知道中国 宮崎正弘の国際ニュース・早読み( 嘗て世界の工場の代表格だった広東省東莞はいま | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 支那の実情は我々には計り知れない闇が横たわっているようだ。 



宮崎正弘メルマより
http://melma.com/sp/backnumber_45206_6436294/
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)10月20日(木曜日)
        通算第5067号   <前日発行>
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嘗て世界の工場の代表格だった広東省東莞はいま 

  売春風俗嬢30万人が散っただけでも東莞GDPの10%減
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 東莞は世界の玩具の三分の一を生産していた。靴と家具のメーカーも多く、雑貨輸出の基地としても知られ、労働者は中国の地方からだけでは不足しバングラデシュ、パキスタンあたりからも低賃金に甘んじて暮らしていた。

 二年前、当局は風俗営業、カラオケバーでの売春などまかりならんとして、一斉捜索におよび数千人の売春婦、斡旋業者、場所提供者、ぽん引きなどを逮捕した。これにより、およそ30万人の風俗嬢が東莞から逃げ去った。

 爾来、工場閉鎖、縮小、企業の倒産が相次ぎ、やがて労働者も一人去り、二人去り、数万が東莞からほかに散った。
駅前どころか、商店街は軒並みシャッター通り、工場は廃墟、多くのビルは「レンタル」の表示があっても借りてはおらず、一気にゴーストタウン化した。

 「新しいイノベーションで、新しいビジネスを創造し、再び豊かにしよう」と地方政府トップは掛け声を掛けるが、言葉は虚しく虚空に吸い込まれ、地元民は「それもこれも風俗産業の手入れから、こうなったんだ。GDPはあれだけで、10%の激減。夜の享楽を求めてきた他者者も寄りつかなくなった」と当局の売春屈手入れが原因とする。

 しかしそれは問題のすり替えに過ぎず、賃金が上昇して価格競争に耐えられなくなった産業は、ほかに移転して生き延びるしかない。

 これはカタストロフィ(破局)だと、分析するエコノミストもいるが、中国一の繁栄を誇った広東省の一地域とはいえ、東莞のゴーストタウン化は、明日の中国経済の衰退を予測される典型例である。
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1481回】        
    「汚吏?縁して奸を行ひ、遂に失敗に歸せり」(内藤20)
   内藤虎次郎『支那漫遊 燕山楚水』(博文館 明治三十三年)

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 天皇を戴くがゆえに「數十志士、乃ち能く」維新回天の大業を一気呵成にやり遂げた日本と、そうではない清国とを同列に論ずることが出来るのか、と文が問い質す。そこで内藤が口を開く。

 内:北京滞在中に万里の長城に遊んだところ、各地の混乱・零落ぶりは酷いものだった。 

  仏教寺院も道教寺院も「亦皆頽敗す」。「所謂千年の弊」は清朝極盛時の康熙・乾隆の治世であっても「革まらざる也」。皇帝のお内帑金に余裕があったからこそ、「一時の太平を粉飾するを得たる耳」である。だから今こそ、改め難い悪弊を改めねばならない。だが、あなたの話を聞いていると、これはもう容易なことでないことが判る。明治維新以来の我が国30年の歩みに照らしてみるなら、どうにもあなた方の思いは成就し難いようだ。いま清国は列強から侮りを受けているが、これを跳ね返すことは至難だろう。とはいうものの、「宿弊」に較べれば御し易いように思う。この考えを「先生以て然りとなさざる乎。」

 文:私も、そのことに長く心を悩ましてきました。いずれ将来、機会をみて、あなたと諸状況を分析し、そのうえ日本の「賢人君子を得て而して」指導を願いたいと思う。紙に書いての「空言」では理解し難いところがある。やはり「兵力なければ則ち國立つこと能はず」です。国家に独立なければ国を治める道もない。これが私の考えです。あなたの「?を獲ること既に多し」。他に約束があり辞去しなければならず。この続きは他日とし、さらに御教えを願いたい。

 かくて筆談は終わる。文とは後日に漢口で再会し、さらに筆談を重ねたようだが、内藤は敢えて記してはいない。後に同じく戊戌の政変に参画した宋伯魯とも会っているが、他の客がやって来たので筆談半ばで止めてしまい書き残してはいない。但し、「氏は百事爲すに足らず、靜かに瓜分を待て、然る後に革新始めて行はれるべしといへり、頗る激語に近し」と。もう何をしても意味はない。このまま黙って列強の蚕食するがままに任せてこそ、やっと革新も緒に就こうというものだ、というのが宋の考えだろう。「頗る激語に近」いことは確かだ。どうにも破れかぶれで実現性に乏しい。これでは他力本願の文廷式の裏返しにすぎず、どちらも無責任の極み。やはり口舌の徒に過ぎないようだ。文や宋が内藤に語ったところから判断して、彼らが死を賭して戊戌の変法に参画したとはとても思えない。

