2023年 1月9日 天気>快晴 風>北2m凪 気温>4~15℃日中は汗ばむ陽気 水温>15℃ 漁場>久里浜沖 タナ>50~60m 潮流>微南→なし

 

やっと初釣りです!

 

「なんでや、初釣りやったやろ」って?

あれは納得できなかったのでやり直し、今回がモノホンの初釣りでっせ!

3月まで続く“初売りセール”とか10年続く閉店セール風に、上手に釣れるまで初釣り無限ループ不退転の決意・・・なんのこっちゃ。

 

  冗談は顔だけにして、釣行レポート。

 

本日は成人式。普段は祭日の釣行は避けてるんだけど初釣り希望者と同行。

▲ギシさん親子とsゴーさんは本当の初釣り。オレはウソ初釣り(笑)。

▲本日、一義丸マダイメイン船の22号ユッキー船は凄腕常連多数&昨日からの連チャン組多数ということで、我々は大船長のヨーさんが操船する船に乗り込みました。ユッキー船は片舷7人前後と盛況だけど、こちらの船は片舷5人と余裕有りなので、ワンチャンあるかも。

 

タッチー船長はもちろんカワハギ担当なんだけど、ヒューガどうした? と思ったら成人式だそうです。

▲バッチリ決めてたので一緒に記念撮影。ハタチの青年に、半世紀も前に成人式を済ませた釣り人が遊ばせてもらってるんだから面白い。 

 

 

実に頼もしい新成人、今後も末永くがんばれヒューガ!!

 

 

成人年齢が引き下げられたけど、今日の成人式には18歳と20歳が参加したのかな? 

よくわからんけど成人式記念ということで、今日の目標はマダイ18~20匹ゲット!!

寝言は寝て・・・。

 

▲朝日が顔を出した頃に出船。

▲「今日はがんばりますよ~」「お父さんをぎゃふんといわしちゃいなよ」「やっちゃいますか(笑)」。

▲「フフン、まあビギナーズラックがありますからね」と余裕の父ちゃん。親子で同じ趣味に打ち込めるって、いいですねえ。

 

  20分ほど北に走って、定番の久里浜沖漁場でスタート。

 

まずは北の場所・・・旗艦ユッキー船長と同じ場所から開始。違う場所だったらどうしようと心配だったけど一安心。

 

 

 スタート前に、前回マッチしなかった反省点を反すう。

 

・チビ鯛中心は、短いハリスでごちゃごちゃ動かした方が早いという先入観→×。

※完全に落ちのマダイ的な雰囲気で、マダイのサイズに関係なくそう簡単には食いつかないし誘いにも反応しにくい。

=ロング&スロー、待ち長め・誘い少なめをメインのやり方にし、色々試してみる。

 

・1㎏弱~1㎏半ぐらいまでがメインなので、極弱・極小針で充分→×。

※バレやすく切れやすい。時々ワラサがヒットし、大鯛が出る可能性もあるので、それに対応できる仕掛けを使用すべし(3.5号ハリス&マダイ針8号以上)。

ちなみにアタリは2号も4号も変わらなかった。潮時次第で当たるときは当たる。

 

全般に“やり過ぎない・置きすぎない”を念頭にやってみることにします。

▲ちょっと深めのこのポイントに多数のマダイ船が集結、さすが祭日。

 

周りを見ると、どこかの船でポツーンと釣れる程度で静かなスタート。

 

探見丸には時々反応が入ってくるけどすぐに抜けていくような感じ。

近くにいるけど船下に入ってこない」状況かな。

 

反対前のギシさんと情報交換を密にしながら手返ししていくと、左舷真ん中でヒット。

こんなに微妙な探見丸反応でも喰うんだと認識を新たにし、誘うような誘わないような感じにしてると、

▲ギューン。凪の海に竿先が突っ込むのはなんともいいもんですねえ。

 

結構な引きでワクドキしつつゆっくり上げてくると、

▲1㎏半ぐらいのまん丸太ったナイスサイズ浮上!

 

タイドグラフ的には下げ潮で、船は北を向いていて止め気味の操船。道糸がトモ方向に大きく斜めになって前席は非常に不利な状況のはずなのに、前席で当てられたので心に余裕が(笑)。

 

ゆったり手返ししつつ反応にツケエサを入れ込んでいくと

▲ヒット。一発しっかりアワセを入れたら早すぎず遅すぎない速度でただ巻き。唇が切れてバレないことを祈りつつ上げてくると、

▲これまた1㎏アップのいいマダイちゃん。

 

ギシさんと釣れ方を情報共有しつつ、隣のsごーさんに「○して□してみてくださいね」と伝えると、

▲sゴーさんと同じタイミングでヒットし二人とも無事にマダイゲット。今日は同時ヒットが2~3回もありました。

 

口を使う一瞬のタイミングをマダイ群が共有しているかのよう・・・。

 

 

誰かが当たったらビッグチャンス!!

