どんな釣り物でも同じだが、竿がピクリともしない絶不調な日があります。そんなときは「自然相手だからしょうがないか」とか、「二度と来るか、バカヤロメ」などと捨て台詞を残して、すごすごと釣り場を後にするのです(涙)
とはいっても釣りマニアの悲しいサガで、二度と行かないはずなのに数日後には性懲りもなく顔を出すんだけどね。

▲「チッ、また坊主だよチクショメ!!」
しか~し、バカみたいに釣行を繰り返すだけでは芸がないので、釣れない原因をかなりの調査費を掛けて調査・研究してみましたよ。

▲「乗船料をいっぱい払っただけだろ…」
そして苦節○十年、ついに不釣原因の解明に成功したわけですよ。しかもたった3つの要素に集約されているという簡潔さ(実際には各要素が複合的に絡み合って不釣が発生するので、原因を正確に把握するのは困難だけど、まあ堅いことは抜きで)。
さらにさらに、原因解明だけでなく対策まで提示するという親切さ…。
まあ参考程度で見てやってくださいね。ご意見・ご批判等は大歓迎ですよ。
そして苦節○十年、ついに不釣原因の解明に成功したわけですよ。しかもたった3つの要素に集約されているという簡潔さ(実際には各要素が複合的に絡み合って不釣が発生するので、原因を正確に把握するのは困難だけど、まあ堅いことは抜きで)。
さらにさらに、原因解明だけでなく対策まで提示するという親切さ…。
まあ参考程度で見てやってくださいね。ご意見・ご批判等は大歓迎ですよ。
【原因1】釣り方が間違っている
これは、平たく言えば釣り人の腕の問題。基本的な釣法をマスターしていなければ、まぐれ当たり以上の釣果を得るのは難しい。
基本をクリアしても、仕掛け(針の大きさやハリスの太さ・長さ)、タナの取り方、付けエサの管理と付け方、コマセの振り方、竿とリールのチョイス、誘い方等々、微細なテクニックの差で釣果が大きく分かれてしまうのがコマセ真鯛釣りの特徴。その日の状況に合わなければ、あっという間に地獄的不釣に突入です。
また、たとえテクニックに精通しても、テク以上に釣果を左右してしまうのが船の着座位置。
基本をクリアしても、仕掛け(針の大きさやハリスの太さ・長さ)、タナの取り方、付けエサの管理と付け方、コマセの振り方、竿とリールのチョイス、誘い方等々、微細なテクニックの差で釣果が大きく分かれてしまうのがコマセ真鯛釣りの特徴。その日の状況に合わなければ、あっという間に地獄的不釣に突入です。
また、たとえテクニックに精通しても、テク以上に釣果を左右してしまうのが船の着座位置。
コマセで寄せる釣りの宿命で、左右・前後のほんの数mの着座位置の違いで釣果に差が出てしまう。不利な席に座ったベテランが初心者に釣り負けるのも珍しいことではないし、ベテラン同士なのに10尾対0尾ぐらいの差が出てしまうほどです。
【対策】
まずは、自分が基本通りの釣り方をしているかを見直すことからスタート。オリジナリティあふれる仕掛けや誘いは、基本をきっちり身につけてからにしないと普通以下の釣果になってしまいます。
自分の釣り方が間違っているのに、「今日は釣れないな。船長やる気あるのかよ」などと人のせいにすると、怒鳴りつけられるかもしれないのでご注意を。

▲「まずは自分の腕を見直すべし」(キッパリ!!)
基本セッティングをちゃんとこなせるようになったら、後は船長から最適な仕掛けや釣り方をレクチャーしてもらうのが不釣脱出の早道。常連に聞くのもいいけど、常連だからといって適切な釣り方をしているとは限らないし、そもそも偏屈な人が多いから、詳しく教えてもらえないかもしれないしね。
基本セッティングをちゃんとこなせるようになったら、後は船長から最適な仕掛けや釣り方をレクチャーしてもらうのが不釣脱出の早道。常連に聞くのもいいけど、常連だからといって適切な釣り方をしているとは限らないし、そもそも偏屈な人が多いから、詳しく教えてもらえないかもしれないしね。
年に数十回も同じ船・釣り場で同じ獲物を狙っている常連たちは、あらゆる細部に検討と対策を施しているはず(中にはいつもワンパターンの常連もいるけどね)。

