宮崎正弘の国際ニュース・早読み <パキスタン、中国との「鉄の同盟」に決定的な亀裂 [宮崎正弘の国 | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


    馬鹿で阿呆な土人国家と意味不明なイスラム国家。そう思いません、支那とパキスタンって。


宮崎正裕メルマ
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成29年(2017)4月29日(土曜日)
        通算第5272号   
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 パキスタン、中国との「鉄の同盟」に決定的な亀裂

  一帯一路プロジェクトの要。インドネシア新幹線に続いて深刻な暗雲

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 習近平の夢は、「一帯一路」(シルクロード構想)という世紀のプロジェクトを成功に導くことである。アジア一帯に覇権を確立するという中国の壮大な野心の実現だ。

 すでに東シナ海と南シナ海を事実上、軍事制圧し、次はロンボク海峡とマラッカ海峡の要衝であるインドネシアには新幹線プロジェクト(ほぼ挫折中)。

陸続きのラオス、ミャンマーへは水力発電所プラント、そしてスリランカに潜水艦寄港のハンバントラ港工事(これはほぼ完成)とコロンボ沖合に人口島、新都心建設(工事は三年遅れで始まったが先行きは暗い)、バングラデシュへも東南端のチッタゴン港湾工事計画。
いずれも「海のシルクロート」の通り道。同時にインドを囲む大戦略の一環でもある。

パキスタンのグアイダール港工事は、将来的に中国海軍の空母、潜水艦、軍艦の基地化を狙い、その先がジブチだ。すでに後者のジブチ政府とは合意し、中国は一万人の軍駐留規模の基地を建設する。

 パキスタンと中国は半世紀を超える「軍事同盟」である。パキスタンは事実上の軍事政権、しかも核武装国家。パキスタンには中国との合弁による戦車工場もイスラマバードの近郊にある。

 基本的にイスラム国家のパキスタンが中国と軍事同盟を組んできたのは地政学的理由が筆頭で、インドとの敵対関係から、中国の援助を必要だった。しかし無宗教の中国を、高潔なイスラムの理想を掲げるパキスタン民衆が快く思うはずがない。

 パキスタンの反中国感情は末端のレベルで苛烈、中国人労働者への襲撃、テロ事件が起こっている。
 おまけにグアイダール周辺はイスラマバード中央政府に敵対的な部族が支配する治安の悪い地区として悪名高い。


 ▼もともと発想が貧弱すぎたのだ

 中国はパキスタンの西南端グアイダール港工事を請け負い、一本のバースは完成したが、ほかは工事中。このグアイダール港から延々と道路建設、パイプライン敷設工事を敢行中で、中国との国境へいたる。
これを「パキスタン回廊」と呼ぶ。
中国とパキスタンの友好のあかし、同盟の強化の中軸にあるプロジェクトだと位置づけた。

 目算が狂った。
 すでに拙作でも途中経過報告的にレポートしてきたが、パキスタン政府が悲鳴を挙げたのである。

 第一に政府の歳入が増えるどころか、中国のもちかけてきた世紀の大プロジェクトが、歳出増となって外貨準備も底をついた。
 理由は中国の工事現場の治安悪化、そのためにパキスタンは軍の治安部隊を15000名も割いて、中国の労働者の警備にあたる。
 ついでに言えば中国人労働者とは囚人が殆どで、工事が終われば現地解散(つまり棄民)、現地に溶け込まないでコミュニテイィをつくる。このチャイナタウンの新型が、いまアフリカ諸国で顕在化し、典型がアンゴラ、ジンバブエで起きている反中国暴動である。 

 第二にパキスタン政府は、その誇り高き沽券にかけても、このプロジェクトを中国との合弁企業体が主契約者としているため、利払いがすでにかさみ始め、利息の返済が滞っているばかりか、将来のローンがパキスタン経済を破壊する危険性に気がつきだした。この資金回転が目的のひとつとして中国はAIIBを設立した。

 つまり将来の不良債権は、AIIBと、これまで巨額を貸し込んできた中国の国有銀行が負うことになる。


 ちなみにグアイダール港工事、道路、パイプラインの「パキスタン・中国回廊」のプロジェクトは総額560億ドル。
 工事完成までプロジェクトには免税措置がとられているため、歳入がなく、利払いの延滞は2017年4月現在ですでに12億ドル。免税が事由によりアテにした歳入は32億ドルだった(数字はいずれもアジアタイムズ、2017年4月28日)。

 第三は「一帯一路」プロジェクトは中国とパキスタン両国のウィンウィン関係をもたらすはずだったのに、パキスタンには一切の裨益しないことが、分かった。
 つまり、工事現場で地元の雇用はない(労働者は中国から連れてくる)。地元のレストランもホテルもふるわない(中国人はテント村などで自炊するから)。

 歳入増どころか、パキスタンは利払い遅延状態に陥った。したがって中国の描いた一帯一路は、コストから見ても蹉跌は明らかであり、金銭的負担にいずれ耐えられなくなるだろう。パナマ運河に対抗しようとして中国が建設を始めた世紀のプロジェクト「ニカラグア運河」も、昨秋からすでに工事中断に追い込まれているように。

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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1562回】  
――「正邪の標準なくして、利害の打算あり」――(?富1)
   ?富猪一郎『七十八日遊記』(民友社 明治39年)

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 蘇峰こと?富猪一郎(文久3=1863年~昭和32=1957年)は改めて説明するまでもなく、明治から昭和にかけての日本を代表するジャーナリスト、思想家、歴史家、それに評論家で知られ、『國民新聞』を主宰する傍ら数多くの著書を持つ。中でも『近世日本国民史』は、畢生の大著作といえるだろう。

