2021年 5月10日 天気>晴れ 風>北風5m 気温>17→22℃ 水温>18.8℃前後 漁場>YSD~BLK タナ20~30m前後 潮流>西系?  潮色>薄濁り~澄み

GWも明けて平日のちょっと空いた船なら、オレにも釣れるだろうと出動してきました。

ところがどっこい今日も満船、一義丸、人気急上昇中です。

 

今日はユッキー&ヒューガの親子2隻で出船。自分はユッキー船の先端席でセッティングします。

▲背中合わせにkさん。マダイはいつも爆釣&マグロも名人なので、話が弾んで準備が間に合わなくなりそうでした(笑)。

 

凪の海を真沖に走って、いつものヨシンデ海域でスタート。

しばらく走って場所到着。2隻が近くに見える場所で並ぶようにストップして、スタートフィッシング。親子対決ですね(笑)。

▲「負けないぞ~」と、ヒューガ新人船長やる気満々鼻息プハー!

 

早速仕掛けを投入すると糸が左舷方向に行きたがる? 5分もすると左舷側でヒットが多発。左前2番目の方がバンバンヒットさせ、その隣のO田兄さんもポツポツ。自分とkさん、両前で取り残されそうになってちょっとあせったけど、なんとかポツーンのヒットを拾っていきます。

▲誘っても反応せず、相変わらずの超スロー・・・。激反応モリモリなので、ついつい誘いたくなる気持ちを抑えているとヒット。

▲レギュラーサイズの1㎏級ゲット。朝の高活性で4枚ゲット。

 

左前のkさんもポツポツあたりますが、「サイズが小さいんですよ・・・。4匹で2㎏ぐらいかも・・・。ああ、でっかいの釣りたいなあ」。あんなにいつも釣ってるのに、切実な望みがあったんですねえ。

 

モーニングタイムで船中ほとんどの人が本命をゲットし、この時点のトップは4~5枚と、まずまずのスタートでした。

 

その後、ユッキー船長は西側探索で船中ポツポツ、ヒューガはヨシンデ海域を粘り強く探索します。

10時過ぎに西から東へ。

西の食いが落ちたのを見計らったユッキー船長は、ヨシンデに戻って周辺を探索。ヒューガがずっと張り続けていた場所の近くで最終戦スタート。10分ほど経過すると潮の加減が微妙に変わったのか、周りの船でヒットが出始め、ヒューガ船でもポツポツ竿を曲げてます。

※潮時を逃さずその場所にいるのが船長の腕の見せ所。ユッキー船長はその点が天下一品だというのは言うまでもない!!

しばらく後、ヒューガ船左前から3番目の今売り出し中の”ボンバーヘッド”君にビッグヒットが来たらしく、巻いては出されの大捕物をやってます。ヤバいのが上がってくるのかとこちらの船のみんなで注目してると、安心安全なやり取りで5㎏弱をゲット、やったね。

 

一方、我らがユッキー船ではアタリが今一。

するといつも以上にマイク多めのアナウンスが飛びます。

「反応出てるから、落とし込んでみてね」

「エサ取りも多いから手返し早めで」

「落とし込んで当たらなかったら戻してね」

「タナ間違ってる人いますよ、基本のタナは絶対守ってくださいね」

と、いつもの静かな船長らしからぬ熱血マイクが飛びます(笑)。

▲「今日は朝から凄い反応で釣れる気しかしないのに、今一アタリが遠かったから気合い入ったよ」とユッキーさん。

 

なるほどなあ・・・。

多分、ユッキーのカンピューターが「今日は何かある」と感じ取ってたんじゃないかと・・・。後で考えると、あんなのが飛び出したのはあの人の無類の経験と勘がなせる技だったと納得。

 

「やった釣ったぜ」の裏に、船長の神業とカンがあると知ってうなっちゃった(笑)。

 

