宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<ネタニヤフ(イスラエル首相)がクルド独立に賛成 (2017年 | Hideoutのブログ

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 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


    僕は英国と仏国の二枚舌、三枚舌の外交のツケを今こそ正すべきじゃないかと考えています。そんな風に考えること自体可笑しいと思う人もいるのだろうか?

    欧州人はどう考えるのだろうか?    大航海時代に参画していない連中は?   参画していたポルトガル・スベインはどう考える?オランダも有ったな。ドイツは?


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)9月14日(木曜日)
       通巻第5432号   <前日発行>
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 ネタニヤフ(イスラエル首相)がクルド独立に賛成
  チベット、ウィグル、南モンゴルを抱える中国は沈黙
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 9月12日、イスラエルのネタニヤフ首相は「合法的手つづきを経て住民投票などが行われた場合、イスラエルはクルド族の独立に賛成だ」と述べた。(イスラエル紙『ハーレツ』、2017年9月13日)。

 そのうえ、トルコ政府が攻撃するPKKは「テロリスト集団ではない」と言明した。この発言はトルコの姿勢を暗に批判するかたちとなった。
 PKK(クルディッシュ労働党)は、とくにクルド族全体の意見を代弁するものではないが、イラン、イラク、トルコ、シリアにまたがるクルド族の完全独立を目指し、1999年は武装闘争をつづけていた。
 過激な指導者の逮捕とともにPKKは、マルクス・レーニン主義と訣別し、『民主的な連邦国家』を主唱しはじめた。直接の原因はソ連の崩壊で、援助してくれる国がなくなったからだった。

 もともとイスラエルはペレス政権時代にもリーバーマン国防相が「クルド独立」を明確に賛成しており、「中東地域にとって不安定材料はイランであり、イランが送り込んでヒズボラがシリアを攪乱しているのであり、クルドの活動は地域の安定を損なうものではない」としてきた。

 米国トランプ政権はイスラエル支持を鮮明にしており、十月にも訪米するネタニヤフ首相とトランプ大統領の会談が予定されている。
さらにトランプをことあるごとに激しく罵倒してきたニューヨークタイムズも、こと中東政策に関してはトランプを支持しているのである。

  かつてユーゴスラビア分裂におり、コソボの独立に関しては欧米が賛成し、中国とロシアは反対した。NATOはコソボ独立を促進するため空爆を実行し、セルビアが敗戦国となった。
 それゆえ、ロシア、中国はコソボ独立を認めていないので、コソボへ行くと中国人がいない。

 中国がコソボに続いて、もしクルド族独立となると、チベット、ウィグル、南モンゴルの独立問題を抱える中国は沈黙せざるを得なくなるのである。
 
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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(読者の声1) 「日台共栄」(9月13日号)に下記の重要な論文が出ていましたので、紹介したいと思います。
 「ユニバーシアード大会妨害デモと八田像破壊者の黒幕  黄 文雄(文明史家)」
 (出典黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」:2017年9月12日号】
http://www.mag2.com/m/0001617134.html
原題「国際競技大会妨害デモと八田與一像破壊者の裏にいる中国」

◆世界が注視する国際競技大会の入場行進を妨害した国民党系中国統一派

 8月19日から、学生を対象にした国際競技大会、『ユニバーシアード夏季大会』が台北で行われ、日本からも300人以上の選手が参加したのは皆さんご存知でしょう。その開幕式での出来事で、デモ隊が会場の入口を塞いで、選手の入場行進が妨害されるという事件が起こりました。
 この件について、日本のメディアでも少しは報じられていましたが、やはり報道する数は少な
かった気がします。なぜなら、誰が見ても黒幕は中国なのが明らかだからではないでしょうか。
 国際社会で存在感を示す機会が少ない台湾にとって、約140カ国・地域から選手ら約1万2000人が参加するユニバーシアードは一大イベントです。このチャンスを利用して、世界に向けて台湾の存在をアピールしようと蔡英文総統を含めた政府の要人も参加していました。デモ隊は、この晴れ舞台を故意に選んで揉め事を起こしたのです。
 デモ隊の主旨は、表向きは年金制度改革への反対です。年金制度改革をめぐって、どんな人々が反対して、どんなことをしてきたのか、以下産経ニュースの報道を引用しましょう。
<蔡政権が3月末、中国国民党政権下で手厚い待遇を受けてきた「軍公教(軍人、公務員、教員)」退職者の年金受給額削減法案を決定して以降、蔡総統の訪問先での抗議活動が激化。6月末には車列がデモの参加者に取り囲まれ、靴やペットボトルが投げつけられた。法案が6月末に立法院(国会)を通過した後も抗議活動は続き、7月には地方視察が直前に中止される騒ぎもあった。
 総統府が前日夕に報道機関向けに発表する総統の翌日の日程が空白になる日も続いたが、抗議団体は「影の形に添うごとく」(聯合報など)、先回りして蔡総統の活動を妨害した。警備の警察当局から抗議団体の退職警察官に情報が漏れている可能性が指摘され、野党は「原因を作ったのは蔡氏自身だ」と揶揄(やゆ)した。>