▲「誰がワンパターンだよ(怒)!!」
いきなりそのような人たちと同じように釣るのは難しいので、同じ船に通って傾向と対策を少しずつ身につけていくのが最適な対策だと思います。
釣り座に関しては、不利な釣り座に着いてしまった場合、タナや仕掛けの微調整等である程度の改善は可能だが、抜本的な対策方法はない。
いきなりそのような人たちと同じように釣るのは難しいので、同じ船に通って傾向と対策を少しずつ身につけていくのが最適な対策だと思います。
釣り座に関しては、不利な釣り座に着いてしまった場合、タナや仕掛けの微調整等である程度の改善は可能だが、抜本的な対策方法はない。
潮下の有利な席の釣果に惑わされずに、自分のペースで釣りを続けるのがよさそう。そのうち潮変わりで自分が潮下の有利席になるかもしれないので、そんなチャンスタイムに対する備えを万全にしておこう。
いずれにしても、この不釣原因は経験を積めばいくらでも改善可能。どんどん釣行して、腕を上げていくという釣り本来の喜び(達成感、充足感など)を味わえるのだから、むしろありがたいぐらいじゃないですか? いずれにしても、不釣を楽しむ心の余裕を持って釣行したいものです。
いずれにしても、この不釣原因は経験を積めばいくらでも改善可能。どんどん釣行して、腕を上げていくという釣り本来の喜び(達成感、充足感など)を味わえるのだから、むしろありがたいぐらいじゃないですか? いずれにしても、不釣を楽しむ心の余裕を持って釣行したいものです。
余談ですが、大鯛はまぐれで釣れる可能性があるけど、コンスタントに真鯛を釣り続けるには微細な部分での差異が大きな影響を及ぼす…かも。数ミリのビーズ一つ、ほんのわずかな付け餌の鮮度差など、細部にかなりの秘密が隠されているみたいですよ。
船長たちの下船後の不釣説明を聞くと、この3つのいずれかを理由に挙げるはず。「またその言い訳かよ」と、言いたくなるけど真実なのだから仕方がない。

【原因2】海況による低活性
魚の活性は、水温・潮流・潮色の3大要素によって大きく上下する。鯛の場合、どんなに反応がたくさん出ていても、3つの要素の一つでも急変すると釣れなくなるというのは日常茶飯事。船長たちの下船後の不釣説明を聞くと、この3つのいずれかを理由に挙げるはず。「またその言い訳かよ」と、言いたくなるけど真実なのだから仕方がない。

▲「またそれですか?」
例えば、水温が急に下がる、濁り潮が急に澄み潮になる、速い潮からの潮止まり等々、鯛は環境の急変に敏感に反応し、気に入らない海況では頑として口を開いてエサを食べてくれない偏屈な奴なのだ。バカみたいに何でも食いついてくる魚とのこの違いが、真鯛釣りの大きな魅力ともいえそう。
例えば、水温が急に下がる、濁り潮が急に澄み潮になる、速い潮からの潮止まり等々、鯛は環境の急変に敏感に反応し、気に入らない海況では頑として口を開いてエサを食べてくれない偏屈な奴なのだ。バカみたいに何でも食いついてくる魚とのこの違いが、真鯛釣りの大きな魅力ともいえそう。
そういえば、鯛が頑固で偏屈っていうのは鯛釣りマニアにそっくりかも。飼い主が犬に似るという話は聞くが、釣り人が魚に似るというのは聞いたことがないけどね。焼酎片手に竿を振っているおじさんたちも、鯛のまねして顔を赤く染めているのかな。
ちなみに、鯛の活性が上がっても釣れるとは限らないのが難しいところ(鯛以上に餌取りたちの活性が上がってしまうと鯛の口まで付け餌が届かないからね)。鯛と他魚の微妙な活性のバランス、絶妙の潮色と潮流・水温、釣り人の釣り技、船長の操船術などの全てがマッチして初めて夢の大釣りが可能となるわけですよ。こう考えると、大釣りするのって難しいね。


