宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<シリコンバレーの様変わり。「中国企業は出て行け」 | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。

    シリコンバレーも様がわりの模様。GAFAの筆頭のGoogleに対する親中反米姿勢を批判する状態が現出しているらしい。本当かよと眉に唾つけたくなる話がYouTubeに上がってたよ。



宮崎正弘の国際ニュース・早読み - メルマ!令和元年(2019)10月31日(木曜日)

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http://melma.com/backnumber_45206_6874121/

         通巻第6258号  <前日発行>

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 シリコンバレーの様変わり。「中国企業は出て行け」

  反対にインド企業は大歓迎、リベラルなアメリカ人も変心

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 「インドは法治と民主主義の国であり、われわれと価値観を共有している。くわえてインドは中国との関係が緊張している」。 

 という理由でシリコンバレーはインド人技術者、インド企業を大歓迎。正反対に中国人は解雇、中国企業には警戒、できれば「さっさと出て行って欲しい」と思っている。


 シリコンバレーは明確に民主党贔屓、リベラルな考えをもち、トランプには批判的である。というよりトランプ大嫌いの若者が多い。にもかかわらずシリコンバレーは中国を警戒する点ではトランプ政策より先を走っているのである。


 2015年九月だった。

 習近平はワシントン入りする前に西海岸のシアトルを訪問し、アマゾン、アップル、ボーイング、そしてマイクロソフトのCEOと会った。

習は、これらアメリカのトップ企業幹部に「研究開発センターを中国の置くように」とかなり強圧的に要請した。

[MADE IN CHINA 2025]に協力すれば、こうした米国企業の中国市場での活動を優遇する、と。このとき習近平との会談に臨んだ企業CEOは誰一人として習近平と一緒に写真を撮らなかった。


 2015年九月の同じ週にインドのモディ首相はシリコンバレーを訪問した。スタジアムに一万八千の在米インド人をあつめて、インドの市場開放政策を訴えた。モディはシリコンバレーで、ファイスブック、ツィッター、グーグル、アップル、テスラなどの幹部達と会談した。

 

 シリコンバレーで働くインド人技術者は夥しい数を誇り、彼らは開放的であり、民主主義の価値観と法治のルールになじみ、中国人のように非合法でもテクノロジーをもぎ取ろうとはしない。「中国人と比べるとビジネスマナーは公平だ」とシリコンバレーの企業幹部は褒め称える。

 

 米中貿易戦争の勃発以後、米国に於ける中国からの投資は激減した。鮮明すぎるほどの下落ぶりで、ファーウェイ米国支社は将来に見切りをつけ、600名を解雇した。



 ▲中国がこのまま引き下がるはずはない、次の作戦は2020年秋、大統領選挙直前に何かをやらかすだろう


 ペンス副大統領はウィルソンセンターの演説で言った。「中国は現在とは違う大統領をのぞんでいる」。

 あの執念深く、執拗な中国がこのまま引き下がるはずはない、中国の次の作戦は2020年秋、大統領選挙直前に何をやらかすか、だ。


中国は強力なハッカー部隊を誇り、偽情報、市場操作など得意技である。大統領選挙直前に株価操作、マッチポンプで、ウォール街に大暴落を起こせば、トランプ再選は危うくなる。金融危機の人工的操作が行われると『アジア・タイムズ』が警告した(同紙10月25日)。

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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 

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樋泉克夫のコラム

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【知道中国 1978回】           

 ――「臺灣の事、思ひ來れば、感慨無量・・・」――田川(15)

田川大吉郎『臺灣訪問の記』(白揚社 大正14年)

 

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 「列強の政治を動かしていた」勢力が恐れていたのは、なによりも「『現地人』の発展」だった。その「『現地人』の発展」を積極的に推し進めようというのだから、田川の「臺灣統治策」は西欧列強による殖民地統治の常識とは確かに大きくかけ離れている。

つまり西欧列強のモノサシでは非常識である。そこで、なにか良からぬ下心でも隠しているのではないのか。こう日本は痛くもない腹を勘繰られてしまう。


 かりに当時の日本がシベリやアフリカ、さらに南北アメリカなどを押さえることになった場合、田川の説く「同洲同文の人種」は統治のモノサシにはならないだろう。であればこそ、田川が台湾統治に関してイギリスによるインドや香港における統治の仕組みを持ち出すことは、どう考えても筋違いだ。


 台湾統治に際し現地人を積極任用するとして、それを効率的に進めるために「本邦通譯生を任用」せよと説く。それというのも「第一、彼等の執務を監督し、第二、彼等に日本の政治主義、方針、運用の方法等を説明し、領解せしむる」に極めて有用だからだ。だが、任用に当たってはそれ相応の待遇で遇するべきだと付け加える。


 台湾の「多數の人民は、今も猶ほ不文にして、外國の形勢を知らず、未開の状態に、桃源の夢を貪りつゝあり」。そうなっているのも「?育の澤に浴」していないからである。だが、だからといって「我が政府は、臺灣の文明の低度なるを奇貨とし、多年、使ひ古したる内地の吏員を、こゝに移し込」むようなことをしてはならない。反発されるだけだ。