 軍人、公務員、教員だった人々はもともと国民党系の人々です。つまり、中国統一派ということです。そのため、彼らの道徳観や品性も中国人同様で、台湾から贈収賄や裏口入学、口利き斡旋などの悪習慣がなくならないのは、この人たちがいるからだとも言われていました。とにかくクリーンとは真逆にいる人々です。
 そんな人々が、中国側と組んで蔡政権の前進を邪魔するために、台湾の晴れ舞台を台無しにしたのです。台湾内のメディアでさえ、国際社会に向けて台湾は「醜態」を晒したと評していました。
 ユニバーシアードの開幕式では、デモ隊が選手入退場の入り口付近で騒いだため、選手が会場に入れず、開幕式では選手団なしの騎手だけが登場するといった事態になったのです。もちろん、台湾政府側も警官を6000人配備して非常時に備えていましたが、それを突破してのデモ隊侵入でした。

◆中国国旗を掲げて『台湾はゴミだ』と叫ぶデモ参加者
 このデモ隊の構成員は中国統一派であり、年金改革への反対というのは表面上のことで、本来の目的は独立志向の蔡政権へダメージを与えることだということは明白です。もちろん。証拠を挙げろと言われればいくらでもあります。台湾の自由時報によれば、「抗議デモの中に、中国国旗を掲げて『台湾はゴミだ』『どうせ蔡英文に(台湾)独立はできない』などと年金制度と関係のないスローガンを叫ぶ者がいたと報道されています。

 自由時報はまた、「情報当局が抗議団体の背後に中国当局の介入があるとみている」とも報道しています。情報当局者によれば、年金制度改革に関する流言飛語が中国の無料通信アプリ「微信(WeChat)」や中国人が海外に設置したウェブサイトを通じて発信されており、抗議活動に中国当局との関係が疑われている中台統一派の政治団体「中華統一促進党」の所属員が動員されて人数不足を補っていると伝えています。総統府の林鶴明報道官は、同紙の報道について「評論しない」と言いつつも、否定はしませんでした。

◆「中華統一促進党」などの姑息な行為に温厚な蔡英文総統が怒りを露に
 「中華統一促進党」といえば、台南市にある八田與一の像の頭部を破壊した人物が所属していたことでも、メディアを騒がせたことは記憶に新しいところです。今回のデモの窓口となっていたのは、どうやら「中華統一党」の黄正忠という人物のようです。しかも、選手の入退場口で揉め事になったのは、デモ隊を率いる指示の誤解から生じたものだと言い訳しています。
 中国のこうした姑息な行為には台湾も慣れている蔡英文総統ですが、さすがに世界での晴れ舞台を台無しにされた怒りは収まらないようで、自身のFacebookで「このようなことで大会を破壊できると思うなら、台湾を見くびりすぎだ」と怒りを露わにしました。中国が台湾を陥れたいなら、もっと正々堂々と政治、経済、産業などの表舞台で競い合えばいいだろうと思いますが、正統法では何を取っても台湾に負けてしまうのが明白だからこそ、姑息な手段にしか出られないのです。

 中国国民党が70年にもわたって台湾を支配し続けてきた「華僑大国」の台湾統治は、2016年の選挙で崩壊しました。華僑による台湾統治のイデオロギーは、始めは「反共」でしたが、文革後は本場中国の社会主義体制も左のコミュニズムから右のファシズム資本主義体制に変わっていきました。
 そして台湾の華僑は90年代に入ると、「反共」をやめて中国政府と手を結び、台湾の「華僑王国」の延命を図りました。しかし、「華僑」による経済搾取に国民が反対するようになったのです。そのためのアメとムチを「華僑」政府は出しました。そのアメのひとつが年金政策でした。軍人、公務員、教員に限って、定年後の年金を高額に設定したのです。しかし、そんな不公平で高額な年金が続くわけがなく、制度改革は台湾政府にとって喫緊の課題でした。
 台北ユニバーシアードについては、中国は不参加でした。また、台湾の統一派華僑を利用して軍人、教員、公務員たちを動員して大会の妨害にでました。選手の入退場を阻止した以外にも、場内に発煙筒を投げ込んだのです。当然、警察はテロを警戒して、台湾人を数人逮捕しました。
 蔡英文総統は、台湾政治を刷新しようとしていますが、やはり70年続いた華僑風土を変えるのはなかなか難しいもので、時間が必要です。国民党勢力は、選挙によって政権は変ってしまっても、日本の「反日日本人」同様に、教育とメディアを牛耳っています。
 「台湾はゴミ」だという発言は間違いなく中国人によるものでしょう。中国人からしてみたら、台湾人、香港人、ウイグル人、チベット人、モンゴル人などはすべてゴミ扱いなのです。



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(読者の声2)貴著(宮崎正弘 v 渡邊惣樹『激動の日本近現代史 1852−1941』、ビジネス社)をようやく読了しました。題名をみると、たいそう難しそうでしたが、対談であって、わかりやすく、しかも宮崎さんが、うまく合いの手を入れて議論をリードされており、不明点が多かった近現代史をミステリー小説を読むような醍醐味も手伝って、読み切りました。
 是非、この続編「1942−2017」と出して欲しいと思いました。
   (YY生、京都)

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    支那をぶち倒さないと先へは進めないのが、21世紀の現実ではないだろうか。原始人の欲望のままに世界中が引っ搔き回されているのが現実。そう認識しないと駄目だと思うんだけどなあ。

    支那竹大好きな人も居るだろうから聴いてみたいな。日本の支那竹旨いよねと。