というのは間違いない。

 

  右舷のギシさんにもヒット!

 

サクッと顔を見てからが凄く、連発。左前の自分と二人であっという間に3枚ずつゲットとご機嫌。

▲隣のよっちゃんも無事にマダイをゲット。初釣り陣が全員顔を見て、今日の釣行はとりあえず成功!!

 

 

我々だけ絶好調。

 

道糸は相変わらずトモ方向に斜めになり、大トモの人と時々オマツリするぐらいな斜めり方だけど、なぜか前4人の我々でアタリ独占。誰かが当てたら、その状況を伝え合うことでアタリが集中したパターンかな。

 

ただし、そのやり方が本当に正しいかは何枚か連発させないと確信できないんですよね。

しかも、潮の状況が変化したらすぐにそのやり方はオワコンになるので、よほど親しい仲間じゃないと余計な口を出しにくい・・・。

 

ちなみに“伝える情報”とは具体的には、

・タナでのステイは長いのか短いのか。

・誘いはどんなか。

・針と装飾は何か。

・ハリス長の長短。

等々。

 

ほんとなら「○△したら当たりましたよ」と釣れてない人にすぐに伝えたいけど、余計なお世話になると困るし・・・。「ブログ見てます、参考になってます」なんて声を掛けてくれた人には、すぐに何でも言っちゃいたいんだけどね(笑)。

 

まあ、親しい釣り仲間が増えると、情報共有量が増えてより釣れるようになるというのは間違いない!

 

1本竿でやってるのと、10本竿でやってるのでは情報量に10倍の差があって、10倍の情報量を得た方がより効果的な釣り方ができるというのは自明の理。釣り方の引き出し、今風に言うと経験のストレージも10倍速で貯まっていくから、釣り仲間の情報網って言うのは貴重なもんです。

 

そういえば出船前、2回連続竿頭絶好調のW名人に秘訣を教えて貰ったことも参考になったなあ。

 

曰く、「長めで余計なことはしない方が当たりますね、置き竿でじっくり待つんです」。

 

チビ鯛数釣りモードは、どちらかというと早い釣りの方がいいという先入観を改めるきっかけになりました、ありがとうございます。今日もユッキー船で釣れたかな?

 

 

  その後、アタリが加速。

 

周りとタイミングをずらしつつコマセを切らさないように手返ししていると、結構頻繁に反応が入ってくるようになり、4枚目5枚目とポツポツ。

 

途中、右前のギシさんが連発モードに突入し、その隣の息子君は全然当たらずご機嫌斜めなんてことも(笑)。父ちゃんは釣り座を交換して息子君に釣らせようと苦心。でも、代わった方で再び竿を曲げてよっちゃん苦虫なんてありがちな展開も。

 

左舷はアタリが出にくくなったと思ったら、よーちゃん船長が操舵室から手招きしてるので行ってみると、

「ほら、ソナー見てみな。右舷の特に前寄りに反応が集中して出てるだろ」

「ほんとだ。こんなに糸が後ろに斜めになってもトモ有利の下げ潮じゃないんだね」

下げは下げだけどろくな潮はないなとのこと。

 

トモ有利の潮っぽいのに当たらないのは、コマセが効かせられなかったり、誘いがマッチしてなかったり、仕掛けが反応に届いていない可能性大。

 

推奨仕掛けがあり、指示ダナを指定されるコマセマダイ釣りだけど、細部の工夫によって釣果が0と10ぐらい違っちゃうのが面白いんですよねえ。してやったり感を味わえるのが、この釣り最大の魅力と捉えている人も少なくないみたいだけど、気持ちわかる~(笑)。

▲途中でギシさんに強烈なアタリ。しばらく糸を出されたり巻いたりした後で、「ワラサですねえ」とポツリ。

▲反対側3~4人と超絶オマツリ、仕掛け全員全損したけど、ぶっといワラサを無事にゲット。

 

  左舷トモの人にも強烈なヒットでワラサ。

 

左舷一番前の自分含む全員の仕掛けを巻き込む大捕物・・・マダイ仕掛けにワラサがくると大オマツリはしょうがないので、気持ち良くオマツリ解消に協力します。で、無事にぶっといワラサゲット。6㎏もあったそうです、ジュルル。

