僕の父親の誕生日は今日二月二十六日だった。過去形なのは勿論鬼籍に入っているからだ。今年は彼の生誕百十三年という中途半端な年でも有った。
世に名高い？「２２６事件」だが、物心着いてからも、新所帯を営んでいた時も話題になったことも無い。
この日って、「親父の誕生日』じゃないかと気付いたのは二十代半ば。誕生日を祝う習慣なんて我が家には無かったから、気付いていなかったよ。
ある女子大教授のつぶやき
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２２６事件（その１）
１．一般市民を２７万人も虐殺して偉大な革命家を自称したカストロや、１億人以上の犠牲者を出して事実上の皇帝の地位を得た毛沢東など、ただのヤクザ者でしかない。ヤクザ者が支配者となった社会がどれだけ悲惨なものとなるかは日本のすぐ近くにある半島の歴史が、これを見事に証明している。
２．今日は二二六事件のあった日で、８２年前（昭和１１(1936)年）の事件だ。当時、今より平均気温がかなり低くて、その日の東京は雪が降りきしきる寒い日だった。午前０時の気温が−２度だったそうだ。今年の同じ日時の気温は、寒いと言っても３度だ。
３．反乱軍の鎮圧のために、日比谷の帝国ホテル裏には鎮圧軍の陣営が張られた。帝国ホテルに食事の炊き出しを依頼した。ホテルのシェフは「すぐに食べれて体が暖まるもの」ということでカレーライスを作った。その二二六事件には、さまざまな論評がある。陸軍の青年将校が政府要人を暗殺した事件。
４．根底に陸軍の派閥争いがあり、事件を起したのは皇道派だ。天皇の命により統制派をはじめとする軍部によって、この皇道派は一掃されるので、以降、陸軍では統制派が力を付けていく事になる。国家を内部崩壊させ共産革命に導くため手段は問わない。背景に知識層や若い世代に広がる共産思想がある。
５．軍国主義、青年将校は極右をイメージするが、コミンテルン第6回大会から4年後の昭和7年5月15日に青年将校が首相官邸に乱入し、犬養毅首相を殺害する事件が起こり、檄文には青年将校が抱く共産主義への傾斜が明らかだ。
６．「 国民諸君よ、君側の奸を屠れ、国民の敵たる既成政党と財閥を殺せ、官憲を膺懲せよ、奸賊、特権階級を抹殺せよ、農民よ、労働者よ、全国民よ、祖国日本を守れ」とまさに共産革命宣言そのものだ。皇道派といわれる彼らは４年後には２２６事件で主力メンバーとなる。
７．２０年8月14日深夜、陛下の玉音放送レコード盤を奪い取って終戦を阻止しようとした陸軍将校らは近衛第一師団長を殺害し、師団長命令を偽造し近衛歩兵第二連隊を用いて宮城を占拠したのだ。(宮城事件) ご聖断に反対するメンバーが右翼ではない。
８．リーダー格には共産主義者がいて、レーニンの『敗戦革命論』を実践してわが国の体制を徹底的に破壊して共産革命に導こうとしていた。ソ連は8月9日に対日宣戦布告し侵攻を開始したがソ連軍が日本列島の主要な部分を占領するまで戦争を終わらせるわけにはいかない。戦争を長引かせようとした。
９．日中戦争勃発時から開戦直前まで首相を務めた近衛文麿が終戦の年の2月に天皇に上奏し、戦争の早期終結を唱えた『近衛上奏文』が ある。この中で近衛はわが国の左翼分子が我が国を第二次世界大戦に突入させたことを明確に書いている。
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北一輝、板垣将軍諸々を何故か小学低学年時に識っていた（正確には知るだったけど）。多分！我が家に有った戦中・戦前の書物でも拾い読みしたのだろう。辞書も無いのになぜか読んだ記憶だけ残っている。突き詰めて調べていれば、左翼病には罹患しなかったのではと後悔はした。人生遠回りしちゃったかなあとは思うけど。「人生色々」だよな。
必死とは思わなかったけど、保守的な思考を排除していた事だけは確かだった。それが民青から赤い党へと割れ知らずのめり込んで行った原因では在る。
上記の流れで陸軍幼年学校を知り、そんなのもありかなぁ。全国での自分の位置ってどの位？が「国定教科書」が有ればに繋がっていった。小学校の授業風景の記憶が殆ど無い。通信簿には現在で言う「他動？多動？」気味の子供であった事だけは確かだった。数年同じ事を書かれていて、母親には怒られたから・・・。
赤い党での書物あさりで、左の思想だけは解った積り。レーニンだコミンテルンだってのも肌感覚で感得できる。だからこそ、現在の独逸は胡散臭いだけにしか思えないんだな、と最近目気付いた。
歴史って不思議なものです。知らなくても生きて行けたし、生活も出来る。仕事だって。でも知ってしまうとムネを掻き毟られるほどの衝撃を与える。
貴方も貴女もどう思い？どう感じます？