宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<オックスフォード大学、中国ファーウェイの寄付金を「保留」 ( | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。

    蝗も標的を絞ってるんだな。虫取に勤しんでた六十年前、キリギリスは採集してたけど、イナゴは何か不格好で美的感覚が合わなかったから無採取だった。


    蜂は蜜を直接吸うために見付けたら刺されないように・・舌が楽しんでたなぁ⁉️


宮崎正広メルマ

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」

平成31年(2019年)1月18日(金曜日)

        通巻第5957号  

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 オックスフォード大学、中国ファーウェイの寄付金を「保留」

   ケンブリッジ、UCBAなども同様の措置か

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 5G開発をめぐって世界の先端的な大学研究所、ラボでは優秀な学生を集め、日夜、開発・研究に鎬を削っている。


 トランプ大統領の決定により、米国はファーウェイ製品の排除を決めたが、「ファイブ・アイズ」の国々のなかでも英国、豪、NZは排斥の列に加わったが、カナダがいま一歩態度不明である。日本は政府系からファーウェイ使用自粛を決めている。トランプはドイツに対しても、この路線への同調を迫っている。


 さて英国オックスフォード大学はファーウェイから750万ドルの寄付を、大学理事会はいったん受け入れたが、「保留」したとして、当該の研究生にメールで通知した。コンピュータ開発とは関係のない学部の学生、研究生にはメールは届いていない。

 

 MI6の幹部が「日々の捜査でファーウェイの不正な技術盗取の実態が明らかとなっており、明らかな証拠もある。ファーウェイ創業者の任正非が記者会見でしらを切るのは当然であり、当該研究者、関係者は『厳重な警戒が必要』だ」と通告していた。


 ファーウェイの寄付はオックスフォード大学のほか、スレイ大学、ケンブリッジ大学にもそれぞれ百万ドルの寄付を行っており、米国でもコンピュータ技術でトップを走るUCBA(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)に同額の寄付を為している。

 

 標的がすべて次世代通信技術の5G開発で世界の先端をいくラボに集中しているのも、いかにも中国らしい遣り方だ

     □◎□○み△◎□◇や○◎○□ざ□◎□○き○◎○□  

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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 

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樋泉克夫のコラム

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【知道中国 1845回】                   

――「支那はそれ自身芝居國である」――河東(3)

河東碧梧桐『支那に遊びて』(大阪屋號書店 大正8年)

 

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 河東が「人心の腐亂した此地」と形容する広州に築いた政府(大総統府)に拠って北京の中央政府と対峙する孫文を、「彼はたゞ其の懷抱するデモクラシーを実現して」、「民衆を覺醒する使命を果たそうとしたのだ」とする。

だが「彼の眞意は徹底しなかつた。彼の建設は破壞と認められた。彼のデモクラシーはソシアリズムの色彩を以つて塗られてしまつた。彼の説は一片の書生論を以て迎へられ、彼の主張は常に机上説を以て律しられてゐる」。それというのも「無智な利欲一圖な、言はゞ獸的なソシアルデモクラシーが人心を支配してしまつ」ているからである。

 

 広州は明るく喧騒に満ちている。だが「其の明るさは亡國の明るさであり、其の騒ぎは亡國の騒ぎ」でしかない。とどのつまり「人心の腐亂した此地」は「獸的なソシアルデモクラシー」に覆われ「亡國の徑路を示しつつある」。

 

 そんな街で「大總統などといふ空名を擁してをる」孫文は「矢張人間的な弱點」を持つ。だから、「この大局に對して餘りに無智であることを悲しまずにはをれなかつた」。広州を拠点に全土の混乱を正し統一政府を打ち立て「其の懷抱するデモクラシーを実現」しようとする孫文の振る舞いは、「愚擧であるというよりも、寧ろ悲慘な滑稽なのだ」と手厳しい。

 

 当時の日本には孫文を称え支援を惜しまなかった人々もいれば、北一輝のように批判した者もいた。その凡てに目を通したわけではないが、河東の孫文評を超えるものはないのではないか。「詩人の直感」を遥かに超え、孫文の弱点・限界を見事に抉っているようだ。

 

 広州の次に訪れたのは「舶來の外國趣味と、土着の支那趣味との交互錯綜する最も濃い混合色を帶びてゐる唯一の土地だといふ」上海だった。

 

