宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<パキスタンでまた中国人を狙った自爆テロ (2018年08月1 | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


    一帯一路はやはり「中華の夢」のまま終るのでしょうか。

    マレーシアでマハティールが政権復帰し、仕掛けていた支那は絶望に近い感慨を抱いたことだろうな。何しろ支那人移住用の棲みかさえ用意してしまったあとだもんな。

    何としてもパキスタンだけは完成したいだろうな。支那も石油は中東依存だからな。シーレーンの危うさは知り抜いてるだろうから。


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)8月12日(日曜日)
        通巻第5788号
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 パキスタンでまた中国人を狙った自爆テロ
  バロチスタン州は、独立運動が盛ん。イスラマバードの統治及ばず
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 8月11日、パキスタンでまたも中国人を狙った自爆テロが発生した。
 現場のダルバンディンはクエッタから340キロ南西に位置しており、イランに近い。この国道上で、中国人三名を載せたバスが襲撃を受けた。
このミッションは、イランとの国境付近で銅、金、銀の鉱脈を探査する鉱山エンジニアが三名、ほかに運転手と二人のパキスタン兵隊が警備していた。

 ハイウエイに止まっていた車が、この中国人バス通過時に爆発し、六名が負傷した。自爆テロで、ただちにバロチスタン解放同盟(BLA)が犯行声明を出した。
 バロチスタンはパキスタン中央政府の統治が及ばない無法地帯が多く、州都のクエッタでも中国人教師の誘拐事件が起こり、一人が殺害されている。

 中国が進めるCPEC(中国パキスタン経済回廊)の建設現場ではテロが頻発しており、すでに数名の殺害がでているため、7000名の中国人労働者を警備するために、パキスタン軍は15000名を派遣して、安全を保証している。
真っ逆さまのポンチ絵である。
 そのうえパキスタン政府は、30000名の兵力増派を考慮中である。

 このCPECはシルクロードも目玉プロジェクトでもあり、570億ドルを投じての建設だが、すでにパキスタンの外貨は払底し、中国は緊急融資に応じている。でなければIMF管轄下に入り、プロジェクトの中止が勧告される可能性が高いからだ。
 結局、CPECプロジェクトは総額620億ドルに達することが予測されている。新政権誕生でも、パキスタン経済が中国依存という体質は変わらないだろう。
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1774回】                
――「實に亡國に生まれたものは何んでも不幸である」――釋(6)
釋宗演『燕雲楚水 楞伽道人手記』(東慶寺 大正七年)

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 大連を離れ渤海湾を南下して青島へ。青島から「山東線に依つて中部支那に深く入り込む」ことになる。「停車塲は何れも畑の中に獨逸式の建物で淋しく孤立している」。これら駅には「汚い乞食の樣な支那人」が溢れ、その中に「日本人の驛長や憲兵が混つて活動してゐるのがなんとなく氣強く思はれた」。

  やがて驕に乗って始皇帝が頂上に立って天を祀ったことで知られる泰山に登る。
  「岩谿の清冽な水の流れに添ふて驕は進む、兩側に松柏の並木が來たり石橋が來たりする、狹い景ではあるが支那趣味で滿ちてゐる」。
すっかり「支那趣味」に浸っていると、「時々子供の乞食に襲?される」。「それが路傍の百姓の子で遽かに乞食に成る」。どは、どのようにして乞食になるのか。「母の指揮命令の下に突貫してくるのもある、五月蠅いのとひつこいので詩興がそがれる」。
その母も「母の指揮命令の下に」、泰山遊山の客に「突貫」した。かくて親から子、子から孫、孫から曾孫、曾孫から玄孫と乞食稼業は伝承されたのか。

 さて「一個は奥の谿谷に面した一室に陣取つて晝辨當」となった。
じつは「茲は尼寺で若い尼が昔は澤山居て朝のお勤めに身が入らず、夜の怪しいお勤めに綿々密々であつたそうだ」。夜ごとの「綿々密々」のお勤めによって極楽弥陀の浄土の愉しみを堪能したということは、尼寺は廓であり、尼は女郎だった。いや廓を尼寺風に設え、女郎がコスプレで尼に扮したということか。もう廃れた風習だと思ったが、「今でも多少其の惡習があるとの事で、現に汚い尼が澁茶抔運んでヒョコヒョコ出て來た」そうな。

  泰山を下りれば定番コースは孔子廟詣となる。
 「殿堂を仰いで昔を思ふと色々の妄想が出る、後世の人に絶大の尊敬を受けてかくの如き立派な殿堂を建てさした孔子は實に偉い」。だが「其の裏面を推察すると多くの人民の膏血を絞つて、或は重税をかけ或は勞働を強制し、悲惨な苦痛を甜めさせた事が數限りなくあつたであらう」と。人民に痛苦を強いたことは「孔子の意に合致してゐようか」。

