コマセ真鯛釣りに必携のロッドキーパー(ホルダー)界に激震、ついにシマノ動く!! 的な感じで、新製品が発表されましたね。

▲シマノ「Vホルダー」19000円。実物を手にしたことがないんですが、軽くコンパクトみたいなので興味津々です。
現状の船釣り界、特にコマセ真鯛釣りに使われるキーパーは、「ラーク」と「ダイワ」で派閥がわかれるのですが、自分の回りの常連はほとんどがダイワ派。竿受部のコンパクトさがその理由かな。
※ダイワのホルダーには90と160の2サイズがあり、これは船べりにセットする万力部分(クランプ)の長さを意味します(90mmと160mm)。関東周辺の乗合船なら、ほぼ全船90タイプでセット可能です。一部の小型仕立船で、90が付けられなかったり逆に160が付けられなったりする場合があるので乗船前にチェックを。
二大メーカーを比較してみると、
●ラーク。
構造がシンプルで耐久性抜群、価格も比較的お手頃。大物泳がせ用の「最強ラーク」から、ライトラークまでラインナップも万全。船宿の貸しキーパーは、ほぼ全てラーク。

▲真鯛釣りならライトラーク(10000円前後)で充分です。軽量コンパクトで持ち運びや収納が楽。ワラサにも使うならもう少し強力な2本足タイプの方がいいかも。
●ダイワ。
万力部分をワンタッチアジャストできる革新的機能や、圧倒的にコンパクトなクランプヘッド(竿受部)が最大の魅力。「コンパクトクランプヘッド」は余計な突起部分がないので、手持ち時に非常に具合がよろしいです。自分もダイワ派です。
※使い込むとクランプのネジがすっぽ抜けやすくなったり、ワンタッチアジャスト部分がバカになったりなどの不具合報告も散見します。
ということで、以降はダイワのホルダーがメインのお話です。

▲自分が愛用しているライトホルダーメタル(定価21000円)は、非常に軽量コンパクトで、特にクランプヘッドの軽さがすばらしい。ダイワ製品にしては耐久性もまずまず?(怒られそう笑)。
2本足と1本足。
ライトホルダーに加え、ワラサ・カツオ・マグロにも使える頑丈なダイワの2本足タイプも持ってます(10年以上前に買ったのに未だに不具合なしなのが凄いです)。

▲2本足タイプ(左)は、大きさ・重さがライトホルダーの2倍ぐらいで、かなりかさばります。コマセ真鯛釣りなら一本足の軽量タイプで充分かな。
竿を取り付けるクランプヘッドを見比べてみると、

▲2本足用に元々付いていたクランプヘッド(左)は、コンパクトクランプヘッド(右)と比べると大きさが全く違うため、竿を握ったとき腕に当たって、とっても邪魔。
なので、2本足タイプ用のコンパクトクランプヘッドを購入。

▲3000円弱と高価なんだけど圧倒的にコンパクトになってさっぱり。右側のライト用クランプヘッドと比べると、軸の太さがかなり違います。当然強度も格段にアップします。


▲ノーマルとコンパクトでは大きさがこんなに違いますが、強度的には大差ないみたいなので、おすすめです。

▲コンパクトヘッドを付けてスッキリした竿を、2本足の大型ホルダーにセット。安心感抜群です。
ロッドクランプの取り付け位置。
竿にクランプヘッドを装着する際は、下記の注意が必要です。
・クランプヘッドのサイズが竿の太さにマッチしているか、釣行前にチェック。ヘッドが細すぎ・太すぎて装着不可になると最悪ですので事前確認を欠かさずに。
※真鯛竿の場合、クランプヘッドのL~LLがあればほぼ大丈夫かな。
・竿に装着する際、キーパーの又部がリールに干渉しないかチェック。レベルワインダーが又部と干渉してギアが折れたり、リール本体下部に又部が激突してリールが破損したことがあります。要注意です。
・クランプヘッドが回りにくいように、グリップテープ等の滑り止めを巻いとくといいかも。
・時化気味の日はクランプヘッドを竿尻付近まで下げて竿の跳ねを軽減するなど、海の状況によって取り付け位置を微調整。
・竿を複数持って行くときは、クランプヘッドも複数用意して、竿にあらかじめ装着しておくと竿交換が簡単。
ライトホルダーを使いやすいように加工。

▲自分のライトホルダー、はっきりいってかなり酷使してオンボロですが、不具合なく稼働してくれてます。
ただし、そのままの状態だと若干の使いづらさがあるので、下記のような細工をしてます。
・又部とその下の黒い部分に小さな穴を開け、上下をスナップで接続して又部が跳ね上がらないようにしてます。竿をセットするとき、不意に又部がたたまれるウザさが、これで解消されます。
収納時には、又部をたたまないとかさばるので、スナップをはずして折り曲げられるようにしてます。
・又部にホースをかぶせて又部を延長してます。はっきりいって又部が小さすぎなんですよね。無造作に竿を戻したときに又部からはずれて竿が横に行っちゃったり、移動時にキーパーにセットしといた竿が跳ね上がってそこらに倒れてキズが付いちゃったり・・・。
ホースで又を大きくしておくと、竿がしっかりホールドされます。ちょっとかっこわるいので、大股開きなキーパーを作って欲しいところです、大股開き最高!!
・キーパー側部に磁石を接着。移動時に付け餌付きの針を付けておいたり、予備の針を付けたりしてます。
※竿受部下にハリスを挟める部分がありますが、細ハリスだと傷つきそうなので、磁石を利用してます。
こんな、ちょっとした工夫で使い勝手が凄く良くなります。でもさあ、自分しかこんな小細工をしてないんだけど、みんな不具合を感じてないのかな?
風波の影響を受けやすいミヨシ席専門の自分ならではの不具合ということかな?
竿を下向きにしたがるよね(笑)。
古参のマダイ釣り師の方に多いんですが、キーパーの下に置く木っ端等の台座を加工して、竿が下を向くようにしている方をよく見かけます。

