宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<パキスタンに裨益しないCPEC(中国パキスタン経済回廊) ( | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


    支那竹の歴代王朝の本質は流通ルートの覇者で有り、そこからの上りを掠め取るのだ。と故岡田英弘先生は喝破しておりました。交易での利益をしっかり握り倒すその根性は二千年前から何も変わってはいなかったようだ。

    パキスタンも支那竹の本質が漸く視えてきたようです。詳しくは知らないけど、日本テレビに毎朝出ていたウィッキーさんの故国も庇を貸して母屋を取られるような事になっているとか。まぁ遣るもんだな、支那竹土人は。

    次はバングラデシュかな?    金に汚いイスラム教徒達よ、タップリ血を吸われてみるがいい!インドネシアもオイオイ知る事になるのかなあ。



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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)8月3日(木曜日)
        通算第5381号 
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 パキスタンに裨益しないCPEC(中国パキスタン経済回廊)

  IMFも「一方的な中国の利益」とプロジェクトに懐疑的な報告

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 「ちっともパキスタン経済に裨益していないじゃないか」とパキスタン経済界から不満の声があがっている。
中国から安い物資がどんどんパキスタン市場に流れ込み、パキスタン製品が駆逐され、そのうえグアダール港工事のための建機、セメントなど全部が中国からの輸入となって、貿易赤字が拡大、外貨準備は底をついている。
「なにが双方の利益だ」と嘆きの声は日々大きくなる一方だ。

一帯一路の目玉プロジェクトは中国が500億ドルを投じ、イランよりのグアダール港から新彊ウィグル自治区のカシュガルまで鉄道、ハイウェイ、パイプライン、光ファイバー敷設という四つの工事である。これがCPEC(中国パキスタン経済回廊)だ。すでに工事は佳境に入っている。

ところがグアダール港の位置は「パロチスタン藩国」の領地で、英国が勝手に地図をひいてパキスタンに編入した経緯があり(ちなみに国王(藩主)は英国に亡命中)、バローチ人はまったく歓迎していない。
そのため中国人へのテロ、誘拐事件が繰り返され、その工事現場の警備をパキスタン軍がおこなうという皮肉。

もっと具体的に言えば、プロジェクトの資金は中国が寄付するのではなく、中国がパキスタンに貸与するのであり、担保は将来の「通過料」「道路使用量」「鉄道運賃」などである。当初の計画ではパキスタンは、2024年には35億ドルから45億ドルの「収入」が見込めるという青写真になっていた。

IMFの報告は「輸出力向上が見られず(そもそもパキスタンからの輸出品は殆どない)、予測される利益はなく、パキスタンの赤字拡大の怖れがある」と警告している。

大型のプロジェクトはいまも不足している電力を必要とするが、そのためにはダムがもっと必要になる。中国からの代金決済は人民元ではなくドル決済のため、ますますパキスタンの外貨準備が激減している。

あまつさえ隣国インドが中国主導の一帯一路そのものに反対しており、しかもパキスタンとインドが抱える領土係争地を、このプロジェクトが通過する。

スリランカ、インドネシアほかで、中国の提案を再検討する動きがあったように「パキスタンはプロジェクトそのものを再検証しなければならないだろう」とパキスタンの識者は口を揃えている(アジアタイムズ、7月31日)。

いやはや前途多難というより真っ暗、そのうえパキスタン政変はシャリフ政権を崩壊に追い込み、北の隣国アフガニスタンへはIS兵士が帰還し始めて大がかりなテロが予測され、西の隣国イラン国境も剣呑な情勢である。
 一難去って、また一難。
□▽◎み□◇□や□▽◎ざ□◇□き◎□◇ 
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 ▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS ●読者之声
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(読者の声1)勤務先の広報室に『選択』『財界』『FACTA』『テーミス』など会員情報誌があり、なかに『エルネオス』があります。
 この雑誌に宮崎先生の世界旅行記が延々と十年以上でしょうか、連載されていて毎号愉しみに読んでおります。
今月号はスエーデン、来月はフィンランドとありました。また同時に現場の写真が豊富に掲載されていて、文章ではわからない情景、とりわけ最新の環境変化のさまが写真からも伝わります。
 そこで質問ですが、この貴重な旅行記は単行本になるのでしょうか?
   (BN生、大手町)


(宮崎正弘のコメント)いずれ『早朝特急』のような(笑)シリーズ本にしたいところですが、テーマによっておりおりの拙著に挿入しており、また旧ソ連、東欧合計30ヶ国については写真百葉以上を挿入して『日本が全体主義に陥る日』(ビジネス社)となっております。 
 二十五年ほど前には『世界経済路地裏を行く』(ダイヤモンド社、絶版)のなかで、ソ連崩壊直後のモスクワやサンクト、ワルシャワ、プラハ、バルト三国の表情を写真入りで報告したのですが、写真のほうが好評でした(苦笑)。

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    ISが終息すると、アフガン・東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)に火種が撒かれそうだな。近い将来、トンパチが始まるのか?支那竹の行動・言動は火の中へ油を注いでいるようなもんだからなぁ。



    歴史から何も学ばない人種・従業が多いって事だ。金に目が眩むのは似非キリスト教徒(マルクス主義の変型たち)のメルケルもかなあ。


    余りに余った資材の捌け口が見付かり良かったね、支那竹さん。足元を確りしとかないと、インフラのメンテナンスでしくじるぞ、と一発言っておこう。