 ところで文は「近人貴國に聯合するを議する者、貴國の兵力を藉らんと欲す」とし、自らは「此れ議するに足らざる也」としているが、ということは清朝変革を目指す戊戌の政変に際し、日本と「聯合するを議する」のみならず、日本の「兵力を藉」りることを目論んだ勢力があったということだろう。

 ここで山川出版社の『詳説 世界史 世界史B』(2006年)における戊戌の変法の項を引いておくと、「日清戦争敗北の衝撃のなかで、中国では、日本の明治維新にならった根本的な制度改革(変法)を主張する意見が台頭した。その中心となった公羊学派の康有為は、儒学の祖である孔子の教えは守旧ではなく積極的な改革をめざしたものだとする新しい学説をうち出し、立憲制などの改革をおしすすめようとした。彼は1898年、光緒帝を動かして政治の革新を断行させた(戊戌の変法)。しかし改革に反対する保守派は、西太后と結んでクーデター(戊戌の政変)をおこし、光緒帝は幽閉され、康有為や梁啓超らは失脚して日本に亡命し、改革は3カ月あまりで失敗におわった。」とある

 まあ高校の教科書だから、さほど詳しいことを記すこともないのだろうが、かりに戊戌の変法に何らかの形で日本人が絡んでいたとするなら、興味深いことにはなるが。
《QED》
 ▽△◎◎ヒ□◇▽イ□◎○ズ◎□○ミ○□◇ 
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)「とびっきりの講演会」のお知らせです。
いつも意外な講師、有益な内容。90名限定の講演会です。
 記
?演題 「中国経済と世界経済を分析する」
?講師 (株)富士通総研経済研究所主席研究員 柯隆 先生
?日時 平成28年11月16日(水)PM6:00 
?定員 90名(要予約)
?会場 神奈川県民サポートセンター3F 304号会議室
(JR横浜駅西口徒歩3分ヨドバシカメラ裏手)
?問い合わせ先 045-263-0055 
 予約が必要です。



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(読者の声2)宮崎さんと福島香織さんの対談『暴走する中国が世界を終わらせる』(ビジネス社)をようやく読み終えました。
内容が詰まりすぎで、途中、何回か、休憩しながら、じっくりと読みましたので一週間ほどかかりましたが、人事など習を囲むブレーンの陣容など本当に細かく、しかし最近の情報がぎっしりと書き込まれて(喋りこまれて)いたので、有益だと思いました。

 要するに習近平体制は、新聞が伝えるような磐石の体制ではない、暗殺、クーデタ、途中解任劇というシナリオがあるということですね。
党大会は無事開けるのか、他国のこととはいえ憂慮に耐えません。
(HG生、茨城)


(宮崎正弘のコメント)来週24日から「六中全会」です。ここで宇宙船「神舟」の打ち上げの成功を背中にして権力を一気に固めるか、どうか。「権力中枢」というタームが事前に頻発しているところからも、習近平体制の今後の人事と権力が焦点となる筈です。

 ところで、お読みいただいた『暴走する中国が世界を終わらせる』(ビジネス社)ですが、二刷が決まりました。多くの読者に支えられていると実感します。

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 多民族社会の支那には国家という「概念」が無かったし、今現在もないと伺えるのが、今日の「知道中国」ではないだろうか?

 命を賭けたのが維新の志士達だろう。支那にはそんな形跡も見えやしないかな。記事には日本の手を借りたいなんて有るのは?全く持って他人任せが現在まで続いているのだと思いませんか。


 日本軍が残した武器で蒋介石軍を台湾へ追いやったわけだが、それを実力と勘違いしているのが人民は違法軍という当時の八路軍。

 武器が最新兵器だと、喧伝するが果して日本人の様に習熟するまで訓練されているとは到底思えないな。まして命を懸けて闘うと言う精神の持ち主がどれ程居るのだろうか?口だけ支那人がいる事だけは確かだろう。


 除染が現実に成ろうとしている。そのとき、支那朝鮮はどんな反応を見せるのだろう。