▲うまくいくとこんなウハウハ釣果も。
海況とはちょっと違うかもしれないが、多数の船がコマセを撒くことで鯛が満腹になって食い渋りに突入するというのも、船数が多い剣崎沖ならではの不釣原因です。
網漁なら自然の摂理も海況の変化も魚の活性も関係なく一挙に絡め取ってしまうが(稚魚も成魚もなんでも捕っちゃうから手に負えない)、一本釣りはそうしない・できないところが奥ゆかしいところかな。奥ゆかしいとはいっても、オキアミコマセの使用が乱獲の原因だし、自然破壊だという主張はまったくその通り。
でもまあ地球から見たら、人間の存在自体が乱獲・自然破壊だし。マグロをはじめとした魚介類の乱獲はもちろん、農薬使いまくりのゴルフ場の乱立、熱帯雨林を焼き払う焼き畑農業、緑地開拓による砂漠化など、人間なんてものは地球にとっての癌細胞みたいなものだから、あんまり目くじら立ててもねえ…。
少しでも環境保全に役立つならオキアミコマセの使用量規制も否定しないけど、それよりビシのサイズを規制した方が、よっぽど守りやすいルールになるのにね。もう面倒だから、いっそオキアミコマセもアミコマセも完全禁止ぐらいケツまくっちゃえばいいのに。それならそれでまったく無問題。テンヤや鯛ラバで鯛釣りするよ。
話を「対策」に戻しましょう。
海況の3大要素のいずれかが原因で鯛の機嫌が悪い時はどうしようもないので、数釣りはあきらめて大物の一発狙いに切り替えるのがおすすめ(切り替えるといっても道具立てはそのままなので、心の持ちようの話)。これなら、顔を見られなくても一応の“やるだけやった”感は味わえるからね。
なお、鯛は海況の変化にいずれは順応する(いつまでも寒いとか暗いとかいってじっとしていたら飢え死にするのは人も魚も同じですね)。順応して口を使い出すタイミングは突然訪れるので、あきらめず腐らずにコマセを打ち返すことが釣果を出す唯一の方法。竿の入れっぱなしや上げっぱなしなどの放置プレイでは釣れないよ。
満腹での食い渋りの場合、早朝に食いが立ったのであれば後半戦(10時過ぎぐらい)以降の潮の変わり目で再びチャンスタイムが到来する可能性が高い。これまた、あきらめずに手返しだけはしておくというのが、唯一無二の対策ではないでしょうか。
海況とはちょっと違うかもしれないが、多数の船がコマセを撒くことで鯛が満腹になって食い渋りに突入するというのも、船数が多い剣崎沖ならではの不釣原因です。
【対策】
海況の3大要素は、大自然の摂理に属する分野なので釣り人がどうこうすることはできない。網漁なら自然の摂理も海況の変化も魚の活性も関係なく一挙に絡め取ってしまうが(稚魚も成魚もなんでも捕っちゃうから手に負えない)、一本釣りはそうしない・できないところが奥ゆかしいところかな。奥ゆかしいとはいっても、オキアミコマセの使用が乱獲の原因だし、自然破壊だという主張はまったくその通り。
でもまあ地球から見たら、人間の存在自体が乱獲・自然破壊だし。マグロをはじめとした魚介類の乱獲はもちろん、農薬使いまくりのゴルフ場の乱立、熱帯雨林を焼き払う焼き畑農業、緑地開拓による砂漠化など、人間なんてものは地球にとっての癌細胞みたいなものだから、あんまり目くじら立ててもねえ…。
少しでも環境保全に役立つならオキアミコマセの使用量規制も否定しないけど、それよりビシのサイズを規制した方が、よっぽど守りやすいルールになるのにね。もう面倒だから、いっそオキアミコマセもアミコマセも完全禁止ぐらいケツまくっちゃえばいいのに。それならそれでまったく無問題。テンヤや鯛ラバで鯛釣りするよ。
話を「対策」に戻しましょう。
海況の3大要素のいずれかが原因で鯛の機嫌が悪い時はどうしようもないので、数釣りはあきらめて大物の一発狙いに切り替えるのがおすすめ(切り替えるといっても道具立てはそのままなので、心の持ちようの話)。これなら、顔を見られなくても一応の“やるだけやった”感は味わえるからね。
なお、鯛は海況の変化にいずれは順応する(いつまでも寒いとか暗いとかいってじっとしていたら飢え死にするのは人も魚も同じですね)。順応して口を使い出すタイミングは突然訪れるので、あきらめず腐らずにコマセを打ち返すことが釣果を出す唯一の方法。竿の入れっぱなしや上げっぱなしなどの放置プレイでは釣れないよ。
満腹での食い渋りの場合、早朝に食いが立ったのであれば後半戦(10時過ぎぐらい)以降の潮の変わり目で再びチャンスタイムが到来する可能性が高い。これまた、あきらめずに手返しだけはしておくというのが、唯一無二の対策ではないでしょうか。
【原因3】魚がいない
これが、これこそが最悪の不釣原因。いい漁場のはずなのに反応が全くない。「鯛さんが退散した」なんて、しゃれにもならない状況。船長は広い東京湾口を西へ東へと走り回ることになります。反応が出ているけど釣れるのは外道ばかりで、本命真鯛は船中ゼロというのも鯛がいないのと同じ。反応といったって何の魚種かわかったものじゃないしね。船長と鯛釣りマニアを一番疲れされる状況です。
そういえば、反応があろうが無かろうが我関せずで、同じ場所に居続ける釣り場もありますね。あれって、船長のカンとか釣らせるテクニックとかまったく関係なくない? 朝決まった場所について「ハイどうぞ」で、一日中移動無し。仕事のやりがいをどこに見いだすんだろう…。
時々、反応もないのに執拗に1つのポイントを攻め続ける船長に遭遇することがあります。船上がしらけてるのに関係ないみたいな顔して、無線で笑い話に興じていたりして…。