▲台座を三角に加工して、キーパーを斜めにセット。こうすると竿先が海に突っ込むような角度になります。画像の方の角度はまだ甘い方で、もっと急角度な台座を使っている方もいます。
さらに強者になると、又部に竿を乗せずに、その左右に竿を置くことで強烈な下向きにしてる人がいます。特におじいちゃん釣り師に多いような・・・。著名な某マダイ名人がテレビでそんなやり方をしてるから、その影響かも。
あの方はシマノの方なのでキーパーは絶対にラークなんです。で、ラークなら竿受部が大きく堅牢なので問題ないんでしょうが、ダイワのコンパクトクランプヘッドにねじるような負荷がかかる置き方は、不具合の原因になります。
ワラサ釣りの時にこの置き方にしてる人のクランプがもげて、竿を海に落としたのを見たことがあります(笑)。自分も不具合経験があるのでやりません。

▲矢印部分に黒いネジがついてるんですが、これをはずすと又部が下がるため、かなり竿先が下向きになります。

▲結構な角度で下を向きます。

▲横からみるとこんな感じ。又部が下がった分、竿受部にはねじ曲げるような負荷がかかってます。
又部が1㎝程度下がっただけですが、竿受部には大きな負荷がかかるようで、すっぽ抜けたり折れたりという不具合が続出。あわてて黒いネジを付け直し、竿受部が真っ直ぐ受け部に入るようにしたら、すっぽ抜けが解消されました。
普通の台座に、全くノーマル状態でロッドを装着しても、

▲竿はこんな感じになります。充分に下を向いているので余計な加工なんて不要ですね。
竿を下向きにするのは何のため?
常連諸氏が竿を下に向けたがるのは、なんのためなんでしょう?
2本足のラークは下側にネジが付いていて、そのままの状態で竿をセットすると戦車の主砲状態で竿が上を向いてしまいます。これだと上過ぎて具合が悪いので、台座を加工して竿が下向きになるように工夫したものです。
でも、今のダイワのキーパーなら、そのままで充分に下を向いてます。だから加工して下を向ける意味は特にないと思うんですけど・・・。

▲2本足のダイワ製ホルダーで、竿の細い部分が又部に乗ると、こんなに下向きになっちゃいます。十分すぎる角度なので、こちらも加工等は不要です。
いずれにしても下に向けるのは、「竿が揺れにくくする」というのがその理由だと思うんだけど、下に向けても向けなくても竿の揺れ方はあまり変わらないんじゃないかなぁ。
特に今の高性能マダイロッドなら波を吸収するので、竿の角度なんてほとんど関係ないです!!
竿の角度にこだわるのは「揺れの制御」?
「竿下向き問題」について常連諸氏とお話してたら、意外と置き竿時の竿の角度にこだわるベテランさんが少なくないみたいなんです。
自分は基本「手持ち」なのであまり「置き竿の角度」は気にしないし、竿の揺れを抑えるために下向きにするぐらいなら、手で持って揺れないようにしてます。
中には、竿の半分が水中に入るぐらい竿を下向きにしてる人がいるけど、あれでアタリがわかるのかなあ・・・。本命のアタリはともかく、トラギスとかネンブツダイのアタリは取れないに違いない。
それに、竿を下向きにしすぎると、逆に波やうねりの影響を受けて仕掛けが上下に動いちゃうから逆効果になりかねないです。
下向きにして意味ある?
っていうか、そもそも竿を下に向けることで釣果アップなんてことがあり得るんでしょうか? 自分は手持ちが基本なんで、その辺の微妙な違いはわからないんですよね・・・。
そこで早速、常連さんたちにインタビュー。「竿を下向きにして、なんか効果あるんですか?」と聞くと、
「竿が揺れないようにしてるだけ」「何となく癖だよ」という返事が多かったけど、一部の人は「下向きにした方が当たりやすい」と実感してるみたい。
「悪癖だぜ、意味ないよ、じっちゃん!!」
と決めつけたいけど、超ベテラン諸氏が実感として釣れると感じてるなら、そちらの方が正解なのかな。
いずれにしても、竿を下に向けたいときは、
・クランプヘッド(竿受部)にねじれ負荷がかからない方法(斜めの台座を使う等)で角度調整すべし。
・下向きにするのは、穂先のアタリがわかる程度まで。
・波やうねりの影響を受けるほど、極端に下向きにするのは逆効果。
この辺に留意する必要がありそうです。
ということで、異論反論オブジェクションがあったら、色々教えてください。
シマノのキーパーにも興味があるので、早く船上で使っているのを見たいところです。
バイバイ