 なによりも総督府は「青年有爲の士の瘴癘を侵し、前人未踏の地に入り、日本のため、拓土植民の素を開くを期すべ」きである。


 統治に当たって台湾島民を任用し「本邦通譯生」の活用に加え、台湾のことを熟知する西洋人の雇用を考えるべきだ。それというのも日本人にとって台湾は未知の地である。

だが「西洋人等は臺灣島にも亦其他未開地に於る例の如く、先年より遺利を此地に探り、事業を起し、事業を營み、?會を立て、學校を設け、臺灣の開發のため、相當盡力しゐたれば、臺灣人の此れ等西洋人を信ずること頗る厚く、現在の居留者は、至つて少數なるに拘はらず其臺灣人間に有する勢力は、割合に多大なり」。


 だから田川は「若し外人の中、臺灣の實情に明るく、かねて多少の吏才あり、技能ある者あらば、之を擧げて顧問とし、我が政府の參畫に資せしむること」が肝要だ。「聞く所に據れば、彼等の中には、數十年斯土に住み馴れたる者あり、能く斯土の言語を知り、風俗を知り、?史を知り、産業を知り、臺灣の婦人を娶り、臺灣の習慣に親しみ、臺灣を墳墓の地と定め、一意斯土斯民のために貢献せんと志しつゝあ」る者があるわけだから、「其占領せる新附の土の殖民政策に、外人の忠告を容るゝを躊躇すべき」ではない。


 次いで田川は警察制度と民兵組織の面から、「人心を安堵せしむる道」を提言する。

現状の台湾統治は「島民を信用すること厚からず專ら守備隊、憲兵隊の威力に由り、威壓的に、之を控制したるは疑ふべから」ず。だが「今日に在つては、最早や此の如き過嚴の警戒を必要」としない。だから治安維持は軍隊ではなく警察に任せ、「此の警吏も、成るべく多くを島民中より採り、臺灣の島民をして、自ら衞り自ら安んずる方針に依らしめる」べきだ。


「元來護國は其國民の務め」であるからこそ、「矢張り臺灣人をして、臺灣の土を守らしむるが、兵制上にも至當の事なるべし」。

日本兵を台湾に派遣する事も、島民を防衛の任に就かせない事も「齋しく國家の不利に歸す、其原因は要するに臺灣の島民を信ぜざるに在り」。

台湾を守るに島民以上に「適當の壮丁あらんや」。やはり島民を信ぜよ、となる。

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  読者の声 どくしゃのこえ  READERS‘ OPINIONS  

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(読者の声1)貴誌前々号(通巻6256号)にある香港の黄之峰氏の香港区議選立候補拒否事件ですが、NHKの朝のニュースでもかなり大きく取り上げていました。NHKは「区議選」ではなく「市議選」としていましたが?

 それから黄氏は、「香港独立派」ではないのですね。「完全な自治」を要求しているとしていますが、独立の気概がなければ、運動の先頭に立てないのではないですか?

   (HI生、神奈川県)



(宮崎正弘のコメント)中国の支配を受けない完全自治とは独立と同義です。ただ、香港独立を言えない理由は単純にして明快です。

「物理的に無理」だからです。水と食糧を中国大陸に依存していますから。

 黄之峰くんは独立を言う陳浩天(香港独立党)らと比べると迫力はないけれど、一応、民主化運動のイコンの一人であり、スポークスマン役としては適役でしょう。

 過激派は指導者が誰なのか不明ですが、香港市民の多くがまだ秘かに共鳴していて、露骨な反対をいうのは親中派企業ならびに商店主らですね。気になるのは彼らの目的がフランス革命を理想としていること。いずれ危険思想に陥没しやすいので、要注意です。

 「区議選」と表記したのは、事実上、区議レベルですから。市議というのであれば、香港立法府が、日本で言えば市議会でしょう。




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(読者の声2)「正論を聞く会」のご案内です。来る11月21日、講師は三輪和雄さんです。予約不要、どなたでも御参加いただけます。

とき   11月21日(木)午後六時半

ところ  産経プラザ三階大会議室(東京都千代田区大手町1−7−2)

     https://www.kaigishitu.com/detail/12873/

講師   三輪和雄(「正論の会」代表)

演題   「迫り来る国難をどう迎えるか」

参加費  1500円(学生千円)

連絡先  (03)3407―0637

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    「知道中国」は台湾統治に固執しているが、台湾、パラオの現在(戦後70数年経た現在を)を見る限り、概ね正解だったのではないかと僕は考える。


    どちら少数の日本人移住者の規律正しい姿は現地の人々を目に見える形であるべき姿を示したからこそだろう!


    人間の生き様は日本人の生き方そのものなのだ。昨今訪日外国人が何に感動するかをみる限りでは、原始から伝えられた生き方をしているヤマト民族が縄文人が築いた考え方や生き方をそのまま実践している姿を彼等は何かを感得しているからではないだろうか?


  縄文遺跡からは未だに戦闘のあとも喧嘩での負傷と見られる人骨は発見されていない。争わない縄文人が現代まで生きているのだ。そう考えると納得できるだろう。「本音と建前」「丁寧語・謙譲語・尊敬語」は争わない究極の縄文人の生き方を示していると僕は思うのだが。


    そしてこれらは「魂の記憶」なんだろうと僕は考えている。「お天道様が見ている」のを何となく感じること、そのものが「魂の記憶」ではないかとひと月の休養?の賜物だったと考えている。