残り1時間を切った11時半頃、左舷前2番目の方に大きな当たり。

朝から快調に飛ばしてた左前2番目の方の剛樹軟調ロッドが大きく曲がり、4㎏級の良型浮上~。タモ入れしていたお隣O氏の竿も突っ込み2.5㎏良型ゲット。さらにトモの方でもヒットが多発、最後に盛り上がって参りました。

 

取り残されるかに見えたk保田さんにもヒット! したけどサイズアップならずでマダイ(小)ゲット。

▲「いやあ大きいのが釣りたいんですけどねえ。でかいの釣るのはお隣さんとかばかりなんですよ、ノイローゼになりそう。でかいのこいデカイノコイでかこmう゛ぃえfめr」。背中側から呪文が聞こえてきます(笑)。

 

一方の右舷側は誰にも当たらず・・・。

「いやいや当たるだけいいじゃないですか、こちら側は誰も当たりませんから」と言おうと思ったらリールがピピッ。

竿が突っ込んだまま糸が3mぐらい出たので良型確定。

 

こ、これは久保田さんの祈りの横取りに成功したんじゃない?

​​​​​​

▲合わせてみるとガツーンと重量感満点。竿を下げてゆっくり出て行く糸が止まるのを待ちます。

 

ズル~と10mほど出てストップ、竿を立ててテンションを掛けると再びゆっくり引き出され、27mの元タナから55mまで知らぬ間に糸が出てました。ビシャーッとは出ないので恐怖感・緊迫感は希薄ですが、あまりのアタリの遠さに緊急事態的弱仕掛けにしてるので軽度のガクブル(笑)。

▲ちょっとでも止まったら竿を立て、弾力を使って反撃体勢に。それでも10m巻いては出されの連続で疲れる。左舷側に走るので、左前kさんの場所をお借りしてやり取り中。

 

※左舷前寄りの方たちは竿を上げて見守ってくれました、ご協力に大感謝。ありがとうございます。

 

やけに重く、なかなか寄ってこない大物風?に次第に緊張感が増し、後ろでタモを用意して静かに見守ってくれていたkさんにも緊張が伝播したのか「なんか、タモ入れるの嫌だなあ・・・」とポツリ。それがあんなことになるとは・・・(笑)。

 

10~15分ぐらいやり取りして、ランディング体勢へ。

その後のびっくり仰天ハプニングは、ぜひ動画をご覧ください。

 

▲最高に笑った!コーヒー吹き出さないようにご注意を(笑)。

 

▲無事にマダイ取り込み成功後、振り向くとkさんがひっくり返ってます(笑)。「こ、腰が抜けた~。パニックですよ!!あの瞬間は一生忘れないかも」。新たなる一義丸のいじられキャラ誕生の瞬間です(笑)。

 

それまでサイズに関係なく1枚ずつ丁寧にタモ入れしていたのに、ハプニング以降は良いサイズのタイも抜き上げるように(笑)。「あんなことあったら、もう何も感じませんよ」だってさ(笑)。

▲といいつつ最後に連発モード突入で船中2位の釣果はさすが過ぎでした。でも大鯛への希求の声は心の中で大きくなったみたい。ますますはまりますね(笑)。

▲一義丸全船でトップはこの方。左前2番目で周りを圧倒する釣果、さすがすぎでした。

 

10年に一度咲く花があるそうです。

シャクダイオオコンニャクは10年毎に開花するそうです。今日、自分も10年ぶりに咲きました! でも画像の花、腐った肉の激臭がするんだってさ・・・う~む、イメージと違う(笑)。

 

https://ameblo.jp/okachanman2003/entry-12468272055.html

▲2012年の3月にゲットした9.8㎏マダイはメスでお腹パンパン。水温が低い時期だったからか激しく重い引きで、こっちの方が数倍びびった記憶あり。

 

▼本日のコメントがこちら。

▲ユッキー船長の「船長やってて良かった」の言葉に感動。マダイ釣りやってて良かったです(笑)。

▲下船後、デジタル計りで厳密に計量。

大鯛は引きの強弱の個体差が大きいなあ。

ビッグヒットで超でかいと思ったらそうでもなかったり、その逆もあったり・・・。大鯛は上がるまでサイズがよくわからないのが醍醐味だと久々に再認識。でかいのが海面にボワーっと浮上してくる瞬間がたまりません。

