ご存じの通り、ここ最近はプレ乗っ込みマダイ釣りに没頭しているわけですが、どうせ行くなら色々試してみようということで釣行毎に竿をとっかえひっかえして、その使い心地をチェックしています。
グラスかカーボンか。
短竿(2.1~2.3m)か長竿(2.5~3.0m)か。
乗っ込みマダイにはどんな竿が最適かを毎週試しているわけです。
▲マダイ用ロッドがいっぱいあるので色々試せます。でも主力は数本かな。
▲主力ロッド壱号機“カーボン無垢ロッド230M”(1.5㎏マダイヒット中)。
かなりシャープな使い心地で感度ビンビン。
ベリー(中間)~バット(元部)がガッチリしているのでアワセやすくリフトパワーも秀逸。
しかしながらグラス竿と比べると硬く、大物ヒット時はやり取りに気を遣う。
時化日は置き竿だと仕掛けが動きすぎでダメ。
▲弐号機は剛樹のグラスブランクスを流用した230のSタイプ(2㎏マダイヒット中)。
軽量かつ柔軟、強い突っ込みをいなしてくれるのでやり取りが楽。
軟調とはいってもバットには張りがあるのでアワセはしやすい。
カーボンほどのシャープさはなく、引きを柔軟に吸収。
※元まで柔らかいペナペナ竿だとアワセがしづらく、何がついてるのか(イナダかマダイかサバか・・・)わかりにくい。ダイレクト感が削がれ過ぎると面白味も削がれがち(個人的感想)。
この2本はいつも通りの使い心地で代わり映え今一・・・。
そこで、ちょっと前のシマノ海攻マダイリミテッド270Mを数年ぶりに使ってみることに。
▲カーボンチューブラーブランクス使用で長さの割に自重100グラム台と軽量。細く華奢なくせに意外と硬い(画像は1㎏級マダイヒット中)。
この竿を久々に使ってみて驚いた!
※竿の調子を把握していないとポロリしやすいんだなあと痛感。
それより何より・・・。
コマセを撒いたり、ビシを回収するために竿を立てたりといった作業が非常に重く感じるのです。たった40㎝長くなっただけで、こんなに使い心地に差が出るなんてびっくりポン。
※メーカー製の最新マダイロッド270〜300は、かなり進化・先鋭化されているので、持ち重り感もダルさも排除され、使い心地は格段に良くなってます。なので上記感想は、あくまでも昔の竿についての個人的な印象です!
ただし、長い竿には利点もあるわけです。
・時化気味の海でもビシが動きすぎずに安定しやすいため、警戒心バリバリのマダイに余計な警戒心を与えずに済む。
・竿の上下だけでストローク長めの誘いができる。
・ヒット後は竿を45°に立てておくだけで長い竿が引きを吸収してくれるので安心。
長竿と言えば先日…。
10年以上前に多用した超軟調ロングロッド“ダイワ・バイパースティック310M”を押し入れの奥から引っ張り出して使ってみたんだけど、その重さにびっくり、一日手持ちなんてとても無理。
▲魚が掛かっても、竿が曲がり過ぎてなんだかさっぱりわからんかった(笑)。でもやっぱり置き竿時の安定性と竿のクッション性は抜群なので、バラしにくくはあるのかな。
短竿は軽くてアタリがわかりやすい。
270㎝の長竿を半日使い、後半にいつもの230㎝の竿に戻したら、その軽量感とダイレクト感に目が覚めた(笑)。竿の自重は海攻の方が半分以下なのに、ビシをぶら下げると3倍重く感じる不思議・・・。
ちょっと昔の竿を使ってみると色んな発見があって面白いかもですよ。
壱号機をチョイ補修。
竿を使いこむとガイドのところに傷が入りますよね。
(=ガイドスレッドのクリア塗装が曲がることで割れる)。
ほっとくと塗装割れが進み、ガイドの足に海水が浸み、錆びて黒く変色したりガイドがもげたり・・・。なのでクラックが深くなったらウレタンクリアでコーティングします。
ガイドスレッドの塗装ついでに、バットもちょい変更。
作成中のマグロロッドのガイドスレッドの工程で、
▲こんな状態からダブルラップで、
▲良い感じの仕上がりになったので、壱号機のバットも同じ加工をしてみることに。
▲元はこんな感じ。赤いアルミパーツが邪魔なので切り取り、装飾も変更。
▲こんな感じに。
▲リールを取り付けてみた感じもまずまず。
※極細スレッドは黒地→グリーンになるんだと学習中。
これで竿の準備は完了。次の釣行では壱号機+BM1000EJでやってみることにしよう。
さらに、補充したビシの穴を広げたり、仕掛けを作ったりして後日の釣行準備は万端。
なんとなく難しそうな雰囲気だけど、爆釣になれかし。
バイバイ