AC論説 No.767 トランプ弾劾状とFISA調査報告 | Hideoutのブログ

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弾劾に失敗してもトランプ弾劾の汚点を選挙に利用して民主党有利に持ち
込む戦略である。だが上院の裁判で民主党Deep Stateの「理由なき弾劾」が民主党の選挙に不利になる可能性もある。
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AC通信 No.767 Andy Chang (2019/12/11)

12月9日月曜日、アメリカの政治史で二つの重要発表があった。第一は民主党多数の下院司法委員会のナドラー委員長がトランプ大統領の弾劾状を発表したこと。第二は司法部のHorowitz 司法監督長官の提出した2016年総選挙の際にFBIが法廷にFISA(外国諜報調査許可)を申請してトランプの部下だったCarter Pageをロシア側のスパイと言う嫌疑をデッチ上げ、FBI
が調査する許可を法廷に申請した事件についての調査報告である。

デッチ上げの証拠とはスティール文書である。2016年の総選挙でヒラリーを当選させるため、トランプの部下のCarter Pageをがロシアのスパイ嫌疑法廷にスパイ調査許可を申請した。しかもトランプが大統領に当選、就任後もトランプ罷免運動を続けた。マラー検察官を任命して二年で2500万ドルを使って調査したがトランプのロシア疑惑の証拠がなかった。

民主党はトランプ大統領の就任した2017年1月からトランプ罷免陰謀を続けていた。今回のウクライナ事件の調査でシフ情報委員会長は300ページの報告を司法委員会に提出し、ナドラー司法委員会長は4名の大学教授を召喚して意見を聴取した。ペロシ国会議長は直ちにナドラー委員長に弾劾状の作成を指定した。情報委の調査は権力乱用で不完全だったし、司法委の調査が一日だけでペロシは司法委に弾劾状を作成せよと命じたのだ。

ナドラー司法委員長が作成した弾劾状は「権力乱用」と「議会妨害」の二つの理由を上げた。シフ委員長が作成した報告でトランプがウクライナ総統に「見返り(Quid Pro Quo)」を要求した証拠が薄弱なので「見返り」を「贈賄(Bribe)」に変更したけれど、これも決定的でない。だから最後に「権力乱用」としたのである。

もう一つの「国会妨害」とはトランプがシフ情報委員長の資料提出や部下の証人喚問を拒絶したことである。シフ委員長の調査は正当な手続きを踏まなかったのでトランプが拒絶する理由は十分にあった。しかもホワイトハウスの法律顧問は資料提出を拒絶する8ページの理由書をシフ委員長に提出している。オバマ、クリントン、ブッシュなど歴代大統領も国会の召喚や資料提出を拒絶したがこれが弾劾理由となったことはない。つまり弾劾状の二つの理由は理由不足である。

民主党Deep Stateはどうしてもトランプを弾劾したい。証拠不足でも理由不十分でもアメリカの政治史にトランプ弾劾の記録を残したいのである。情報委も司法委もペロシ議長もフォーマルな手続きを経ずトランプ弾劾を記録に残す理由は来年の選挙のためである。司法委員会は弾劾案を多数決で通し、総会でトランプ弾劾を批准して年末休暇に入る。年が明けるとトランプ弾劾は上院の弾劾裁判となる。共和党多数の上院で議員の3分の2の賛成がなければ弾劾は却下される。

民主党はなぜ不公平で正式な手続きを経ていないトランプ弾劾を急ぐのか。民主党側には来年の総選挙でトランプに勝てる候補者が居ない。弾劾を急がないとトランプが当選する。シフ委員長が記者に答えた「トランプ弾劾は法廷訴訟では間に合わない。選挙前にトランプを罷免しなければならないのだ」が民主党の弾劾を急ぐ意図を明らかにしている。

上院議員3分の2の賛成がなければトランプ罷免は成立しない。それでもDeep Stateはトランプが弾劾されたと言う汚名を歴史に残したい。たとえ弾劾に失敗してもトランプ弾劾の汚点を選挙に利用して民主党有利に持ち込む戦略である。だが上院の裁判で民主党Deep Stateの「理由なき弾劾」が民主党の選挙に不利になる可能性もある。