 

糸が10m以上出るときはパワー勝負の気持ちは一切捨て、我慢我慢で1mずつ丹念に上げるようにしてます。

4号ハリスだとある程度強いやり取りができるけど、3~3.5号ハリス使用時はおっかなびっくりで、「びびりかよ」と思われるぐらいで丁度良いかと(笑)。その際、「切れるな・はずれるな」と念を送りながら集中するのがコツ(笑)。

<やり取りメモ>

細ハリスでのやり取り時に注意してるのは以下の通り。個人的な見解なので参考程度でよろしく~。

・20~30mぐらい出されるのは普通なので焦らず止まるのを待つ。根ズレの危険は常にあるけどそれは不可抗力・・・。

・止まったら竿を立て、指で糸を軽く押さえる”指ドラグ”でテンションをかける。

・必ず反撃が来るので糸を出される覚悟と準備を。

・大鯛の三段引きは数mから一気に10m以上も珍しくない。せっかく巻き取った糸がたくさん引き出されても焦らない。

・腹に空気がたまると途端に引きが弱くなるので、そこからはたるませないようテンションアップで一気に。

・「バレるな」と強い念を送るとバレにくい(=余計なことを考えなくなり、集中力アップの効果有り)。

・びびりすぎと、パワープレーの心が忍び込むとバレやすい。

 

今年、タッチー船で9.79㎏の”ほぼ”船宿タイ記録が飛び出しましたが、その鯛はドラグが3mしか出なかったそうです。

記録が並ばれたと聞き、更新サイズが釣りたいと常々思っていたんですが、まあ釣れません(悲)。

 

大鯛を求める心も薄れ、「まあ楽しくやれればいいや」ぐらいの気持ちになっていた所に、突然の10㎏アップ登場ですから何が起こるかわかりませんね。

▲メスでお腹がパンパンだったから、ビシャーッと引かなかったんですね。でかくて美形のマダイさんに見とれました。

▲泳ぐ姿が悲しげで胸が詰まった。10年に一回なので許してちょ。南無・・・。

▲やけくそ激弱仕掛けのマダイ針(小)が良いところに刺さってました。普段は使わない極小針なので、ちょっとでも無理すると切れてたなあ・・・。オスで産卵が終わったスリム体型の5㎏以上だと、こんな針&細ハリスは瞬殺だったかも。

▲持ってみたら超重い。尾の付け根に指が回らない。全長95.5㎝、たまげた。

▲大喜びしてるんだけど伝わらないので、タッチー船長にバトンタッチ。

▲やっぱり絵になる男だなあ!

 

10.23㎏ 自己記録&一義丸記録を更新できて最高の一日でした。

 

全ては、

▲このお方の采配のおかげです。

 

下船後、

「いかにも大物っぽい反応が船の周りに出まくってたんだよね。誰に当たってもいい状態が30分ぐらい続いてたんだよ」

「最後、風向きが変わってまっすぐ前に行く潮になって、前で食わすかなと思ったら食ったね」

という話を聞いてゾクッ、全ては船長の手のひらの上・・・。それを知れば知るほど「やったぜ、どやっ!」とはなれないなあ、まあ何しろありがたいことです。

▲こんな風に見えてきた。拝んどくと御利益あるかも(笑)。「賽銭よこせ」と言われたりして(笑)。

 

「ヒューガ船で3回ぐらいハリス切られたらしいから、まだまだいるね」とのことなので、今日のメス大鯛の連れのオス大鯛、やっちゃってください。

 

大鯛ゲットの確率をアップさせたいなら、ハリス4号必須で緊急事態でも3.5号までにしといた方がいいかも。あんまり切ってると船長たちが、

▲こんなになっちゃうかもしれないので(笑)。

 

明日以降も大鯛釣れそうです。

でも、10.19㎏ぐらいまでにしてくださいね(笑)。

 

ということで皆様ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いします。

 

バイバイ