宮崎正弘の国際ニュース・早読み << CIA分析官「ロシアより中国が米穀の敵ではないのか」 (2 | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


    色んな人物の名前が毎回出てくる。しかし覚えられないぞ。そう思いません?

    米国というよりも西洋社会は何故か支那竹を崇めている様に感じるのは、気のせいだろうか?    ロシアは常に隠した扱い。支那竹は何故か格上扱い。そんな気が?

    東洋の神秘。東洋の肥溜めだろう。


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)7月29日(土曜日)
        通算第5373号   <前日発行>
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 CIA分析官「ロシアより中国が米穀の敵ではないのか」
  米議会に巣くうロシア嫌い、トランプ政権、ロシア制裁に拒否権発動か?
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 7月27日、米議会下院はロシアへの制裁強化法案を419 vs 3 という圧倒的多数で可決した。
プーチンは直ちに反応し、「報復を辞さない」と表明した。

つづけて上院も98 vs 2という圧倒的多数をもってロシア制裁案を可決してしまった。トランプ大統領がフィンランド訪問中という留守を狙った。入院中だったマケイン上院議員が議会に復帰し、共和党の空気を変えた。

ただし留意しなければならないのは議会がトランプのやることすべてに反対しているわけではなく、この「ロシア制裁法案」は、北朝鮮制裁とイラン制裁を一緒くたにした巧妙な議会戦術であり、トランプはむろん大統領拒否権を十日以内に発動できる。

この場合、上下両院とも三分の二以上の反対票をまとめて、大統領拒否権を覆すことが出来る。はたしてトランプが大統領拒否権に踏み切るか、どうか。

 CIA分析官のマイケル・コリンズ(東アジアセンター副局長)は「中国の軍事的脅威はロシアに勝っている」と米インテリジェンス界に示した(アジアタイムズ、7月27日、ビル・ガーツ記者)。

 この専門家会議はコロラド州アスペンで開催される恒例の「アスペン会議」の席上でなされたコリンズ分析官の発言である。
 「ロシアが障害というより、中国の軍事的脅威がはるかに勝っており、米国はすでにロシアとは安全保障か、軍事力削減で話し合いを行い、いつくかの協定も実現している」

コリンズは続けた。
「世界の紛争地域(ウクライナなどで)でロシアが米国の秩序に異なる方向からの行動を取っているのは事実だろうが、同時にロシアは米中の緊張が強まり長期化することを望んでいる。
 中国はアジアに於ける安定が米国の秩序によって維持されてきたことを知悉している。その過去四十年に於ける米国の安定秩序を簒奪(usurp)しようとしているのが中国だ。いやアジアばかりかジブチでは米軍基地のとなりに中国軍の基地を建設し、世界中で、米軍のよる秩序を奪おうとしているのだ」。


 ▲米国の敵はロシアではなく中国ではないのか

 こういうコリンズとて、米中の軍事対決は予測していない。この点では、ハーバード大学のグラハム・アリソンとは意見が異なる。ハリソンはハーバード大学ケネディ行政大学院初代院長。クリントン政権前期に政策担当国防次官補。対ロシア(旧ソビエト)政策を担当したその筋の権威で、キューバのミサイル危機を論じた代表作は『決定の本質』(日経BPクラシック)。

 ハリソン説を駁するかのようにコリンズはこうも言う。
「中国の問題は民主主義国家ではなく、国内が不安定このうけないことであり、しかしながら彼らも地域の安定を望んでおり、対米関係を重視している。したがって南シナ海のおける一連の軍事行動は周辺国家からの反対、妨害、反中国感情の爆発など、過去数年において新しい経験、局面に直面しており、その一方で中国は国際社会の反撥にも拘わらず南シナ海で、かれらの望み通りの変化を遂げられれば、世界のほかに地域でも同じ結果を得られると過信するようになっている」。

 米国は自由航行作戦を展開する程度であり、中国は増長し、南シナ海における中国主導の秩序構築(つまり地域覇権の確立)という軍事野心と戦略目標はうまくいくと踏んでいるようである。

 コリンズは分析を次のようにまとめた。
 「中国は核心的利益の範囲を『国内と台湾』から『南シナ海』へと拡げたのだ
 中国は教訓的(didactic)実践を展開し、米国とは或る程度の緊張を持続させつつ、東アジアにおける影響力の増大を徐々に深化させる方向にある」

トランプ政権は、このような相手の長期的戦略をよく吟味して米中関係の構築、改編、つまり中国はどこまでやると米国を怒らせるかを日々教訓化しつつ、行動を展開しているという現実を認識する必要がある。いまその実験が北朝鮮をめぐる中国の次の行動で試される。

 米国とその同盟国が北朝鮮の行動に神経をとがらせて、行動を制御されていることを計測しており、中国にとって北朝鮮は戦略的緩衝地帯である。したがって米国は貿易と通商に関する中国論はあまりにも楽天主義的であり、警戒を強めるべきではないか、とコリンズは演説の結びとした。

 しかしロシアへの敵対心のほうが米国議会では強く、中国脅威論はまだまだ議会多数派の認識になっていないのが現実である。

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 ▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS ●読者之声
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(読者の声1)『新しい歴史教科書』(新版・中学社会)(自由社)英訳シリーズ その5−第3章「近世の日本―安土桃山・江戸時代」の商会です。
 第1節、第2節
『新しい歴史教科書』英訳シリーズのそ5―第3章「近世の日本」、第1節、第2節をお届けします。
 第1節:戦国時代から天下統一へ
    ?戦国大名
    ?ヨーロッパ人の世界進出 
    ?ヨーロッパ人の来航
    ?信長と秀吉の全国統一
    ?秀吉の政治と朝鮮出兵
     *宣教師の見た日本人
     *秀吉はなぜバテレンを追放したか
    ?桃山文化
 第2節:江戸幕府の政治      
    ?江戸幕府の成立      
    ?朱印船貿易から鎖国へ  
    ?鎖国日本の4つの窓口
    ?江戸の社会の平和と安定   
   対訳版:http://www.sdh-fact.com/CL02_2/Chapter%203%20Section%201,%202.pdf
      (「史実を世界に発信する会」茂木弘道)



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    在韓米軍を撤退し、北の南侵攻を促す為に・・・。

     そんな思いに囚われてる。