宮崎正弘の国際ニュース・早読み <中国最大財閥・王健林率いる万達集団、いよいよ経営危機 (201 | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


    支那最大財閥の瓦解が進行中?

    音はまだ聴こえないが、確実に眼に見える建物はミシミシ音を立てそうだ。


    前事務次官の醜さを露呈中の文科省。経済では財務省主導で日本を破壊。知的分野は文科省が破壊工作の中心とは情けなや。


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)12月29日(金曜日)
        通巻第5560号   
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 中国最大財閥・王健林率いる万達集団、いよいよ経営危機

  万達科学技術(子会社)の従業員95%をいきなり解雇へ

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中国最大財閥・王健林率いる万達集団が、いよいよ経営危機に陥った様相である。
夏頃から危機が囁かれていたが、投資家が「危ない」と感得したのは、プライベート・ジェットで、王健林がロンドンへ向かおうとして、空港で足止めされた事件が報じられて以降である。

保有する映画館チェーンと娯楽施設、ホテルチェーンなどを売却しはじめ、回転資金を捻出した。
秋になって香港へ現れた王健林は秘密行動に徹したが、「博訊新聞網」などは、香港で共産党有力者の子弟、親戚が経営する面妖な企業が山のようにあり、海外資産の処分などを協議したのではないか、なぜなら直前に肖建華が滞在中の香港のホテルで拉致された事件が発覚し、当局が必死で、これら新興財閥の海外資金流出を警戒していた時期と重なるからだ。

タイミングが符合する。肖建華は、香港を拠点に、NYへ逃亡した郭文貴らと組んでインサイダー取引をコントロールし、太子党関連の資産運用に関わった。現在、北京で勾留中の人物で、王健林も習近平の姉たち(香港で不動産企業などを経営)と深い絆があったことは知れれている。

さて万達集団の有利子負債およそ13兆円(孫正義とほぼ同額、ダイエーも有利子債務が12兆円前後だった)、このため七月に、保有した77のホテル、13の娯楽施設を急遽、売却し、当座の銀行返済(およそ638億元=1兆円強)に充当した(博訊新聞網、2017年12月29日)。
保有財産の処分、売却が済めば、次は企業規模の圧縮が時間の問題とされた。

事情通によれば、万達集団の子会社「万達科学技術」(未上場)の従業員を6000名から300名に削減するとし、11月末から解雇に踏み切った。突然の解雇を通告され、退職金が給与の弐ヶ月。5%の社員が残るものの、これではテクノロジー開発など出来るわけもなく、いずれ整理に踏み切るだろう。

 習近平の「中国の夢」は一帯一路の挫折で「悪夢」と化しつつあり、王健林の描いた壮大な夢は「邯鄲の夢」で幕引きとなりそう。

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 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
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 いま、日本の思想状況で憲法学が劣悪の最たるものだ
  安倍政権の加憲論には賛成できないこれだけの理由

杉原誠四郎 v 小山常美『憲法及び皇室典範論』(自由社)
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 近代憲政史、外交史にくわしい二人の論客の共通点は「新しい歴史教科書」の「公民教科書」執筆メンバーであること、現行憲法を認めない改憲論者であることだ。
だから全ての論点で合意かと思われたのだが、ページを捲っていく裡に、この二人が幾つかの論点で対立し、あるいは異論をとなえて併記する場面に何回も出くわす。ふたりとも自説には自信を持ち、相手に譲らないから一徹である。
したがって本書の外見から想像する新しい公民教科書作りへ合意、同士がなす対立点も、微妙に本書の議論の展開を面白くし、また時代的思想状況を反映している。
つまり、ふたりが言いたいのは教科書の偏向ぶりであり、その是正をめぐる国民運動が、いかにメディアによってねじ伏せられ、なおかつ教科書採択権をもつ教育委員会が権利行使を放棄して、教員組合に採択を丸投げし、担当教員は教科書会社から謝礼を受け取っているという堕落した現実である。
ましてや、この事実を知ってか、知らずか、教科書の危機に無頓着の官僚主義が蔓延る文科省という、絶望的な日本のシステム上の欠陥にある。
 歴史教科書、道徳教科書の左翼偏向が強まる一方なのである。
おどろくべし、文科省は聖徳太子を教科書から外そうとした。左翼が巣くう「高校大学連携歴史教科書委員会」とかは、吉田松陰、高杉晋作を削除する方向にあり、楠木正成はとうに歴史教科書から削除されている。
こんなことで驚いてはいけない。
公民教科書は「公共の精神」を教えないばかりか、「家族」を教えない方向にあり、もちろん「愛国心」のアの字もでてこなくなった。
こうした複合的な教科書の腐敗堕落、とてつもない左翼の「計画闘争」がなぜ生まれたのか、それは日本の「憲法学」が劣悪な上に、ますます劣化しているからだと、ふたりの鋭角的な指摘には瞠目させられた。
杉原氏と小山氏の対立は憲法論から派生した伊藤博文への評価。皇室典範に関しては、伊藤博文の間違いがこんにちの憲法学貧困状況の元凶であるとするあたりだが、評者(宮崎)から言えば、皇室典範はそもそも国会議員ごときが議論するべきことではない。マッカーサー憲法の誤謬が最大の元凶であろう。
占領軍が非占領国の基本法を強要した事実だけでも、現行憲法は否定されるべきで、改憲とは現行憲法の無効宣言から行うべきであるとするのが国際法の原則から言っても正しい。
しかし、こうした議論は現在日本ではすっかり少数派となった。