 日露戦争勝利の余韻冷めやらぬ明治39(1906)年5月末、徳富は「十年振りに送らるゝ身と相成、快絶、大快絶に候」と、新橋駅を後にする。

 下関から玄界灘を越えて釜山で下船。それから京城、平壌、義州と朝鮮半島を北上し、鴨緑江を渡って安東へ。下馬塘、奉天、遼陽、大連、旅順、営口と満州の主要都市を周って南下し、山海関を越えて関内に入り北京へ。北京から天津に向い海路に出る。芝罘、威海衛と山東半島の先端に位置する要港を経て上海へ。杭州、蘇州と江南の景勝地を眺めた後、長江を遡り、武漢三鎮から湘潭、長沙、岳州と湖南省の要衝を歩き、長江を下って再び上海へ。上海からは東シナ海を一気に長崎へ。その後は、門司から瀬戸内海を経て紀伊半島を迂回して横浜へ。この間、前後78日の漫遊の旅の徒然を思いのままに綴ったのが、『七十八日遊記』である。

  冒頭に「隨處に寸閑を偸み、觸目、感興の一斑を、記載したるものにして、其の大半は、鉛筆にて、郵便はがきに、細書したるもの也」「其の印象極めて新鮮なるの機を失せす、隨記隨送したるものに過きす。其の修辭の粗雜にして、其の内容の淺露なる、寧ろ當然のみ」と記しているように、旅先での思いをハガキに託し、友人知己に郵送した体裁をとっているだけに、徳富自身、纏まった清国論と見做しているわけではなさそうだ。
 
本書後半に置かれた「觸目偶感」では「支那及支那人」の生態を“縦横無尽”に切り刻んでいるから、こちらが徳富による本格的論議ともいえる。第一級のジャーナリストの筆になるだけに、その後の日本の朝野における対中国動向を考えるなら興味は募る。だが、ものには順序がある。そこで、先ずは旅程に従って78日間の旅を追体験したいと思う。

 新義州より「鴨緑と云ふも、其實は濁流」である鴨緑江を小型船で渡れば、いよいよ「韓滿の交叉點」であり、「隨分盛大なる支那街」の安東県だ。「二三の支那商店を訪ひ、種々談話を試み」た感想を、彼らが「我が軍政の爲に、其の身體、財産の安寧を保持したるは、彼等か尤も感謝する所なるかの如くに候」とし、「何れにしても支那の役人を信するよりも、日本の役人を信し候丈は、間違いなきに似たり」と綴る。たしかに「固より彼等か本音を吹くや否やは知らされとも」と断わってはいるが、徳富は面従腹背の4文字に象徴される彼らの振る舞いに思いを致すことはなかったのだろうか。

  「何となく玩具車」のような列車で安東と奉天とを結ぶ安奉線を走る。「滿洲の木曾路」やら「滿洲の耶馬渓」やらを過ぎると、いよいよ「滿洲の大平原」に出て、「南滿鐵道と遥かに相隔てゝ、奉天を目指し、進行を續け」た。沿線の光景は「滿目荒凉劫餘の光景??たり」と。目に入る村落には木々はなく、家々も新しい。「滿洲土人の諺に曰く、露人は家を荒らし、日本人は野を荒らすと。家を焼き拂ふたるは、殆んと悉く露兵也。而して薪に窮して、樹木を焚きたるは、概して我兵に多しとかや」と。日露戦争の戦場の後が生々しい。
死闘を繰り広げた日露両国兵士が去った後、再び「滿洲土人」の生活が繰り返される。

  いよいよ奉天。奉天では街を歩き、「監獄に赴きて、一種獨特の支那流儀を觀察し、水滸傳にて讀みたる、獄屋の模樣と、照合し、大いに興味を感し」たとのことだ。奉天に拠る「盛京将軍趙爾巽と會見」している。
「温乎たる中老の人」で「支那人には珍しく瘠方」で「憂色面に溢る」。「頻に日本の新聞か、自分を誤解し居る旨辯し申され候」とか。

    ◇○▽ヒ□◎◎イ○◎○ズ○○□ミ□◇◇  

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 ▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS ●読者之声
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(読者の声1)「通州事件」連続学習会、第5回のお知らせ
「アジア自由民主連帯協議会(会長ペマ・ギャルポ)の三浦小太郎事務局長をお迎えし、「中国の民族虐殺と通州事件」というテーマでご講演いただきます。
 「通州事件」をUNESCO 「世界の記憶」へ登録申請した際には、チベットの代表と共同で、「20世紀中国大陸における政治暴力の記録:チベット、日本」というタイトルで行っております。
 三浦さんはチベットに関する登録申請資料9点をまとめる中心的な役割を果たした方です。今回は、これらチベットにおける政治暴力を主体に、ウィグル、モンゴルにおける政治暴力についてもお話しいただき、通州事件と共通する中国における政治暴力の実態、本質を明らかにしていただきます。
 詳細は下記の通りです。
 http://www.sdh-fact.com/CL/tsu5.pdf
記録
とき   5月24日午後六時
ところ  文京シビックセンター地下会議室
資料代  1000円
講師   三浦小太郎(評論家)
 皆様のご来場をお待ちしています。
(「通州事件アーカイブズ設立基金」理事 茂木弘道)

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    徳富蘇峰が知道中国に出て来た。名前は何故か、記憶に有るけど・・・。

    支那共産党政府は南京の嘘捏造を貫くために、「通州事件」を隠蔽し始めているのだ。

    野蛮人は平気で嘘を吐き、鼻高々に歴史を捏造するのだ。支那はやっぱり日本人にとっては土人なんだろうな。

    上辺だけの「謝謝」の本当の意味はなんだろうか。摩訶不思議な土人としか思えないのは妄想爺である僕だけだろうか?