▲おまつりばかりなので、先端まで移動してのんびりやってみます。凪のぽかぽか陽気が気持ち良すぎる。

▲ぼけーっとしてるとギューンと突っ込んだ。最高の瞬間。

 

小さそうなのでドラグをどんどん締めて時短巻き上げ。でも時々唇切れバラシするので、サイズに関係なく丁寧な巻き上げがベスト。

▲コレも小さいやなんて、ガリゴリ巻き上げて来たら意外と1㎏あったりして。タモが無いのでビヨーンと抜き上げ。

 

  中盤、アタリが減り反応も入らなくなってきたところで本日初めて場所移動の合図。

 

「ちょっと反応探してみるから上げてください」とヨーちゃん船長。ぐるーっと同海域を探査する5~10分間の惰眠がなんと心地よいことか。このまま夕方までひなたぼっこしつつ、うつらうつらしたいような小春日和、サイコー。

 

ほぼ同じ場所の深みに反応を発見して再スタート。

 

コマセを撒くとモジャモジャ反応が出てきて、sゴーさんヒット。よっちゃんもギシさんもヒット!! 結構な引きなのでマダイかと思ったらでっかいアジ。「騙された」と嘆くギシさんと、「旨そうなアジだな~」と喜ぶその他二人の明暗。

 

なぜかオレだけ当たらないけど、逆に他の仕掛けが入っていない今がチャンス。

アジに見つからないようにジーッとそのままにしてリールタイマー3分、4分、5分経過。まだ我慢。6分の表示でもうエサがないかなと巻き上げようとしたらギューン。

 

合わせるとアジとば別格の鋭く重い引き。ちょっと重すぎるのでチヌかなと疑いつつ上げていくと、

▲今日一の2㎏良型マダイゲット。

 

 

深場から少しずつ浅くなっていくと、アジのアタリが減り、再び数人にヒット。

 

ギシさんヒット。「今度はアジじゃなくてタイになりましたよ、結構良い引き~」と、にやけつつ上げて来たら、

▲でっかいチヌ2㎏級。「また騙された~」と苦笑い。

 

でもマダイもいっぱい釣って、

▲よっちゃんと二人分でクーラーが閉まらないほどの大漁。

▲初釣り大成功!

 

 

sゴーさんも今日は大奮闘し、マダイとチヌが連発でアタリ活発。

 

▲「いやあ、今日は楽しかったなあ。時間が短かったですよ」と予想以上の大漁で良かった良かった。

 

 

▲動画。

 

自分も今日は大奮闘で、教えてもらった長め・遅めの釣り方でヒット連発したけど、10m仕掛けの早い釣り方でも多発。

※早い=反応に合わせて誘いつつ、反応が抜けたら即座に手返し。

▲早めの釣り方で会心のヒットが数回味わえたのが痛快で、前回のモヤモヤを解消できました。やったぜ。

▲無風ベタ凪、船があっちこっち向くような無潮状態でも、まだ喰いそうだったんだけど14時の納竿時間となりました。暖かくて穏やかで、またすぐに来たくなるような極上の日でした。

 

  ユッキー船マダイも、もちろん絶好調。

 

朝、同じ場所を流していたユッキー船は、喰いも反応も渋いと見て早々に移動、別場所で枚数を重ねて行って船中さすがの大漁。あちらの船は下げ潮でトモ有利の状況通りにトモ側が盛況、前寄りは苦戦という定石通りの釣れ方だったみたいです。

▲トモ寄り席が好調だったみたい。Nさん、今年も凄腕発揮中。

 

 

  しかし、こっちの船の前有利というのは何だったんだろうなあ・・・。

 

潮が非常にたるいので、席に関係なく釣り方次第だった? でも、全員正解の釣り方ができる船だと、ほぼ無潮でも潮下有利が顕著化するといったところでしょうか。

 

好調の理由をしっかり分析しとかないと次回釣行時に再現できないので、釣れたときにはその原因を色々と類推・反省・反すうしています。でも今日は、なぜ好調だったのかが今一不明。おきっぱで釣れてもなあ・・・。

 

  タッチー船のカワハギは復調の気配!!

 

今日のカワハギ船はトップ26枚。タッチー船長によると、「水温が上昇し、水色も良くなってきたので再びカワハギの食いが良くなってきそう」とのこと。

 

15日には一義丸独自のカワハギ大会をやるそうなので、その頃にピークの喰いになっていると良いですねえ。成功を祈るのみ!!

 

ということで今日は楽しくやれて、初釣り大成功になってホントに良かった。

 

次回はどんな感じになるか今から楽しみです。

 

バイバイ