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 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
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 「約束」ってナンじゃらホイ。反日は韓国のカルト
  文在寅は北朝鮮を崇拝するカルトの教祖、もっとも危険は大統領だ

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室谷克実 v 加藤達也『韓国リスク』(産経新聞出版)
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 ふたりには共通点がある。
 ともに韓国報道で真実を書いたら、国外退去を命じられたと言う『名誉』に輝く点である。
 韓国の司法は政治から独立していないことは百も承知だが、このくにの司法は論理ではなく感情が優先して判決が、その国民感情を判定材料としている。法律はいくらあっても、無力である。だから「幼稚で無責任」で、井の中の蛙というより、独立独歩のカルト集団が国家を名乗っていると譬喩した方が現実的であろう。
 両国が合意したはずの「慰安婦問題」を韓国はまた蒸し返した。このところの韓国報道といえば、そればかり。さすがの安倍首相周辺も「平昌五輪に行くことは困難」と発言している。
 約束は果たされなかったばかりか、慰安婦像はソウルのバスや電車にのってちょこまかと走り、外国にも建立し始める始末だ。悪質な政治プロパガンダがあちこちに展開されている。
韓国の政治にとって「約束」って、なんじゃらほいの世界だ。
一方の日本はと言えば、愚直と言われるほどに約束事はかならず守る、身を賭してでも法律を守る日本人からみると、韓国人の姿勢には驚きを通り越して呆然とすることが多い。北朝鮮が核兵器をこしらえ、ミサイルを飛ばして世界から非難されているのに、ソウルの政権は「当事者意識セロ」。米朝対立では「仲介の労を執りましょうか?」などと妄言を吐くのだ。
戦後、「独立」「安保」の恩人であるアメリカにTHAADは不要と言ってみたり、トランプが訪韓すれば、トランプ人形を踏みつけ、アメリカ国旗を焼き、反米集会に数万の人が集まるという忘恩行為を目撃したトランプも韓国の態度にムッとしたはずで、文在寅との会談は、僅か26分だった。
この対談本のふたりは慰安婦象問題は「韓国の国教」であるとする。なるほど合点がいく。
だから朴裕河(『帝国の慰安婦』の著者)の裁判は「宗教裁判」、つまり魔女狩りであった、という。
 本書ももう一つの特色がある。
日本のメディアが韓国の真実を書かなかったこと、その原因が奈辺にあったかを鋭く抉っている最後のチャプターでは、ぞっとするほどの日本人記者のメンタリティと新聞、テレビの企業体質が了解でき有益だ。

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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1679回】               
――「早合點の上、武勇を弄ぶは、先ず先ず禁物とせねばならぬ」――(川田3)
  川田鐵彌『支那風韻記』(大倉書房 大正元年)

   ▽
 川田によれば、「大日本帝國の一大任務」は「人種繁殖力の盛なる彼の國人に、(列強による)經濟的蠶食の畏るべきを知らしめ、國民的自覺の念を惹起せしむる」こと。また「我が商工業の發展上より考ふるも、隣國四億の顧客は、之を忘れてはなら」ないし、「自衞上よりも、道義上よりも、其の他何れの方面より見るも、我が國人は支那人の師友となり、先覺者となり、彼を導き、彼を?へ」、かくて「宇内の平和を、永久に保つことに努めねばならぬ」ということになる。

  川田の考えは、おそらくアジアへの野望を逞しくする西欧列強の覇道に憤り、アジアの王道に拠って立ち向かおうとした当時のアジア主義者の間の共通認識だったように思う。
 であればこそ「大日本帝國の一大任務」であったとしても、「人種繁殖力の盛なる彼の國人」を、どのように「導き」「?へ」れば、「國民的自覺の念を惹起せしむる」ことが可能であると考えていたのか。

たしかに「我が商工業の發展上より考ふるも、隣國四億の顧客は、之を忘れてはなら」ないが、だからといって心の底から「我が國人は支那人の師友とな」ることを願っていたのか。「人種繁殖力の盛なる彼の國人に、經濟的蠶食の畏るべきを知らしめ、國民的自覺の念を惹起せしむる」ことは壮大なるロマンでこそあれ、現実問題として所詮は無理だと考えることはなかったか。