  ここで一転して現実に戻る。「支那は孔子を始め聖賢人の輩出が引續きあつたにせよ、今の有樣はどうであらう、此の貴い精神は國民から抜け出てゐるのではなからうか、堂内で孔子の像も欠呻をやりだすだらう、實に亡國の状態は鐵をも腐らすと云ふが洵に恐ろしい事ではないか」。
そうだ、そうだ、その通り。

  ここまで来て國教もなにもあったものではないことに、少しは気づいたようだ。
  旅は続き徐州へ。「ムクムクと舞ひ上る塵埃を吸」いながら徐州城内を見物する。「狹い汚い火事場塲の樣な騒ぎの中を無暗に行つたが、仲々苦しいものだ。彼等は毎日譯もなく樣々な事を繰返してこの塵埃の中に生活してゐる、實に哀れな不幸な人民である」。加えて「宿屋の前庭も通行人が素通りするから、各自の部屋には鍵をかける、全く油斷も隙もならない所であつた」。

 夜寝ると「豚のいかにも苦しい悲鳴が前の往來から聞えて」くる。「實に可憐そうで堪らなかつた」。昼は昼で血潮に染まった豚を眼にした」。「支那人の殘性を恐しく思つた」。ところが残忍なのは人間だけはない。首を切られ苦しんでいる雄鷄に向って「他から雄鷄が飛出して頻りにその頭をこついでゐる」ではないか。「實に亡國に生まれたものは何んでも不幸である」そうな。

  嵩山少林寺に詣でる。
「初祖菴の凡ての建物は何れも極めて荒廢して修繕する事も出來ず全く手の附け樣もない程の慘状である」。その昔は「四圍山鬱々、一徑柏森々」と詩に謳われた周囲の山々は、「恐らくは後世人の濫伐に逢うて、平凡極まる殺風景の谿壑となり果てゝ仕舞つたのだらう」。「實に亡國に生まれたものは何んでも不幸である」のだ。
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1) 歴史・公民>新東京塾・第8回研修会のご案内です。「正統な皇統〈萬世一系〉の護持 ・ 國體破壊〈内外諸工作〉の阻止」
      記
日時   平成30年9月22日(土)13時00分〜16時30分
会場   文京シビックセンター・5階 会議室 C
1)  講演 ? (13:10〜14:10)
      「御代替わりにおける皇室儀礼・皇宮中祭祀とは−その歴史と意義を考察する−」            講師 小川揚司氏 (つくる会 東京支部 顧問)
2) 講演 ? (14:20〜15:50)
   「反日日本人が推進する『女性宮家』は日本解体の一里塚−如何に阻止するか−」        講師 水間政憲氏 (近現代史研究家・ジャーナリスト)
3)  質疑応答(16:00〜16:30)
                応答者  水間政憲氏、小川揚司氏
会費 研修会1500円(予約優先で先着 概60名様まで)
    懇親会 4000円(予約制で 先着30名様まで)
主催 「新しい歴史教科書をつくる会」東京支部
連絡先 小川 揚司    TEL090−4397−0908
                          FAX 03−6380−4547
                MAIL  ogawa1123@kdr.biglobe.ne.jp



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(読者の声2)日本文化チャンネル桜から番組のご案内です。
「闘論!倒論!討論!2018 日本よ、今...」 テーマ:「どこへ行く習近平政権」(仮)
北戴河会議後の中国習近平政権の行方について議論します。
放送予定:8月25日(土)夜公開
日本文化チャンネル桜。YouTube」「ニコニコチャンネル」
「Fresh!」オフィシャルサイト。インターネット放送So-TV
<パネリスト:50音順敬称略>
河添恵子(ノンフィクション作家)
坂東忠信(元警視庁通訳捜査官・外国人犯罪防犯講師)
野口裕之(産経新聞政治部専門委員)
ペマ・ギャルポ(拓殖大学国際日本文化研究所教授・チベット文化研究所名誉所長)
宮崎正弘(作家・評論家)
鳴 霞(月刊「中国」編集長)
山田吉彦(東海大学教授)
 司会:水島総(日本文化チャンネル桜 代表)
(日本文化チャンネル桜)
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    支那大陸に「文明」など広まったことなど無かったのだ。そんな事を最近考え出してきた。

    結局は識字率を上げたことの無かった歴代王朝の賜物だろう。でなければ、たった百年前にさえ「知道中国」に書かれているような悪景が見られただろうか?自分勝手な自己中真っ盛りは今に始まったことではないだろう。

    漸くここへ来てバブル崩壊が眼に見え始めてきたようだ。但し、「米中貿易戦争」なるもののお陰だけど。


    一帯一路は金の切れ目が縁の切れ目になるだろう。キンぺーちゃんの末路は何処なのだろうか?