 「上海に於ける工業的先占權が、歐州戰爭の爲めに續々邦人の手に移りつゝある」。「戰爭前と戰爭後とでは、邦人の數は約四倍殖ゑてゐる、それは植民地に於ける常態の無頼の遊民ではなくて、職業の要求する自然の増加である」。

 

 こうみると上海では確かに日本人が欧州人を圧倒している。だが「植民政策の要訣は、結局金か人かのいづれかを惜しまないのに歸着する」。第一次大戦までイギリス、アメリカ、ドイツが上海で成功したのは「唯金主義であり、又た其の主義を徹底せしめたからだ」。ところが「貧乏で人の餘る日本は、それと對抗し得ないで、今日まで已むなく雌伏の状態にあつた」。「其の有り餘る人を以て」対抗するしかなかった。

 

 戦後の混乱期を過ぎれば、欧米諸国は必ずや「唯金主義」を掲げて上海に復帰してくる。これに対するに「金を投ずるかはりに人を投ぜよ、は依然として我が植民地政策の第一義であらねばならない」。

  たしかに上海では日本人が大きな影響力を発揮している。だが「それは要するに鬼の留守間の洗濯に過ぎないのだ」。欧州での大戦という「偶然のことが我を洗濯婆さんにした」。だから現に上海で日本人が享受している権益を維持するためにも、やがて必ず戻ってくる欧米勢力と「武者振り勇ましく戰はねばならない覺悟を誰が持つてゐるか」と疑問を呈す。

 

 「鬼の留守間の洗濯は言はば氣樂な消極的な戰ひであつた」。だが、「(第一次大戦の)講和後の戰ひは、總てが積極的に惡戰苦鬪しなければならなくなる」。であればこそ、「鬼の留守間」に手に入れた「今日の我が先占權を以て難攻不落の要塞的とする成算を講じて置きたいのだ」。

 

 上海における日本の権益を守る方策について至極まっとうな議論を展開した河東であったが、やはり詩人に戻りもする。上海の「總てが大ビラで、何の取締りも制限もない」姿を「暗?面」としては捉えずに、敢えて「光明面」として迎えようとするのであった。

    □◎□○ひ△◎□◇い○◎○□ず□◎□○み○◎○□  

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読者の声 ☆どくしゃのこえ ★READERS‘ OPINIONS

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(読者の声1)本日(18日)夜のニュース番組「フロント・ジャパン」に宮崎正弘さんが出演です。テーマは「トランプ政権が静かに始めた新ココム」。

 ホストは評論家の上島嘉郎さん、ゲストは宮崎正弘さん。「日本文化チャンネル櫻」は、ユーチューブでも深夜からご覧になれます。

   (日本文化チャンネル櫻)


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(読者の声2)月刊『文藝春秋』最新号(2月号)の舛添要一「移民問題の核心は『三世リスク』だ」は、同感できる内容ですね。

 安易な入管法改正(実質的な移民容認)は、近い将来に大きな禍根を残すことになるでしょう。この改正を進めた方々は、欧州などの苦い経験を十分に学び取っていないのではないかと憂慮されます。

 未熟練労働者の不足は、可能な限りロボットの活用で解消を図るべきであって、ロボットの開発を促進し、ロボット産業の一層の発展を進めること自体が、我が国産業の振興にもつながるはずです。

 過去の20年から30年、我が国は、自民党内部さえもからの軽率な「改革熱」によって、「自己破壊」を進めてきたように思っています。

 Reinhold Niebuhr は

O GOD, GIVE US

SERENITY TO ACCEPT WHAT CANNOT BE CHANGED,

COURAGE TO CHANGE WHAT SHOULD BE CHANGED,

AND WISDOM TO DISTINGUISH THE ONE FROM THE OTHER. 

と言っています。

変革されるべき分野を改革する勇気は必要だとしても、変革してはならない領域は何かをわきまえる平静さ、そして、それらを峻別できる賢慮こそが必要ではないでしょうか。 

  (CAM)


(宮崎正弘のコメント)産経新聞「正論」欄(16日)の渡邊惣樹さんの移民問題へのコラム、じつに秀逸でした。

移民が不要となったときに、かならず排外的ナショナリズムが興ります。カナダでも米国でも、そして現在はEU諸国全域で移民反対の大合唱です。

いずれ日本にもその嵐がやってきます。


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(読者の声3) 宮崎正弘先生の中国に関する著作の多くに親しんできた読者のひとりですが、ほかのチャイナ・ウォッチャーの分析や見解と比較してみて、宮崎流の論理に顕著な特徴をいくつか発見しました。