  たとえ川田の主張に間違いがないにしても、相手側からするなら『要らぬお節介』ではなかっただろうか。「國民的自覺の念」を他国の人間が教え導くことなど所詮はムリな相談というものだろう。
とどのつまり「國民的自覺の念を惹起せしむる」ための唯一確実な方途は、その国民が自ら「國民的自覺の念を惹起」するしかないはずだ。

 アジア主義から征韓論、はては脱亜論までの論議は後日に譲ることとして、川田の旅の先を急ぎたい。

 「のぼる朝日に照されて、帝都を立ち、新領土朝鮮の勝地を探り、満洲の古蹟を訪ひ、奉天より、京奉鐵路を利用して」南下した川田は、「今は野蠻人とて、牛馬の如く見做されたる、簡易生活に慣れし苦力の類、最後の勝利を占むるものなるか」と考え、「何れにしても、支那人の眞價を見誤れるものゝ多きを、不思議に感じつゝ、自ら問ひ答へながら」、天津、青島、曲阜、北京、漢口、武昌、洛陽、長安、長沙、鎮江、揚州、杭州、上海を廻っている。

 旅を締め括るに当たり、「矢張り、百聞は一見に如かずで、實地調査の上、支那研究の趣味が加は」って、川田は数多くの疑問を持った。「其中特に自分の腦を刺激した」という「支那に關する疑問」のいくつかを記している。

  「其一」=「支那の事情を多少研究した人々の頭腦に起る、第一の疑問」は、「現在の支那に、利己主義以外、多少話せる人物があるであろうか」ということ。
たしかに辛亥革命は「遠くの人に豪い勢いの如くに見せかけ」ながらも、「兎に角物になつたが」、国難に際して「靜に大事を料理せらるゝ程の人物は、先ずまず一人もいないように思はれる」。こういった惨状にあるにもかかわらず各国が干渉しているのだから、危険極まりない。

「其二」=「既に人物は乏しい」うえに、「四億の國民が、苦力同樣の、眼中一丁字もなき、憐むべき輩である」。彼らに「多少の國民?育を施し、言語の統一など計るは、一朝一夕の仕事でない」。

「其三」=「水陸の動脈とも仰ぐべき水陸の交通機關は、何れも列國に奪はれ」ている状況だが、これら権利をどうやって「回収」するのか。具体策がみられない。

 「其四」=借款、借款、また借款。借款に次ぐ借款に先行きの見通しは立つのか。
《QED》
       ▽□◎ひ▽□◎い□▽◎ず□◇◎み▽□◎  
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)貴書新刊の『習近平の独裁強化で、世界から徹底的に排除され始めた中国』(徳間書店)と、『連鎖地獄 ―日本を買い占め、世界と衝突し、自滅する中国!』(ビジネス社) の2冊を読み終えました。
 前者はトランプが中国に罠を仕掛ける。つまり家康が、淀君を褒めそやして寺院を寄贈させて散財させたように、トランプは習近平を褒めそやし、一帯一路プロジェクトで、中国に散財させる戦略であるという分析、まさに目から鱗が落ちるようでした。
 後者の連鎖地獄は、まさに12月28日の『産経新聞』が、ようやくにして報じている内容の先取りに近い報告で、じつは全世界で一帯一路が挫折を繰り返している有様を詳細に、しかも、大手メディアがこれまで殆ど伝えなかった詳細を地域別、国別に分析されていて、石平さんが評価したように、有益な情報でした。
 これからも日本のメディアが伝えない中国の真の姿を報じて下さい。
   (KK生、大手町)



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(読者の声2)取材でキューバに行かれていたとか。キューバの情報は、派手なアメ車と、医療体制の充実など、どちらかといえば「いい面」が紹介されていますが、実際はどうなのか、見聞記を楽しみにしています。
   (WN生、中央区)


(宮崎正弘のコメント)米国と国交回復後、世界から観光客が押し寄せ、ことし460万人、来年は確実に500万人を突破するだろうとキューバの旅行代理店などは希望の顔をしていました。
 首都のハバナはもちろん、南のトリニダー、ゲバラの聖地=サンタクラレ、ヘミングウェイが好んで20年を過ごしたコヒバなどを回りましたが、農業は半世紀遅れ、貧富の差が歴然としていました。
 紀行は「正論」「エルネオス」(いずれも2月上旬を予定)ほかに発表後、単行本に収録予定です。小誌での紀行文の掲載予定はありません。
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    今日の「知道中国」

    支那の現状認識が牛馬と変わらない奴隷のクーリー(苦力)だと理解しながらもアレレどっかへ方向違いしてるんじゃ無いだろか。


    蝗害の如く、世界中にその身を潜ませる支那畜の繁殖力は目に余るばかり。駆逐には苦労するだろうな。何しろ「利己主義」一辺倒だからなあ。自己保存も一辺倒だし、宗族社会が細分化した現在、家族主義にも走りつつあるからなぁ。

    支那畜を如何に文明化させられるかが今後の課題なんだろうな。