテムが大活躍!!

 

▲電熱ハンドウォーマー! 首から下げるストラップが付いてて腰に巻いてもOK、着脱簡単で使い勝手良好。ただ、内側はフリース生地なのでオキアミ臭が付きやすそう。洗えばいいんだけど洗えるのかな? 

▲2000円ちょっとと激安(バッテリー別)。電熱を使わずとも、使い捨てカイロの“鬼熱”か“マグマ”を中にぶち込んでおくと、やけどしそうになるぐらい温かくなり、瞬時に指先の冷たさが回復して最高でした。

 

※普通サイズのお手々には大丈夫だろうけど、バッテリーをセットすると穴が狭くなるので、もうすこし大きくても良かったかな。

※鬼熱とマグマは、屋外用の貼らないタイプが強烈に温度が上がるので最高です。貼るタイプは指先用としては暖かさ今一(オレ調べ)。

 

 

  寒さに耐えてじっとしてると激反応!

反応が入るまでは海底に潜むアンコウ風に寒さに耐えて微動だにせず、探見丸に反応が映し出されたら、おもむろにハンドウォーマーから手を出し、竿を持って執拗に誘い倒すと・・・、

▲ガツーン。軟調ロッドなのでこれでもかというぐらいアワセを入れてからゆっくり巻き上げ体勢。

▲サイズアップ1.4㎏ゲット。

 

一人が当たると両御大のどっちかも当てます。仕掛けと釣り方等をみっちりミーティングしてきてるので、当たるタイミングもシンクロするのかな? 

 

ユッキー船長は、こちらのポイントでも反応が入らなくなると船位置を小さく~大きくずらして反応を呼び込み、それでも喰わなくなったら別ポイントに移動作戦で、相変わらず飽きさせない操船を繰り広げてくれます。

 

激渋化してなかなか口を使わないマダイ君を、あの手この手で攻略するのが厳冬期コマセマダイの妙味なんだけど、この楽しみを満喫できるか否かは船長の操船術次第。

 

特にこの時期は、「そのうち喰い出すだろう」と同じ場所に張り続ける、“居座り型”操船の方が釣れる場合もあるようだけど、反応もないのに「そのうち釣れるだろう」と信じてコマセを打ち返し続けるのって苦行じゃないですか?

 

一生懸命手返ししても反応も出ずエサも取られない・・・自分には耐えがたいなあ。

特に一義流の「機動力を活かして反応を探り、反応に当て続ける」的な攻撃的操船に慣れると無理~。

 

そんなこんなで、移動のたびに船中ポツポツ釣れ続け、船中ボーズ無しに。

▲トップはsゴー御大の4匹。自分とジイも4~5回ずつマダイっぽいアタリがあったけどバラシで3匹ずつの2位タイ。それでも3人で10匹ゲット、1~3位独占というのは快挙です。みんな釣れると帰りの道中の雰囲気が実に良い(笑)。

▲いつしか我が日陰席にも日が差すようになり、凍えきった体も解氷~。なんだか風邪っぽくて体調今一だったけど、寒風にさらされて菌も死に絶えたのか、帰る頃には復活してた。

 

風邪っぽかったりだるかったりしたときは、海風が一番の万能薬なのでした(笑)。

 

今日も船中何回か、でかそうな奴にぶった切られてたので、凄い奴がいると思うんですよねえ。

多分何かのマダイダービーが開催されてるだろうから、狙ってみたいな6キロ7キロアップ!

 

ということでまた来週よろしくです。

 

バイバイ