それはあまたいる中国経済発展論者にせよ、崩壊論者にせよ、中国への思い入れ、もしくは反感が強く反映されて主観が投影されているのに対し、宮崎先生の視点は、中国と距離を置いて、冷淡に客観的事実をのべ、むしろ感情を抑制した、冷ややかな論理展開(一面、突き放したかのような冷たさもありますが)、それが結果的に中国経済への絶望に繋がるということではないかと思ったのです。

そして、なぜそうなのかと考えたところ、中国論は、宮崎先生にあっては余業の範囲ゆえに考察に余裕がある。西部邁先生が、宮崎先生との対談で述べられたように「思想家」という位置づけなのですね。

それは中国論と併行して、およそ別世界の三島由紀夫論の三部作をはじめ、ニーチェから吉田松陰、西郷隆盛、そしてことしは明智光秀を論じられる等、そういう評論家は他にいないので、これからの著作を楽しみにしております。

  (KY生、伊丹)


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(読者の声4)ちょっと頓珍漢な質問かも知れませんが『月刊HANADA』で先月でしたか、故勝谷誠彦さんの追悼特集をやっていました。朝日新聞をおちょくる面白いコラムの連載を愉しみに読んでいたので、おしい人が去ったと思います。酒量の調整に失敗が原因とか。飲み過ぎに注意しましょう。

   (松戸の老人)


(宮崎正弘のコメント)勝谷誠彦氏とは当時、文藝春秋からでていた『マルコポーロ』副編集長時代に一度だけ会ったことがあります。編集長は花田紀凱氏でした。

当時、高価だった携帯電話を腰にぶら下げて、通信技術の最先端を走る編集者って印象があります。

 通夜の日、偶然、花田氏と電話をとりあいましたが、小生は浜松で楯の会の小川正洋氏の通夜、この葬儀場に花田さんも花輪を出していたので「何故?」と訊いたのでした。氏は神戸あたり、勝谷氏の通夜出席とお互いに異なる追悼の席にいたことになりました。

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◎ 宮崎正弘の新作予告 & 発売中の新刊! 

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(新刊予告 1月28日発売。予価1200円)

宮崎正弘 v 田村秀男『中国発の金融恐慌に備えよ!』(徳間書店) 

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 中国のバブルはどのような結末を迎えるか?

 米中貿易戦争がなくても人民元帝国は崩壊するしかなくなった

 その「前夜」、中国経済はあらゆる面で面妖な動きにでてきた

 日本政府に備えなし。しかし読者諸兄は目の前の「チャイナ・リスク」に備えよ!

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宮崎正弘『日本が危ない! 一帯一路の罠』(ハート出版。定価1620円)

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「一帯一路」は「末路」なのに、日本は「協力する」と前向きなのは危険すぎないか?

 ●ニカラグア運河、ペネズエラ新幹線などは正式に中止

 ●インドネシア新幹線、マレーシア新幹線など中断、挫折

 ●CPEC(中国パキスタン経済回廊)危機、パキスタン債務不履行か

 ●マレーシア、スリランカ、モルディブ、そしてマダガスカルで親中派元首が落選

  対抗して日米豪印はインド太平洋共同軍事訓練

 米豪は南太平洋のマヌス島に軍事基地を建設合意

 「インド太平洋」プロジェクトへ米国は600億ドル

 豪NZなどが「南太平洋インフラ投資銀行」設立へ

 英仏海軍は共同で南シナ海「自由航行」作戦に合流

 ペンス演説は「対中準宣戦布告」に等しい

――こんなときに日本は「シルクロードに協力し、日中通貨スワップを復活する」

――日本は西側に背を向けた姿勢をみせているが、はたして正気なのか?

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    1920年代、30年代は有り余る人間が居たとの認識は改めて日本には人工を吸収出来るほどの産業が乏しかったのだなと思ったよ。


    日本人が移民として南北アメリカ大陸に渡っていった理由がかいま見える。満蒙開拓団として満州へ渡ったのも同様だったな。


    読者の欄で宮崎氏が「排外的ナショナリズム」が起きる書いてるけど?本当だろうか。この眼で確認することが出来るだろうか。


    あと八十日ほどで古稀。気持ちの奥底の其の又奥で何やら焦りを覚えてる様だ。肉体的には何もかも出来ない身体なのに。気ばかり・・。まぁノンビリやろう🎵