上院の弾劾裁判ではシフ委員長の「魔女狩り」が白日下に晒される。トランプ大統領は「上院は真っ先に密告者、シフ議員とバイデン息子の三人を裁判で宣誓証言させるべきだ」と述べた。マッコーネル上院議長は裁判について殆ど意見を述べていない。リンゼイ上院議員は「密告者の身元も知らないで大統領を罷免するなどあり得ない」と述べた。

元を糾せばウクライナ事件とは密告者がシフ議員と部下二人と共同で作成した「見返り要求」の弾劾である。密告者が大統領を弾劾した。密告者はバイデンの部下でウクライナ汚職に関わっていたと言われている。密告者の身元を隠して一国の大統領を罷免するとはとんでもない。シフ議員が密告者とつるんで弾劾をデッチ上げたとも言われている。上院の弾劾裁判はシフと密告者の関係を明らかにする必要がある。

次にHorowitz 司法監督長官のFISA調査報告である。
2016年の選挙の際にFBIは法廷にトランプの部下のCarter Pageがロシアのスパイである嫌疑を調査する許(FISA)を申請した。FISAの理由書は主にヒラリーと民主党本部の金で雇った元MI6のChristopher Steeleが作成したスティール文書を根拠としている。コーメイFBI長官はFISA申請で「スティール文書は信頼できる」と署名した。トランプが大統領になった後もFISA申請は三回も延期された。それでも政治的意図がなかったと言うのはオカシイ。ホロウイッツは「政治的意図は証明できなかった」と述べただけである。

FBIはトランプの当選後、大統領に就任した後もFISAを使ってトランプのロシア疑惑を調査し、マラー検察官を指名して二年も調査を続けたのである。Carter Pageをロシアスパイにデッチ上げた理由はトランプを弾劾する根拠である。Horowitz はFBIとヒラリー、スティール、ブレナンCIA長官、クラッパーNSA長官との関連を調べなかったから調査不十分である。

報告書が出たあとFBIが選挙に関わったトランプ降ろしの陰謀調査は今後さらに発展していくだろう。つまりFBIのコーメイFBI長官、マッケイブ元FBI副長官、Peter Stzrok、司法部のBruce Ohrなど、司法部とFBIの高級官僚がトランプを落選させるため、そのあとも続けて弾劾するためにFISAを申請した。Horowitz 総監はFBI/DOJのFISA申請について調査報告を発表したが、彼の調査報告には「FBIのFISA申請には17件の重大かつ根本的なエラーがあった」としたが、関係者が犯した重大なエラーが(トランプ降ろしの)政治目的を意図していた事実は見つからなかったと結論した。17件の重大なエラーがあっても政治的意図は見つからなかったのはオカシイ。発表の後コーメイ元FBI長官は直ちに潔白が証明されたとツイートした。

ホロウイッツ報告の発表後、バー司法部長とトランプ降ろしの犯罪調査を命じられたDurham法官は直ちに「ホロウイッツ報告はFBI内部の調査のみで不完全である。報告に同意できない部分がある」と発表した。

つまりホロウイッツ報告はFBI/DOJの内部文書の調査で、しかも総監には当事者を告発する権限を持たない。バー司法長官や外部のダーハム法官には関係者を起訴する権限がある。ホロウイッツ総監も「この報告ではFISA申請の関係者が潔白と結論していない」と述べた。

リンゼイ上院議員は「もしもFBIが本当にアメリカのためにロシアスパイを調査していたのならCater Pageのスパイ疑惑を直ちにトランプに通報すべきだった。それをしなかったのはFBIが反トランプだった証拠である」と述べた。Deep Stateの反トランプ陰謀についての調査はこれから大きく発展するだろう。
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    何か読んだあと、トランプ再選が濃厚になってきたかなあとの感想が頭をもたげてきたよ。

    何度目かの指摘になるが。1960年代まで米国共産党は米国内で存在していたのだ。非合法になってから、民主党に潜り込んだのだろう。

    現代の日本で言えば、社会党・民社党の流れを汲むのが国民・立民などの反日野党。まぁ自民党にもこの流れから潜り込んで来た連中は居るだろうな。

    現在の米国民主党は共産主義の亜流の社会主義者や民主社会主義者がワンサカいる訳なんだ。米国民が頭の冴えない連中の塊だろうから、一定数の支持はあるのは確かだが。

    今後の推移も又、見ものだな!