Fw:軍事ジャーナル【12月19日号】日本核武装のハードル | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


    自衛隊出身者でなければ、知り得ない観点には敬服する。

    時の政権の最高責任者が腹を括れば、核武装が出来るとも読めるんだがな。余命の読者なら・・米軍の廃棄予定核弾頭を購入し?イプシロンロケットに搭載すれば、忽ち核ミサイルを保有できるんだがなぁ。

    サイロが必要?北海道の炭鉱の廃坑の縦穴が活かせるじゃないか!簡単なことさ。

    なんて妄想してみた。


軍事ジャーナル
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鍛冶俊樹の軍事ジャーナル
第309号(12月19日)
*日本核武装のハードル

 軍事の観点から言えば、自国がより強力な兵器を持つことは良い事である。従って日本が核武装するのは当然いい事である。ところが日本には軍事アレルギーと核アレルギーがあるため、この軍事上当然の論理がなかなか理解されない。
 昨今、論壇の一部とはいえ、核武装論が語られる様になったのは、北朝鮮の核武装への当然の反応だが、軍事アレルギーと核アレルギーを払拭するためには有益な議論であろう。だが日本の防衛にとっては現実的な議論ではない。というのも、日本が独自に核武装するのは、ほぼ不可能だからである。

 「国会で核武装の議論さえできないのは、おかしい」と言われるが実の所、国会で議論して核武装した国は一つもない。当たり前のことで白昼堂々と国会で核武装の議論をしていたら、周辺国が反対するに決まっている。核武装とは、極秘のうちに核兵器を開発し、ある日突然、核実験して核武装宣言するのが常道なのである。
 では開発の予算は国会の審議なしにどうやって捻出するのかといえば、軍事予算の機密費を充当するのである。ところが日本の防衛予算には機密費が存在しない。予算品目の隅々まで公開されていて機密費が存在する余地など全くない。
 
 また、核兵器開発には当たっては通常、軍用地に極秘裏に核関連施設が建設される。軍用地は警備や秘密保護上都合がよく、どこの国も軍は演習地を含めて広大な軍用地を所有しているからである。
 ところが自衛隊は演習地にも事欠く有様で、核関連施設を秘密裏に建設する余地など文字通りない。あの僅かな防衛省占有地に強引に建設すれば各国の人工衛星に忽ち(たちまち)察知されてしまうだろう。
 
 要するに核武装とは軍事大国だからこそ出来る大業物(おおわざもの)であって、日本は経済大国であっても軍事大国ではない。「核武装は安上がりだ」などという噴飯物の経済論で核武装を語っているうちは、核武装など夢のまた夢。

軍事ジャーナリスト 鍛冶俊樹(かじとしき)
1957年広島県生まれ、1983年埼玉大学教養学部卒業後、航空自衛隊に幹部候補生として入隊、主に情報通信関係の将校として11年間勤務。1994年文筆活動に転換、翌年、第1回読売論壇新人賞受賞。2011年、メルマ!ガ オブ ザイヤー受賞。2012年、著書「国防の常識」第7章を抜粋した論文「文化防衛と文明の衝突」が第5回「真の近現代史観」懸賞論文に入賞。
動画配信中:「戦争の常識」第1回無料
http://www.nicovideo.jp/watch/1494517092
上記動画のテキスト本
「戦争の常識」(文春新書)
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784166604265

動画配信中:「地政学入門」第1回無料
http://www.nicovideo.jp/watch/1475838508
上記動画のテキスト本
「領土の常識」(角川新書)
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動画配信中:「地図で見る第二次世界大戦」第1回無料
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上記動画のテキスト本
文庫「図解大づかみ第二次世界大戦」
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動画配信中:「現代戦闘機ファイル」第1回無料
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上記動画のテキスト本「イラスト図解 戦闘機」
http://www.tg-net.co.jp/item/4528019388.html

動画配信中「よくわかる!ミサイル白書」第1回無料
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上記動画のテキスト本「超図解でよくわかる!現代のミサイル」
http://www.tg-net.co.jp/item/486298102X.html?isAZ=true

その他の著書:
「国防の常識」(角川新書)
http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=201203000167
「エシュロンと情報戦争」(文春新書、絶版)


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