▲「移動しないと呪うよ」
なので、あっちがダメならこっちというように、どこかのポイントで顔ぐらいは見ることができる。とはいっても反応がほとんど出ないような日並みは坊主率が限りなく高い。それをわかっていても通うのが真鯛マニアのマニアたる所以。
魚がいないのでは釣り人にできる対策などないから、坊主が嫌なら家にいるか、他魚釣りに繰り出すか(それができないのがマニアなんだけど)…。まあ、玉砕覚悟・大鯛釣れたらラッキーぐらいの、おおらかな気持ちでチャレンジするのが対策といえば対策かな。
ダメでも一カ所にこだわる船長の場合、そのやり方で満足できる人にはぴったりだけど、飽きやすい人には無理かもね。
客が飽きてきたなと思ったらダメ元で移動したり、移動するふりして元の場所に戻ってみたりと、釣り客にやる気を出させるのも船長のテクニックだと思うんだけどなあ…。
この項の対策は参考にならないけど、「対策がない」と知るだけでも精神衛生的にはましなんじゃない? だめ?
逆に、おすすめの対策があったら教えてほしいので、よろしくですよ。
【対策】
剣崎沖は非常に豊かな漁場で、あれだけの船数で毎日真鯛を狙っても釣り尽くすことがないのだからすごい。もしかしたら日本有数の真鯛の漁場といえるかも(他の漁場とは船と釣り人の数が比較にならないほど多いからね)。なので、あっちがダメならこっちというように、どこかのポイントで顔ぐらいは見ることができる。とはいっても反応がほとんど出ないような日並みは坊主率が限りなく高い。それをわかっていても通うのが真鯛マニアのマニアたる所以。
魚がいないのでは釣り人にできる対策などないから、坊主が嫌なら家にいるか、他魚釣りに繰り出すか(それができないのがマニアなんだけど)…。まあ、玉砕覚悟・大鯛釣れたらラッキーぐらいの、おおらかな気持ちでチャレンジするのが対策といえば対策かな。
ダメでも一カ所にこだわる船長の場合、そのやり方で満足できる人にはぴったりだけど、飽きやすい人には無理かもね。
客が飽きてきたなと思ったらダメ元で移動したり、移動するふりして元の場所に戻ってみたりと、釣り客にやる気を出させるのも船長のテクニックだと思うんだけどなあ…。
この項の対策は参考にならないけど、「対策がない」と知るだけでも精神衛生的にはましなんじゃない? だめ?
逆に、おすすめの対策があったら教えてほしいので、よろしくですよ。